新車購入から半年でRAV4を走れる限界車高へ追い込んだ足まわり
2025年5月に新車で購入したトヨタ 50系「RAV4」を、わずか半年で限界車高まで仕上げた“U”さん。もともとの狙いは車高を落としてワイド感のあるスタイルを作ることだったが、求めているのは単純に地面すれすれまで落とした見せるためのクルマではない。「走ってなんぼ。走りながらブレないことが重要」という言葉通り、フルアーム化や特注車高調を駆使して、低さと日常的な走行性能を高次元で両立させている。新車購入からわずか半年で3セット目の車高調に辿り着いたという、情熱とこだわりの足まわりセッティングを紐解いていこう。
光岡「バディ」のオーナーは17歳の高校生!? 憧れのクルマをファミリカーにできたのは「プラド」乗りのおばあちゃんがカギでした
半年で3セット目の車高調を作り直しT-DEMANDへと辿り着く
足まわりのセッティングは、かなりの試行錯誤を重ねている。
実は車高調においては半年で3セット目。1セット目と2セット目は自分が考える理想の車高と乗り心地とは少し違っていた。そこで妥協するのではなく、「もうイチから作ろう」とT-DEMAND(ティディメンド)に相談した。現在はダンパーを含め、専用品で構成したワンオフの車高調を投入している。
つまり、現在のT-DEMAND製車高調は、このRAV4に合わせて作り込んだ3セット目となる。低さだけでなく、実際に走れることまで考えたセッティングが施された。
さらに、これだけ車高を落としてキャンバーを付けるためには、純正状態のアーム類では対応しきれない。そこでフルアーム化をおこない、各部をミリ単位で調整できる仕様へと変更している。
ロアアームを延長してタイヤを外へ出し独特のワイド感を演出する
このRAV4の足まわりでとくにマニアックなのが、ロアアームの加工だ。
一般的にキャンバーを付ける場合、アッパーアーム側でタイヤを車体内側へ倒していく方法が多い。しかし“U”さんが選んだのは、その逆だった。ロアアームを変更してタイヤそのものを外側へ移動させ、そこからアッパーアームでキャンバーを付けるという手法だ。
これによって、ただタイヤを寝かせるだけではなく、車体に対してタイヤを丸ごと外へ出しながらワイド感を作り出している。
ホイールにはワークのグノーシスCVXをセレクトした。フロントは20×9J インセット15、リアは20×9J インセット5というトガッたサイズを選び、タイヤにはウィンランの225/35R20を組み合わせる。さらに現在はワイドトレッドスペーサーも使用しているが、それを外せば前後ともマイナスオフセットまで狙えるという。
ホイールサイズだけでなく、アームの位置まで含めて足元を作り込んでいるからこそ、この独特のワイド感が生まれていると感じる。
ハンドルは全切りできて当たり前という走れるセッティングを施す
ここまで車高を落とすと気になるのが、当然ながら乗り心地やステアリング操作だろう。
しかし“U”さんは「基本、ハンドルは全切りできるのが当たり前」と話す。低さを優先してステアリングが十分に切れなくなるようなセッティングではなく、日常的に走れることを前提としている。
実際、乗り心地についても「純正より少し跳ねるかなという程度」で、以前のセッティングよりかなりマイルドになったという。
さらにドアスタビライザーなども投入し、ボディ側の剛性感も含めて煮詰めている。
その実力は自走での長距離移動でも確認済みだ。“U”さんは京都から取材地(広島)までRAV4を自走してきたが、高速道路では自動運転を使用して移動した。これだけ低い車高でも、走行中にブレることはなかったという。
車高を下げると接地面積が減って不安定になると思われがちだが、アーム類まで含めて適切にセッティングすることで、しっかり走れる足まわりを実現している。
トヨタセーフティセンスなどの純正安全装備もそのまま活用する
“U”さんのカスタムで興味深いのは、単に走行性能だけを追求しているわけではないことだ。
RAV4に備わるトヨタセーフティセンスなどのADAS(先進運転支援システム)についても、純正機能をすべて使えることを前提にカスタムしている。
実際、車高を大幅に下げた現在もエラー表示などは出ておらず、オーナー自身はセンサーへの影響を感じることなく各種機能を活用しているという。
「低いけれど、普通に走れる」
このバランスこそが、“U”さんのRAV4を特徴づける重要なポイントと言える。
リアにはベアリングを投入しさらなる乗り味の進化を計画する
乗り心地については、リアのスプリング部分にも手が入る。
T-DEMANDのベアリングシートを組み込み、スプリングが伸びた際にベアリングが回転することで、ショックを吸収してくれる。突き上げ感を和らげる工夫がしっかりと施されている。
一方で、“U”さん自身はまだ完成形とは考えていない。現在のリアスプリングはレートが少し軽いと感じており、今後はもう少しレートを上げた樽型スプリングを探して、さらにセッティングを煮詰めていく予定だという。
PHV用フロントとKUHLのサイドで昔のVIPカーの雰囲気を狙う
外装も、低く構えた足まわりに合わせて手を加えている。
フロントはRAV4 PHV用を採用した。純正とは異なるボリューム感を持たせたフロントまわりに、KUHLのサイドステップを組み合わせている。
サイドステップを選んだ理由も明確だ。PHV用フロントによって下まわりのボリュームが増したため、サイドにも厚みを持たせたかったという。また、ボディサイドのシルバーラインをリアまでつなげることも意識している。
そしてリアまわりで存在感を放つのがKUHLのウイングだ。
純正ウイングは後端が垂れ下がるデザインだが、“U”さんが求めたのは、昔のVIPカーを思わせる「突き上げ感」だった。そのイメージに合うデザインとしてKUHLを選択した。
リアには柿本改のマフラーも装着する。現状は4本出し仕様のリアまわりをさらに進化させる計画もあり、KUHLの4本出しマフラー仕様へ変更する予定だという。
まだ完成形ではなく次はブレーキとリアまわりのカスタムへ進む
吸気系にも手を入れ、エアクリーナーにはロジャムを採用した。20インチのグノーシスCVX、T-DEMANDの車高調、フルアームといった足まわりを中心に、外装まで一体感のあるスタイルを作り上げている。
それでも“U”さんにとって、このRAV4はまだ完成形ではない。
今後は社外ブレーキの導入を予定しているほか、リアバンパーも交換する計画だ。さらにリアの4本出しマフラーまで完成すれば、現在とはまた違った表情を見せてくれるはずだ。
新車で購入してからわずか半年。車高調はすでに3セット目となり、アームまで含めて足まわりを作り直すという徹底ぶりを見せる。
ただ低いだけではなく、ハンドルをしっかり切れて、高速道路も普通に走れる。そして純正の安全装備も使える。
「低くする」ことを目的にするのではなく、「低くても走れるRAV4」を追求する。そんな“U”さんの強いこだわりが、この1台にはたっぷりと詰め込まれている。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「タイヤがすぐ減る」「消耗品の劣化が早い」「道路を痛める」…ネットにはびこる“BEVの悪いウワサ”は本当なのか?
直近は購入者の半数が“マツダ初心者”!? 新型「CX-5」が3か月で1万7000台を受注! 想定の3倍ペースで売れている理由とは?
【隠れた100万円の壁】「ハリアー」と装備を揃えるとレクサス「NX」は664万円に。大幅進化した新型でも「少し足せば買える」は成立するのか?
【2028年登場か?】約20年ぶりに復活する新型「MR2」。最高出力400〜450ps級+AWDの可能性
愛知で「自転車ウイリー走行」した中学生2名を逮捕 危険な「名古屋ライド」が問題に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント