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EVを「ハイブリッド化」するパワートレイン 既存モデルに後付け、開発コスト削減へ

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EVを「ハイブリッド化」するパワートレイン 既存モデルに後付け、開発コスト削減へ

中仏の合同開発 需要増見込む

中国の吉利汽車とフランスのルノー・グループのエンジン製造合弁会社であるホース(Horse)は、EVに後付け可能なハイブリッド・パワートレインを発表した。

【画像】潮流に乗ったマルチパワートレイン車【フィアット600のハイブリッドとEVモデルを写真で見る】 全30枚

エンジン、電気モーター、トランスミッション、関連電子機器を1つのユニットにまとめ、EVのメイン駆動モーターと同じスペースに収めることができる。

これにより、既存モデルを容易にハイブリッド化することができる。自動車メーカーにとっては、モデルを全面的に再設計したり、新しい製造ラインを立ち上げたりする必要がないため、コスト削減につながる。

ホースによると、このパワートレインは、ガソリン、E85エタノール混合ガソリン、純メタノール、合成燃料に対応しているという。

従来のパラレルハイブリッド(車輪を駆動)としても、レンジエクステンダー(駆動モーター用の発電)としても動作可能だ。

ユニットは、車両のサブフレームに取り付けられる。EVのフロントモーターの代替として設計されているが、エンジン車のプラットフォームにも使用できる。

昨今、複数のメーカーがEVへの移行ペースを緩めている。

注目すべきは、フィアットがハイブリッド・パワートレインを搭載した新型500eの開発を進めている点だ。これはEVの販売不振を補うための戦略とされている。

ホース・パワートレイン社のCEO、マティアス・ジャンニーニ氏は次のように述べた。

「過去10年間、バッテリーEVがネットゼロへの唯一の道筋と見られ、OEM各社はそれに合わせて計画を立ててきました」

「しかし、現在は技術中立の世界へと移行しつつあり、さまざまな市場や用途がそれぞれ独自の持続可能モビリティの道を追求しています」

ジャンニーニ氏は、同社の新ハイブリッドユニットについて「OEMは製造プロセスやリソースの支出を最小限に抑えながら、パワートレインの多様化を実現できる」と利点を強調した。

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