【MotoGP】表彰台まであとすこし……！ LCRホンダのザルコ、カタールGPの走りに励まされる「こういうレースのために走ってるんだ」

　LCRホンダのヨハン・ザルコは、MotoGPカタールGP決勝で5番手と上位フィニッシュ。この結果にはザルコも喜びを見せた。

　ザルコはカタールGPで予選7番手とまずまずの位置を確保したが、スプリントレースではリヤにソフトタイヤを選んだ結果、振動の問題が悪化してしまい、安全でないと判断したことでリタイアに終わっていた。

　しかし決勝では一転好調で、序盤は8番手を走行。ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）を追い抜き、アレックス・マルケス（グレシーニ）とファビオ・ディ・ジャンアントニオ（VR46）の接触もアドバンテージとして、5番手を長く走行した。

　その後はトップから陥落したフランコ・モルビデリ（VR46）を抜き、3番手のフランチェスコ・バニャイヤ（ドゥカティ）にも迫って行く場面があった。ただ最終的にはモルビデリを抑えきれず、5番手でのフィニッシュとなった。

「アレックスとジャンアントニオの接触が僕にとってかなり助けになったのは明らかだね。彼ら有力ライダーのことを後ろに置くことができたから」

　ザルコはそう語る。

「いくつかポジションを上げたことが、ペースを維持する助けになってくれたんだ」

「モルビデリが大きくポジションを落としていった時、僕はタイムをあまり無駄にすることなく追い抜いて、ペッコ（バニャイヤ）にも追いつこうとしたけど、そこがこのレースで一番難しい瞬間だった。後続に大きくギャップをつけられなくて、タイムをロスしてしまった」

「終盤、モルビデリに追い抜かれたあとは、アルデゲル（フェルミン・アルデゲル／グレシーニ）もそこにいるのが分かった。でもフランコに近づこうとできるだけのベストを尽くしたよ。4位をとれる可能性があったんだ。最終ラップでも、フランコは良い走りをしていた。そのおかげで僕も良い走りができて、5番手を守れたんだけどね。だからかなり満足している」

　最終的にマーベリック・ビニャーレス（テック3）がペナルティを受けたことで4位となったザルコだが、今回のように表彰台を狙える走りをできたことに、大きく励まされたと語った。

「とても嬉しいよ」

「かなり良いペースを維持することができた。表彰台を狙うことのできるペースを維持できるという希望を抱けるのは、凄く素晴らしいことなんだ。僕はこういったレースのために走っているし、これが大好きなんだ」

「振動の問題がでなければ、日曜は良いレースをして上位陣に食らいつけると話していただろう」

「まさにその通りになったから、凄く満足している。ちょっとした振動はあったけれど、コントロールできるものだった。ライディングで問題を最小限に抑えられたんだ。スピードも発揮できて、問題もコントロールできていることが確かめられて凄く嬉しい。簡単じゃないけど、パフォーマンスをこれからも高めていきたいね」

Comments

[gid********]

この方が一番ホンダに貢献しとるよ

[Nobody]

よほどのアクシデントでもない限り表彰台は難しいだろうけど、ザルコが頑張ってると嬉しいね