レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがチームに長期的に関与することについて、はるかに自信を深めたようだ。マルコはこれまでの慎重な口調を和らげ、フェルスタッペンが2026年のF1シーズンを通してレッドブルに留まることを期待していると明かした。
レッドブルの調子が落ち込み、主要メンバーがチームを去るなか、4度の世界チャンピオンがメルセデスやアストンマーティンなどのライバルチームに移籍するのではないかといううわさが、過去数カ月間にわたって絶え間なく流れている。フェルスタッペンの契約は2028年まで有効だが、パフォーマンスに基づく契約解除条項があり、そのことがさらに憶測を煽っている。今年初めにマルコは、レッドブルがより安定したパフォーマンスを発揮できなければ、フェルスタッペンがチームを去ってしまう可能性を懸念し、彼自身も眠れぬ夜を過ごしたことを認めていた。
フェルスタッペン、ポールを生かせず、40秒差の4位。ノリスとの攻防については「僕の意見では、全く問題ない」
しかし、先週末のF1第6戦マイアミGPのレース後、フェルスタッペンが優勝したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に40秒近く遅れて4位でフィニッシュしたにもかかわらず、マルコの口調には変化があった。率直な現実主義者として知られる82歳のマルコは、さらに恵まれた環境への魅力よりも忠誠心と集中力が勝っていることから、今ではフェルスタッペンが2026年もチームに残るという新たな確信をにじませている。
■マルコの論調の変化「マックスは忠実」
マルコは以前の懸念について『Bild』に対し、「それは本当だ。だが、私の心配はすでに薄れている」と語った。
「マックスには忠誠心があり、公然とレッドブルに誓いを立てている。それは、私が今彼に対して抱いている印象と一致している。彼はここでの仕事に完全に集中している」
「だから、彼は変化について考えることすらしていないと思う。それどころか、マックスは2026年にレッドブルでレースをすると確信している」
その言葉には、レッドブルのシーズンを覆っていた不安とはまったく対照的な、大きな安堵感が込められていた。
「シーズン前に、2025年に向けた期待について話し合った」
「マックスを含め全員が、タイトル防衛がもちろん目標だが、それが当然のようにうまくいくとは考えられないということで一致した。」
「我々はこれを達成するために全力を尽くすが、我々が常に勝つとは誰も期待できない。できるだけ多くのポイントを獲得しなければならない」
■大型オファーにも動じず「彼はただ勝ちたいだけ」
フェルスタッペンはライバルチームの関心を集めていると伝えられており、アストンマーティンとメルセデスが高額のオファーをしているとの報道がある。報道によると、ローレンス・ストロールはフェルスタッペンをアストンマーティンに迎えるために、3年間で3億ドル(約429億円)にもなるオファーを出す用意があるかもしれないということだ。
しかしマルコはそのような憶測には動じず、レッドブルの主な使命はグリッド上で最速のマシンを提供することだと主張している。
「私もその記事を読んだが、マックスにとってそれが大きな役割を果たすとは思わない」
「一方で、彼は我々といるとそこまで稼げないが、もう一方では彼はただ勝ちたいだけなのだ。だからこそ、我々は彼に最速のマシンを提供しなければならない」
「我々はそのことに取り組んでいる。近々、マシンにアップグレードを投入する予定だ」
レッドブルは、アップグレードが計画されており、フェルスタッペンからの信頼も損なわれていないことから、現チャンピオンがこのままの調子で走り続け、トロフィーを持ち帰ることを期待している。
[オートスポーツweb 2025年05月09日]
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みんなのコメント
弟チームを持ちながらそこから2ndドライバー抜擢せず、スポンサー持ちのペレス採用って時点で資金が苦しくなりつつあるのは明白だし。
かつてのロータスやティレルのように「一人が優勝争いする中、もう一人は10位前後と遅いが、その遅い方はホンダコネドライバーのため、ホンダの機嫌を損ねないように10位前後でもチームは絶賛」みたいな事態になったら、ロータスやティレルと同じで終焉が近いってことだろうね。