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ロータス初のSUV「エレトレ」のデリバリー時期は? 日本導入は2024年以降で間違いない!?

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ロータス初のSUV「エレトレ」のデリバリー時期は? 日本導入は2024年以降で間違いない!?

ロータスのSUVはBEVで登場

 ロータス初となるBEVのSUV「エレトレ」の、ラインアップや価格など詳細が2022年10月25日にイギリスで発表された。

「エヴァイヤ」や「エレトレ」などEVで盛りあがるロータス、でもやっぱり「エリーゼ」がいい! というあなたへ贈るELISEヒストリー

 ロータスが「最新スポーツカーであるエミーラの魂と、ハイパーEVのエヴァイヤの革新的な空力性能を取り入れ、それらをハイパーSUVとして再解釈した」というエレトレ。BEVでSUVという、これまでのロータスとは異なったモデルではあるが、ロータスの伝統となる走りを継承しているという。

スポーツカーブランドから登場したSUVの電気自動車

 ハンドリングに寄与する、より低い「スケートボードデザイン」を用いたBEV用のプラットフォームを採用。ポロシティー(多孔性)をデザインキーワードに、フロント下部からボンネット、ホイールアーチやDピラー上部などに空気を流すトンネルを備えることで空力を向上させている。

 また、エレトレはイギリス本社で開発され、ドイツや中国のチームとテストなどを行い、中国に新設された工場で生産される。そのためロータスでは「Born British, Raised Globally」と紹介しているグローバルモデルでもある。

 発表されたラインアップは3グレード(「エレトレ」、「エレトレS」、「エレトレR」)と2種類のパワートレーン、搭載されるバッテリーは112kWhとなる。ちなみに、バッテリーは350kW充電器を使用すれば20分で充電が終了するそうだ。

 エレトレとエレトレSは最高出力603ps・最大トルク710Nmのシングルモーターを搭載し、一充電の最大航続距離は600km。エレトレRは最高出力905ps・最大トルク985Nmとなるデュアルモーターを積み、一充電の最大航続距離は490kmとなっている。なお、ボディサイズは全長5103mm、全幅2135mm、全高1636mm(22/23インチホイール装着時)。

■エレトレシングルモーター搭載最高出力:603ps最大トルク:710Nm一充電の最大航続距離:600km最高速度:258km/h0-100km/h加速:4.5秒車両価格:8万9500ポンド(約1500万円)

■エレトレSシングルモーター搭載最高出力:603ps最大トルク:710Nm一充電の最大航続距離:600km最高速度:258km/h0-100km/h加速:4.5秒車両価格:10万4500ポンド(約1750万円)

■エレトレRデュアルモーター搭載最高出力:905ps最大トルク:985Nm一充電の最大航続距離:490km最高速度:265km/h0-100km/h加速:2.9秒車両価格:12万ポンド(約2005万円)

シングルモーターとデュアルモーターを用意

 標準仕様のエレトレには5つのドライブモード、アクティブエアサスペンション、トルクベクタリング、マトリックスLEDヘッドライト、アクティブフロントグリル、22インチ鍛造ホイールを採用。

 充実装備のエレトレSには標準使用の装備に加え、プライバシーガラス、アクティブリアスポイラー、アンビエントライティング、ソフトドアクローズをはじめ多数の機能を追加している。

 エレトレRはロータスダイナミックハンドリングパック、カーボンファイバーパック、スポーツモーターサウンド、グロスブラックホイールなど、特別な装備を追加しハイパフォーマンス仕様らしい走行性能と仕立てを手に入れている。もちろん、ロータスダイナミックハンドリングパックをはじめとしたパッケージオプションは個別に取り付けることも可能だ。

 今回、オーディオメーカーのドルビーラボラトリーズとのコラボレーションも発表された。ドルビーの没入型オーディオ「ドルビーアトモス」をエレトレに採用、イギリスのKEF製スピーカーシステムと組み合わされ、車内の音楽環境を新たなレベルへと引き上げている。

 デリバリーは2023年上半期を予定。ロータスカーズのマット・ウィンドル氏は次のようにコメントしている。

「2シーターのスポーツカーは万人向けではありません。私たちは、あなたの人生のあらゆる段階にロータスを提供したいと考えています。エレトレはその始まりです」

* * *

 ロータスはエレトレをスタート地点に、経営的にマニアだけに向けたクルマ作りからの脱却を進めているようだ。なお、欧州以外の地域でも販売計画が進行しており、日本を含め2024年中の公表を予定しているとのことだ。

AMWのミカタ 2010年のパリモーターショーで、「エリート」、「エスプリ」、「エリーゼ」、「エラン」、「エテルネ」と、一挙にコンセプトカーを発表して驚かせたロータス。しかし、現実となったクルマは1台としてなかった。

 しかし、2020年代のロータスは違うようだ。「エミーラ」に「エヴァイヤ」と着実に市販化を実現している。もちろん「エレトレ」の市販化も絵空事ではないようだ。ハイパーEVのエヴァイヤの姿を公道で拝むことはまずないだろうが、エミーラやエレトレは十分にその機会があるだろう。ちなみに、ロータスの車名は常に「E」で始まるのがセオリーだ。

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みんなのコメント

3件
  • これをロータス末裔と呼べるのか微妙だよ

    やはりレースやらないロータスってダメだな
  • ロータスと言えば!と言うデザインがあったのに。

    世界的に似たデザインでブランドを出すからまたコレ?となる。

    ブランド力がどんどん薄くなってゆく。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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