■東北自動車道の逆走事故から考える課題とは
2025年4月26日に東北自動車道で逆走車両による死亡事故が発生しました。
事故原因は警察が捜査中ですが、本線と出入口車線が同一平面で交わる「平面交差」も議論の的になっています。
この平面交差とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
様々なカタチで報道されたこともあり、大きな話題となったこの逆走事故。
実際にどのような事故だったのか、この区域を管轄するNEXCO東日本の担当者は事故の概要を次のように語ります。
「逆走車両と順走車両の正面衝突により、それぞれの運転手がお亡くなりになったこと、その事故に よって発生した渋滞の末尾に大型トラックが追突し、追突された車両に乗っていた1名がお亡くなりになったことは把握しています。
一方で、逆走の原因などは現時点で警察による捜査中であり、不明となっているため、当社からの 回答はできない状況です。
平面Y型が今回の事故によりクローズアップされていますが、 今回の事故原因は現在警察による捜査中です。
平面Y型交差点部が要因(逆走開始地点)となったかは現時点では不明であることをご承知おきください」
正確な原因は不明であるものの、事故発生地点付近に「平面交差」があったことが指摘されており、一部では原因の一部ではないかと見る向きもあります。
なお平面Y型交差点での逆走事案は、2015年から2023年までの総事案数1879件のうち33件、全体の約2%という状況です。
■近年話題となる「逆走」 高速道路での対応は? ドライバーは何に気をつける?
逆走に関しては以前から問題となっていたこともあり、国や自治体、警察そしてNEXCOを始めとする管理会社は様々な対策を講じてきました。
NEXCO東日本における対策内容について、前出の担当者は次のように話しています。
「これまで(事故前)の逆走対策としては、平面Y部はカラー舗装、矢印路面標示、注意喚 起標識などを設置していました。
それ以外にも、分岐部の矢印路面標示や、料金所内プラ締め切り、特別転回の案内標識、合流部の矢印路面標示、ガードレールへの矢印表示板、ラバーポールなど各種対策を実施済みです。
また、今回の事故を受けて、同様のIC構造の箇所において、従前の対策に加えて、電光掲示板・矢印看 板・逆走防止看板の設置といった更なる対策を行いました。
今後の警察の捜査状況を踏まえ、今回の逆走事故の原因を分析し明らかにした上で、 必要に応じて逆走対策を実施していきたいと考えております」
一方ドライバー側はどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。前出の担当者は次のように話します。
「高速道路本線上から降りてきて平面交差部に差し掛かる際は、前方(進行方向)を充分に注意し、 速度を落として走行をお願いします。
また、料金所を通過してから本線に流入する際に、平面交差部に差し掛かる際は、案内標識や路面標示等に従って走行いただくとともに、運転前に事前に目的地までの通行ルートを確認するなど、ご協力をお願いいたします。
逆走車を発見した場合は、同乗者からの110番か、最寄りのサービスエリア等の非常電話、もしくは料金所スタッフへ申し出ていただくようご協力をお願いします。
あわせて、本線上で逆走車を発見した場合は、路肩等の安全な場所に停車し、衝突を避けてください。逆走車は追い越し車線を走行してくる傾向があります」(Peacock Blue K.K.)
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みんなのコメント
知能は誰でも衰えるものなので、誰でも合格するような認知機能検査のようなものではなく、ちゃんとふるいにかけるべき。
本人が自覚して返納するのが一番だが、既に衰えた知能の持ち主にそれを期待するのは間違い。