■2人乗りの「めちゃ小さいクルマ」に大注目!
世界的な高級車メーカーとして知られる「BMW」。
しかしかつては、「イセッタ」という斬新なコンパクトカーを製造・販売している時代もありました。
それは一体どのような特徴を持つモデルだったのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが斬新「めちゃ小さいクルマ」です!(8枚)
このイセッタは卵型のボディを採用する超小型車で、乗り降りするためのドアが「車体の正面」に付いているという、ユニークな構造が特徴。
1950年代にBMWが販売し、大きな成功を記録したモデルです。
まずBMWの歴史を振り返ると、1950年代の同社は現在のような一般ユーザー向けのスポーツセダンを数多く輩出するメーカーではなく、戦前の流れをくむ高性能スポーツカーや超高級車を作る自動車メーカーでした。
そのため、戦後の混乱期にはリーズナブルな大衆向けモデルの需要が高まったものの、そのようなユーザーに求められるモデルを持っていなかったのです。
そこでBMWは、イセッタを開発・販売していたイタリアの「イソ社」と交渉し、同車の生産権を獲得。1955年に「イセッタ250」として販売開始しました。
これは単なるライセンス生産ではなく、ヘッドライトの形状変更などの独自アレンジやサスペンションの改良といった再設計も行われ、エンジンも同社のバイク「R25」用の247cc単気筒4ストロークエンジンに換装していました。
そんなイセッタのボディサイズは、全長2285mm×全幅1380mm×全高1340mm(生産時期によって差異あり)と、極めて小さな車体に大人2名が横に並んで乗車できます。
1955年末には、排気量を298ccに拡大した「イセッタ300」を発売。最高出力を従来の12馬力から13馬力にアップさせたほか、窓を車体に即した形状から開閉式に変更しているため、イセッタ250と見た目で区別することが可能です。
本家であるイソ・イセッタが生産を終えた後も、BMW製のイセッタは順調に販売台数を伸ばし、ドイツのみならず北欧や北米へも輸出を開始。日本にも愛好家がおり、博物館のほかイベントなどで走行する姿を見ることが可能です。
じつはイセッタはBMWのほかにもフランス、スペイン、ブラジル、アルゼンチンなどでもライセンス生産されましたが、BMW製の人気は群を抜いており、1960年代前半までに約16万台が生産されたのでした。
また、1957年にはイセッタ300の車体を後方に延長し、4人乗りとした「600」も登場。
こちらはバイク用の582cc水平対向2気筒4ストロークエンジンを車体後部に搭載したモデルで、リアタイヤは一般的なクルマと同じ位置に配置されましたが、前席用の前面ドアは保持されたままでした。
しかし600は外観・設計が奇異だったこと、4人乗りとしては車体サイズが小さかったこと、そして完成度の高い大衆車が出現していたことなど、多くの要因が重なってあまり売れず、2年間で約3万5000台を生産したのみで販売を終了。
その後の1961年には、同じバイク用エンジンを載せたリアエンジン車ながらも、いかにもクルマらしい見た目を持つ「700」が登場して大成功をおさめ、現在のBMWを築き上げる原動力となったのです。
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