中古車購入ガイド [2026.05.09 UP]
BMW 5シリーズ(G30) 前期と後期でどう違う?|輸入車の前期後期を比較
プレミアムセダンのなかでもメルセデスと並び人気が高いのがBMW 5シリーズ。3シリーズからのステップアップはもちろん、国産高級ミニバンからの乗り換えにもぴったりの1台。また、5シリーズはノイエクラッセの時代から現在まで連綿と続くモデルラインにあり、BMWの中核をなす重要なポジションとなっている。そこで今回は、BMW 5シリーズ(G30)の前期と後期を比較しつつ、その中古車動向を探っていこう。
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BMW 5シリーズ(G30)ってどんなクルマ?
2017年1月、5シリーズはフルモデルチェンジを受けて通算7代目(G30)となった。エクステリアは、先代と比べて力強さが増し、クーペのようなルーフラインやショートオーバーハングのプロポーションはBMWならではの気品を備えている。特に注目なのがフロントまわり。BMWのアイコンともいえるキドニーグリルをヘッドライトに繋げることで、ワイド感を強調したデザインとなった。インテリアでは、コックピットの配置をドライバーの方に傾けた非対称フォルムを採用。厳選された素材で仕立てられ、極上のツーリング体験を提供してくれる。
ボディ構造には、アルミニウム合金、高張力鋼版、マグネシウム合金を積極的に採用し、先代と比べて約80kgもの軽量化を実現。また「540i xDrive」には、前後でトルクを可変配分し最適なトラクション性能を確保する最新の4WDシステムを導入した。そのほか、安全面ではドライビング・アシスト・プラスを標準装備(523iのスタンダード仕様を除く)。こちらにはステアリング操作をサポートする「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」などの新機能を導入したのがトピックだ。
パワートレインは、2.0L 直4ターボ(523i、530i)、2.0L 直4ディーゼルターボ(523d)、3.0L 直6ターボ(540i、540i xDrive)、2.0L 直4ターボのPHEV(530e)と、発売当初からバリエーションが豊富。いずれも燃費とパワーを両立したもので、特にクリーンディーゼルの523dは、JC08モード燃費21.5km/Lという低燃費を実現している。
グレード駆動方式エンジン特徴523iFR2.0L 直4ターボガソリンのエントリーモデル530iFR2.0L 直4ターボガソリンの上級モデル523dFR2.0L 直4ディーゼルターボクリーンディーゼル搭載車523d xDrive4WD2.0L 直4ディーゼルターボクリーンディーゼルの4WD540iFR3.0L 直6ターボ6気筒ターボの上級モデル540i xDrive4WD3.0L 直6ターボ6気筒ターボの4WD530eFR2.0L 直4ターボ+モータープラグインハイブリッドM550i xDrive4WD4.4L V8ツインターボ快適性と走りを両立した高性能モデルM54WD4.4L V8ツインターボフラグッシップのハイエンドモデル
5シリーズ(G30)の前期と後期はどこで区別されるの?
5シリーズ(G30)は2017年1月に日本での販売がスタートし、現行型の5シリーズ(G60)が登場する2023年までの間、およそ6年間販売された。今回はその主な変遷を振り返ってみよう。
2017年1月:フルモデルチェンジ
2017年6月:5シリーズツーリングをフルモデルチェンジ
2017年8月:コネクテッド・ドライブを標準装備
2019年1月:「M5 コンペティション」を追加
2019年7月:「523d xDrive Mスピリット」を追加
2020年9月:マイナーチェンジ ⇦ ここが分かれ目!
2020年9月:Mシリーズがマイナーチェンジ
5シリーズ(G30)は2020年9月にマイナーチェンジを実施。エクステリアをリニューアルし精悍なデザインになったほか、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を全車標準搭載。これによりステアリングから手を離しての走行が可能となっている。この改良以前のモデル(2017年1月~2020年9月)を前期型、以降フルモデルチェンジまで(2020年9月~2023年)を後期型と呼ぶ。
フロントまわりのデザインを比較すると?
写真上が前期型(523d ラグジュアリー)、写真下が後期型(530i ラグジュアリー)。後期型のフロントまわりは、(1)フロントグリル、(2)ヘッドライト、(3)フロントバンパーのデザインがリニューアルされた。
後期型でまず注目なのはフロントグリル((1))。キドニーグリルの幅と高さが増しており、よりワイドになっている。立体的な造形となったことで、格式とエレガントさを際立たせたデザインとなった。ヘッドライト((2))にはL字型のLEDライトを採用し、伝統の4灯ヘッドライトを表現しつつスポーティな印象を強めている。フロントバンパー((3))の形状も一新され、より精悍な印象を与える。
正面から比較すると、キドニーグリルの存在感が増していることがわかる。L字形状のLEDライトやフロントバンパー形状も相まって、ワイドで力強いフロントビューに変わった。
リアまわりのデザインを比較すると?
後期型の変更点は(4)リアコンビランプとリアバンパーおよび(5)テールパイプ。
リアコンビランプにはブラックの縁取りが施され、立体的な印象となった((4))。さらにL字型グラフィックも精悍になり、見た目にも大きく変わったと感じさせる。バンパー形状が一新され、それにともないエグゾーストパイプは台形型になった((5))。フロント同様、リアまわりも一段とスポーティに進化している。
真後ろから前期型と後期型を比較してみる。リアコンビランプの黒い縁取りが大きな違い。また、リアバンパーの変更にともないエグゾーストパイプが丸型から台形型へ。Mモデルではないグレードであるが、スポーティさがグッと増している。
5シリーズツーリングを比較。前期型は「540i xDrive ツーリング ラグジュアリー」、後期型は「540i xDrive ツーリング Mスポーツ」。こちらもリアコンビランプの黒い縁取りが見分けるポイント。
インテリアを比較すると?
インテリアの変更点は、インパネ中央に配置される(6)コントロールディスプレイ、(7)ステアリングのマルチファンクションスイッチの配置が変更された。
後期型ではインテリアも豪華になった。まずインパネ中央に配置されるディスプレイは、10.2インチから12.3インチのワイドコントロールディスプレイに変更された((6))。これにより視認性や操作性はさらに改善されている。そのほか、センターコンソールの操作部分のデザインが刷新されたことに加え、マルチファンクションスイッチの配置が変更されたスポーツレザーステアリングが標準装備された((7))。
後期型には最先端の運転支援システムを導入
後期型には、先進安全装備の「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を全車標準装備。特に注目なのが高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト機能の追加である。これは高速道路での渋滞時にステアリングから手を離しての走行が可能となるもので、ドライバーの負担を大きく軽減してくれる機能。このほか、アクティブクルーズコントロール、レーンチェンジウォーニングなどの多くの先進安全装備が盛り込まれた。
前期/後期で中古車相場の違いは?
最後に中古車相場を見ていこう。5シリーズ(G30)の中古車価格帯と中古車平均価格を比較すると次のようになる。
中古車価格帯中古車平均価格物件掲載台数前期型(2017年~2020年)170万円~490万円250万円約190台後期型(2020年~2023年)350万円~610万円400万円約60台
※データは2026年4月21日現在のセダン(M5を除く)
発売から9年目となる先代5シリーズ(G30)だが、中古車相場は下がって買いやすくなっている。特に前期型は100万円台後半の物件も存在し、より身近になったといえよう。その一方、2020年9月のマイナーチェンジ以降の後期型は平均価格が400万円となっており、高値を維持している。また後期型は物件数も少ないため、いま中古車として探すなら前期型がおすすめ。先進安全装備などに差異はあるが、前期型でも各種パワートレインは揃っている。特にクリーンディーゼルの「523d」は物件が充実して買いやすい。
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みんなのコメント
最近の車の怖いくらいの点発光よりずっと良いのだが。