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ダイハツ タフトが価格発表。早速ですがスズキ ハスラーと比べてみた

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ダイハツ タフトが価格発表。早速ですがスズキ ハスラーと比べてみた

打倒ハスラー…なるか!? 約1万円安い!

6月10日、ダイハツは新型軽クロスオーバー「TAFT(タフト)」を発売した。タフトは、2019年に発売したタント、ロッキーに続く新生代クルマづくり「DNGA」第3弾。ダイハツの主力車種として、拡大傾向にある軽クロスオーバー市場に投入される。

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昨今の軽クロスオーバーといえば、スズキ ハスラーが一人勝ち状態。ダイハツも2015年、「キャスト」シリーズにクロスオーバースタイルの「アクティバ」を設定したが、ハスラーの牙城を崩すことはできず…。今回のタフトは、そんな悔しい思いを晴らすダイハツの意欲作だ(ちなみにキャストは現在、「スタイル」のみの販売となっている)。

ハスラーは2019年12月に2代目に移行。キープコンセプトながら、たくましいスタイルに進化している。タフトも、SUVらしいタフさをコンセプトに、特徴的なアイテムを取り入れて「対ハスラー」の準備は万端だ。

■価格を比較してみる

早速ではあるが、タフトとハスラー、2車の価格を比較してみよう。

〈タフト〉135万3000~173万2500円
〈ハスラー〉136万5100~174万6800円

2車ともFFと4WDをラインアップ。上級グレードはタフトがG、ハスラーがXとなっている。価格はタフトのほうが全体的に1万円ほど安い設定だ。

■エクステリアを比較してみる
同じ軽クロスオーバーではあるが、ハスラーは丸目、タフトは角目とその雰囲気は真反対だ。
タフトはボディラインがパキッとしたデザインが特徴。ハスラーは角張ったなかにも丸みを持たせており、柔らかい雰囲気。ハスラーは新型からクオーターウインドーを設けたのが特徴。可愛らしさという点ではハスラー、たくましさではタフト、といった感じだろうか。

■インテリアを比較してみる
インパネを見ると、インパクトという点ではハスラーが上。メーター、センタークラスター、助手席側インパネアッパーボックスを同一形状とした個性的なデザインだ。一方でタフトはオーソドックスなデザイン。ただタフトはシート表皮カラーが前後シートで異なるなど遊び心も。

■ハスラーにはないタフトの自慢
そして、タフトには飛び道具が。それは大開口を実現したスカイフィールトップだ。開閉可能なシェードが付き、開けばオープンカーのような開放感が得られる。しかもこれ、なんと全車標準装備なのだ。もちろん、紫外線や赤外線を減らすスーパーUV&IRカットガラスを採用している。

■荷室を比較してみる
荷室スペースは、いずれも汚れにくい素材でアクティブに使える仕様。タフトはラゲッジのフレキシブルボードを上部にも立てかけられる(オプション)。
ただ、決定的に違うのは、後席をスライドできるかどうか。タフトは背もたれ前倒しのみだが、ハスラーは前倒しに加えてスライドも可能なため、荷室スペースと居住空間のやりくりが可能だ。しかも荷室側からスライドできるため便利だ。

■パワートレーンを比較してみる
タフトは、タント譲りの新開発エンジン&トランスミッションを搭載。エンジンは、複数回点火(マルチスパーク)の採用や、燃料噴射方法の改良(スワール噴射)によって、燃焼効率を向上。またCVTは、ベルトに加え、より伝達効率を高いギヤを組み込むことで力を分割(スプリット)してタイヤに伝達する「D-CVT」を採用する。

ハスラーは、全車マイルドハイブリッド。NAエンジンでも出だしは力強く街なかでも扱いやすい。ターボは坂道や多人数乗車でも余裕がある。
タフトはまだ未試乗だが、タントよりも軽い車重を考慮すればなかなか力強い走りを見せてくれるに違いない。

■走破性を比べてみる
軽クロスオーバーだから、ある程度の走破性にも期待したい。そこで、2車のアプローチ/デパーチャーアングル、最低地上高を比べてみる。

まず最低地上高は、タフトが190mm、ハスラーが180mmとタフトが勝っている。一方アプローチアングルはハスラー、デパーチャーアングルはタフトがそれぞれ勝っている。

また、それぞれに空転した車輪に制動力を、もう片輪に駆動力を加えてスリップを制御するシステム(タフトは「グリップサポート」、ハスラーは「グリップコントロール」)を装備。また、ハスラーは下り坂などで低速走行を行い、ステアリング操作に集中できる「ヒルディセントコントロール」も用意されている。この機能はタフトにはない。

■先進安全装備を比較してみる
先進安全装備に関しては、タフトが一枚上手だ。新しいステレオカメラを採用、タントよりも進化している。またパーキングブレーキは電動式で、オートホールドも行う。クルーズコントロールは全車速追従機能付きで、さらに車線維持のためにステアリング支援まで可能だ。

ハスラーもクルーズコントロールは全車速に対応するが、停止後はブレーキホールドを行わない。また車線維持機能もなく、車線維持警報にとどまる。

タフトの電動パーキングブレーキは、緊急停止を感知すると車両情報や故障情報、位置情報などを自動で通知。救急車両などの手配を行ってくれる「つないでサポート」と連携を行うのだ。

■まとめ:どっちが魅力的?
機能面で比較すれば、やはり新しいほうが優れているのは今回の2車に限ったことではない。つまり先進安全装備などの面ではタフトに軍配が上がる。

燃費面を比較すると、マイルドハイブリッドの実力はすでに証明されており、スズキ車は昨今の軽自動車のなかでもトップクラス。タフトは新エンジンなど搭載はしているが、ハスラーには敵わないだろう。カタログ燃費は、下記のとおり。

〈WLTCモード燃費比較〉
・タフト
NA…20.5km/L(FF)、19.7km/L(4WD)
ターボ…20.2km/L(FF)、19.6km/L(4WD)

・ハスラー
NA…25.0km/L(FF)、23.4km/L(4WD)
ターボ…22.8km/L(FF)、20.8km/L(4WD)

日常はもちろん、アウトドアなどにも出かけたくなるタフトとハスラー。街なかに溢れかえること間違いなしか…? となるとカスタマイズも気になるところ。というわけで、早速ダムドがこの2車のカスタマイズパーツを発表している。下記リンクよりチェックしてみてほしい!

〈文=driver@web編集部〉

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みんなのコメント

27件
  • タフト、先のプレス発表会の資料には「オフロード走行は推奨しません。もし走行する際は十分安全に配慮して下さい」の一文が。

    ハスラー、「あらゆるシチュエーションでの走行を想定」。ヒルディセント・コントロールやスノーモード等々。

    オフロード走行性能のみで考えればハスラーに軍配が挙がりそう。
  • タフトはヒルディセントコントロール省いちゃったんだ
    名称は違うけどキャストアクティバにはダウンヒルコントロールが付いていたのに
    見た目はゴツくなったのに四駆システムは退化してるじゃん・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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