3月7日、株式会社ブリヂストンは、2025年のモータースポーツ活動計画を発表した。チームごとの体制でも徐々に明らかになっていたが、FIM世界耐久選手権(EWC)では3チームのタイヤ供給から5チームの供給へ拡大したことが正式にアナウンスされた。
ブリヂストンは、現在2輪のトップカテゴリーレースでは、国内は全日本ロードレース選手権、海外では耐久レースであるEWCなどにタイヤを供給している。EWCにおいては使用チームはあったが、初めてタイヤサプライヤーとして参加したのは2016-2017シーズンからだった。F.C.C. TSR Honda Franceに続き、同年第2戦からはYART Yamaha Official EWC Teamにも供給を始めた。
3チームへの供給がスタートしたのはヨシムラとSuzuki Endurance Racing Teamがタッグを組み、ヨシムラSERT Motulとして参戦を始めた2021年からだった。また、EWCは2輪の世界選手権においては現在唯一の複数のタイヤメーカーがタイヤを供給するレースであることを考えれば、鈴鹿8耐は17大会連続優勝、シリーズとしては4年連続、5度目のタイトルを獲得していることは圧倒的な成績だ。
その実績もあり、近年はブリヂストンタイヤを使用したいチームが多かったが、3チームより増えることはなく実現してこなかった。ところが、今年はTSRホンダ、YARTヤマハ、ヨシムラSERTに追加して、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMとKawasaki Webike Trickstarがブリヂストンにスイッチすることになった。これで、トップチーム5メーカーがタイヤにおいては同条件でトップ争いを展開することになりそうだ。
さらに、2025年の鈴鹿8耐においての供給チームは未定ではあるものの、例年通りであればTeam HRC、DUCATI Team KAGAYAMAや国内トッププライベーターなどもその争いに加わってくることも予想されるため、これまで以上にメーカー間での戦いが激しくなってくるだろう。
複数のタイヤメーカーのコンペティションの面としては、現状は一強の体制となっているが、他メーカーの開発が一気に進んでいることもあり数年後には戦闘力も揃うことが期待できる。しかし、今季においては5チームへのタイヤ供給となることでEWCのトップ争いは確実に楽しくなること間違いなしだ。
[オートスポーツweb 2025年03月10日]
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