プロに聞く手洗い洗車のコツとは?
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
【画像】年末年始にやりたい!【洗車のコツを画像で】 全87枚
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)
cooperation:シュアラスター株式会社
株式会社東京プロパティサービス(カーウォッシュ大井)クルマ好きにとって年末年始にクルマを洗車するというのは恒例行事。毎年ガソリンスタンドの洗車機に長蛇の列ができているシーンを目にする。
特に2020年は年末年始の移動自粛が叫ばれている中なので、この傾向はより顕著になるだろう。となると時間があるだけに、機械洗車ではなく自分の手で愛車を隅々までキレイにしてみたいと思う人もいるかもしれない。
そこで今回は、さまざまな洗車用品をリリースしているカーワックス・メーカーの老舗「シュアラスター」にお話を伺い、AUTOCAR JAPAN編集部所有のルノー・メガーヌRSを使って洗車のイロハを学んでみた。
まずは洗車をする前の下準備として、洗車をしやすい服装になることが重要だ。この時期の洗車は寒さの影響も受けるため、上着を着用しての作業になると思うが、ジッパーやボタンなどが露出しているタイプだと不意にボディを傷つける可能性があるので、その部分がカバーされたものを着用したい。
また、時計やアクセサリー類も同じくボディに傷を付ける可能性があるので外しておこう。薄手のニトリル手袋などを装着すると寒さを抑えることができるだけでなく手荒れを抑制できる。そして足元が塗れてしまうと一気に身体が冷えてしまうので、水を通さない長靴などがあるとベストである。
洗車の基本は「力を入れない」
洗車をする人間の準備が整ったらいよいよクルマを洗車スペースに持ち込むのだが、洗車をするためのカーシャンプー作りも腕の見せ所。多くのカーシャンプーは原液を水で希釈するタイプであるが、このときに水を勢いよく注いで十分に泡立てることがポイントとなる。
このときカーシャンプーはボトルに記載されている適量を守ることが大切。シャンプーが多いと汚れが良く落ちそうな気がするかもしれないが、濃すぎるシャンプーは泡切れの悪さに繋がる。実はシャンプーが洗い流せていないとボディに悪影響を与えてしまうこともあるのだ。
シャンプーを上手く泡立てられたら早速洗車…と行きたいところだが、いきなりシャンプーをスポンジにつけてボディを洗うのはNG。
ボディの表面には細かなチリやホコリなどが蓄積しているため、いきなりシャンプーで洗ってしまうとキズの原因になってしまう。そうならないように、まずはたっぷりの水で表面のチリやホコリを洗い流すのが先だ。濃いボディカラーの車両では、日なただとこの時期でもボディ表面が熱くなっていることもあるので、その温度を下げるという意味もある。
その後、ボディは高いところから低いところに向かって洗車していく。このときのスポンジの動きはなるべく一方向に動かすようにして、「力を入れない」ことがポイント。頑固な汚れの部分はゴシゴシしたくなる気持ちも分かるが、優しく洗って落ちない汚れは別のケミカルを使って落とすべきものと割り切ることがボディにダメージを与えないコツとなる。
また、地面に近いボディ下部は泥汚れやブレーキダスト、路面からの油分などの汚れが付着している可能性が高いので、できれば洗車スポンジを分けてあげるとよりボディに優しい洗車ができる。
すすぎは入念に、拭き上げは手早く
ブレーキダストの多い輸入車はもちろんだが、あまり汚れていないように見えても実はかなり汚れているのがホイール。軽い汚れならボディ用のシャンプーでも落ちるが、頑固な汚れは専用のホイールクリーナーを使うのが手早い。
ここでもスポンジは別のものを用意したいが、最近の複雑なデザインのホイールなどはホイール専用のスポンジを用いると細かいところまで洗いやすいだろう。
シャンプー洗車が完了したらすすぎとなるが、前述したようにシャンプー成分がボディに残ると塗装に悪影響を及ぼすことがあるので、入念に洗い流したい。特にボディパネルの隙間などはシャンプーが入り込んでいる場合があるので忘れずに。
すすぎが完了したらいよいよ拭き上げとなるが、洗車場と拭き上げスペースが離れている場合は、軽くボンネットの水分だけその場で拭き上げてしまうのも一つの手だ。
というのも、水道水にはミネラル分が含まれており、水分が蒸発するとボディにミネラル分だけが残る。これが「水ジミ」の原因となるのである。ボンネットはエンジンの熱の影響を受けやすいので、先にこの部分だけ拭いておくのが水ジミを防ぐ裏技というワケだ。
ということで、拭き上げスペースに移動したら水分が乾燥する前に速やかに水分を拭き取ろう。稀に拭き上げをせずに走行して乾燥させようとする人がいるが、前述のように水ジミの原因となるのでオススメできない。
気になる部分を細かく仕上げる
拭き上げが完了したら基本的な洗車は終了となるが、せっかく綺麗になったボディをよりキープしたいと考えるなら、もうひと手間加えてみたいところ。
ひと昔前では固形ワックスをかけるというのが一般的であったが、最近はスプレータイプのお手軽なコーティング剤も多くリリースされている。またホイールにも同様にコーティングを施すことで、次回の洗車時にダストが落としやすくなるメリットもある。
前述のシャンプーで落ちない汚れについては、水アカ落としや小キズ消し用のクリーナーを使用するとベスト。今回はドアハンドルに付いた細かい爪の跡に使用してみたが、ほとんど目立たないレベルにまで消すことができた。
また、最近人気のクロスオーバーSUVなどで多く使用されている未塗装樹脂部分やタイヤには艶出しと保護が同時にできるアイテムもある。これを施工するのとしないのでは、仕上がりに大きく差が出るので、最後のひと手間としてぜひやっておきたい。
ということで、編集部のメガーヌもすっかり綺麗になって大満足。シュアラスターではカーウォッシュ大井(東京都品川区勝島1-8)にて、毎週木曜/金曜/土曜の9時~17時の時間帯に無料洗車相談を行っている(年末年始の洗車相談は休み)。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
屋外洗車場で日が当たっていたり風が吹いていると、ホイール洗っている間に水が乾いて跡が面倒になるので、先にホイールを洗ってからボディの水洗いをする方が良いと思うんだけど・・・。
洗車の仕方は人それぞれ好みで良いけれど、シュアラスターのPRを兼ねた記事で、この内容は気になる。