■精悍デザインへ一本化!
2025年12月15日、スズキは軽乗用車「ワゴンR」の一部仕様変更(一部改良)を発表し、同日より販売を開始しました。
【画像】超カッコいい! これが大幅刷新の「“新”ワゴンR」です! 画像で見る(30枚以上)
それまで3タイプあったボディスタイルを1本化するなどの合理化が図られるいっぽうで、ベーシックグレードも精悍なデザインとなったほか、5速MTモデルも存続するなど、盛りだくさんの話題に注目が集まっています。
そんな大幅刷新で生まれ変わった“新ワゴンR”に対するユーザーの反響などについて、首都圏のスズキディーラーに問い合わせてみました。
1993年9月、これまでの軽自動車のイメージとは異なる1台のニューモデルがデビューしました。
その名はワゴンR。
当初ワゴンRは「ZIP(ジップ)」という名前でデビューする予定だったといいます。
しかし「セダンもあるけどワゴンもある=ワゴンR」の語呂の響きがよかったことから、ワゴンRのモデル名となったのです。
発売当時は「クルマより楽しいクルマ」というフレーズでデビューしたワゴンR、この「R」には「Revolutionary=画期的」と「Relaxation=くつろぎ」の意味が込められています。
「低い車高で狭い」「商用車派生車で乗り心地が劣る」というそれまでの軽自動車の概念を覆し、「軽自動車なのに車内が広い」、「元祖トールワゴン(ハイトワゴン)」を実現したスズキを代表するモデルのひとつとなったのです。
2006年から2011年までの5年間にわたって年間軽自動車の販売台数第1位の記録を達成したほか、2025年8月4日には、ワゴンRシリーズの世界累計販売が同年6月までに1000万台を達成し、その記録は現在も更新され続けています。
ワゴンRは、まさに軽自動車の歴史を変えた1台といえるでしょう。
現行モデルのワゴンRはシリーズ6代目にあたり、2017年2月にデビューしています。
最新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用しさらなる軽量化を図ったほか、標準、ハイブリッドFZ、ワゴンRスティングレーと3タイプのフロントデザインを用意し豊富な選択肢を設けるなど、ユーザーの多様な趣味嗜好にあわせたモデルチェンジとなりました。
その後2022年のマイナーチェンジでは新たに「ワゴンR カスタムZ」が加わり、新たな3タイプのマスクラインナップとしています。
今回実施された一部仕様変更では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、安全機能を刷新しています。
また、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイや、車線逸脱抑制機能を標準装備とするなど、運転支援機能を充実。
そのほか、一部のグレードにステアリングヒーターを採用するなど、快適装備も充実させています。
さらに減衰接着剤の塗布などにより、快適な乗り心地と高い操縦安定性・静粛性を実現したといいます。
そして大きな変更となったのが外装です。
これまで3タイプが用意されていた外観デザインを1つに集約し、精悍なカスタムZのデザインをベースに、立体感を強調するグリル造形と表情豊かな3Dテクスチャーを用い、フロントデザインを一新したのです。
ボディカラーは、新色となる「ベルベットダークレッドパール」、「ルーセントベージュパールメタリック」の2色を設定しています。
グレードは、660cc自然吸気(NA)ガソリンエンジンを搭載する「ZL」を新設定し、同NAエンジンとリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッド車「HYBRID ZX」との2グレード体制となりました。
トランスミッションは5速MTまたはCVTが設定され、駆動方式は2WDと4WDが選べます。
いっぽうでスティングレー・カスタムZ廃止にともない、より高性能なターボエンジン車はカタログ落ちしています。
新ワゴンRの車両価格(消費税込み)は、143万円から182万9300円です。
大きな仕様変更が行われたワゴンRの反響や納期について、2025年12月下旬に首都圏にあるスズキディーラーに問い合わせてみました。
北関東のとあるスズキディーラーの営業スタッフは、次のように話します。
「マイルドハイブリッドモデルをお選びになるお客様と、ガソリンエンジン車の5速MTをお選びいただくお客様で2分されている印象があります。
MT車は根強い人気があり、2ペダルのCVTはどうしても馴染めないので助かるというお声をいただいたことがありますね。
ご納期については、グレードにもよりますが、2か月から3か月+αといったところです」
いっぽう、首都圏近郊のスズキディーラーにも問い合わせてみました。
「新しいデザインは評判を集めそうで、今から期待をかけているところです。
現行ワゴンRの人気のグレードは、HYBRID ZXの2WDですね。メインは60代のお客様で、(より背高でスライドドアの)スーパーハイト系までの大きさや広さは不要だということで購入されています。
こちらにメーカーオプションの『全方位モニター用カメラパッケージ・スズキコネクト対応通信機』を選ばれる方が多いです。
ご納期に関しては2か月前後、グレードや装備によっては3か月を超えてしまう場合もあります」
※ ※ ※
ラインナップは縮小してしまいましたが、マイルドハイブリッドモデルであっても200万円を切る車両本体価格や、希少なMTモデルの存在はどれも魅力的に映ります。
今回の一部改良は、根強い支持をもとにしたスリム化ともいえ、精悍になったデザイン効果も相まって、これからも世代を問わず多くのユーザーから愛されていくことが予想されます。(松村透)
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みんなのコメント
スズキはスペーシアを売るのに力を入れるから、ワゴンRのグレード整理をしたのです。
「反響殺到!」「熱視線」の記事が多いこと多いこと。
AIはそんなに馬鹿じゃないか…。