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ホンダ ステップワゴン AIRに内装機能を充実させた「AIR EX」グレードを、またスパーダにブラックエディションを追加

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ホンダ ステップワゴン AIRに内装機能を充実させた「AIR EX」グレードを、またスパーダにブラックエディションを追加

2025年5月15日、ホンダはステップワゴン(STEP WGN)にふたつの新グレードを追加した。エアー(AIR)をベースに上級装備とした「エアーEX(AIR EX)」と、e:HEVスパーダ プレミアムラインをベースにブラックのアクセントカラーを採用した「e:HEVスパーダ プレミアムライン ブラックエディション」で、同月16日に発売となる。

タイトル写真:ホンダ ステップワゴン e:HEV エアーEX(右)と、ステップワゴン e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション(左)

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シンプルデザインという、確固たる個性を持つステップワゴン
日本国内でも有数の市場規模を誇り、2024年度に約28.3万台という販売台数を記録したミドルサイズミニバンのジャンル。去る2022年に大変革が起きていたことは記憶に新しい。古くは1990年代からライバル関係にあった4モデル、トヨタ ノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴン、そして日産 セレナが揃って同年内にフルモデルチェンジしてミニバン市場を賑わせた。

デザインやパワートレーン、先進運転支援システムや快適装備などさまざまな個性を持って登場した各モデルだが、その中でも同年5月に発売されたホンダ ステップワゴンのスタイリングは新鮮だった。

近年登場したクルマは国産ミニバンに限らず、軽自動車から高級輸入車にいたるまで存在感とブランドとしての個性を高めるため、ひと目でそのモデルだと判別できるようなフロントマスクを与えられていることが多い。システム稼働中はつねに光っているデイタイムランニングライトの形状、クロームメッキパーツの配置、フロントグリルやエンブレムの大型化など手法こそそれぞれ異なるものの、結果として「押しが強いデザイン」を採用するモデルが揃う。そして実際にユーザーからの人気も高いことは販売実績からも見て取れる。

そうした状況の中でフルモデルチェンジしたステップワゴンの、とくにエアーのスタイリングはとにかく「シンプル」のひと言に尽きる。「丸いのはフェンダーラインだけ」と思わせるほど直線的なボディパネルで構成されて、しかもクロームメッキをはじめとする華美な装飾は最小限。それでいて安っぽさはなく、逆に上品さや優しさを感じられる佇まいは最近のミニバン市場にあって新鮮だ。

機能充実化でエアーはアッパーグレードに
それゆえ競合他社ブランドからの買い替えユーザーの割合は、従来からアッパーグレードとしてラインナップされてきたスパーダの24%より圧倒的に多い41%となっている。こうした傾向、そしてエアーに対する評価の高さはホンダの狙いどおりであると同時に、想定以上の結果だったのかもしれない。「エアーの外観はそのままに、機能を充実させたグレードが欲しい」というユーザーからの声が増え、そのニーズに応えるように、より上級装備を採用した「エアーEX」が追加されたのだ。

2L直4エンジン+2モーターによるハイブリッド(e:HEV)と、1.5L直4ターボエンジン搭載車の両方に用意されたエアーEXには、運転席&助手席シートヒーターや全列USBチャージャー(タイプA:1ポート+タイプC:5ポート)、2列目オットマン(7人乗り)、本革巻ステアリングホイール、パドルシフト(1.5L)/減速セレクター(e:HEV)、トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンといった、乗員の快適性を高めてくれる内装装備が充実することになる。

内装以外でも、リアゲートの開度を記憶させるメモリー機能つきのパワーテールゲートは、最小開度を22度(従来52度)/必要スペースを480mm(同910mm)に改良したうえで採用される。いつも駐車する場所の後方スペースが大きくない場合に役立つ機能だ。こうした装備の追加により、エアーEXとスパーダはシート表皮やインパネガーニッシュなど素材&カラーの違いこそあるものの、機能性を比較するとほぼ同等になったことになる。

シンプルで上品というキャラクターづけによって確固たる個性を獲得したステップワゴン エアーは、エアーEXの追加により従来あったベーシックグレードというイメージから脱却して、アッパーグレードに昇格した・・・今回の発表はそんな印象を感じさせるものだった。

ただし、従来ラインナップされていた「e:HEV車のエアー」グレードは廃止、「1.5L車のエアー」は7人乗りFF仕様だけを残すなど、駆動方式/グレードの再編も行われている。

また、エアロ装備でまとめられたスパーダ系グレードにも「e:HEVスパーダ プレミアムライン ブラックエディション」が追加された。こちらはその名のとおり、主に外装のパーツを黒基調で統一したモデルで、フロントグリルガーニッシュや前後左右のロワガーニッシュにブラッククロームメッキ加飾を採用、またホイールやアウタードアハンドルの色をブラックに変更したグレードとなる。

発売はいずれも2025年5月16日だ。

ホンダ ステップワゴン ラインナップ
エアー(1.5Lターボ/7人乗り/FF):334万8400円
エアーEX(1.5Lターボ/7人乗り/FF):354万3100円
エアーEX(1.5Lターボ/7人乗り/4WD):376万3100円
エアーEX(1.5Lターボ/8人乗り/4WD):378万5100円
スパーダ(1.5Lターボ/7人乗り/FF):360万3600円
スパーダ(1.5Lターボ/7人乗り/4WD):382万3600円
スパーダ(1.5Lターボ/8人乗り/4WD):384万5600円
スパーダ プレミアムライン(1.5Lターボ/7人乗り/FF):387万3100円
スパーダ プレミアムライン(1.5Lターボ/7人乗り/4WD):406万3400円
e:HEV エアーEX(2Lハイブリッド/7人乗り/FF):393万8000円
e:HEV エアーEX(2Lハイブリッド/8人乗り/FF):396万円
e:HEV スパーダ(2Lハイブリッド/7人乗り/FF):399万8500円
e:HEV スパーダ(2Lハイブリッド/8人乗り/FF):402万0500円
e:HEV スパーダ プレミアムライン(2Lハイブリッド/7人乗り/FF):426万8000円
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション(2Lハイブリッド/7人乗り/FF):440万6600円

[ アルバム : ステップワゴン エアーEXとスパーダ ブラックエディション はオリジナルサイトでご覧ください ]

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