Q5よりすべての面で優れるSQ5
アウディの売れ筋モデルの1つ、Q5が新世代へ交代した。実のところ、そちらの進化度はさほど大きくない様子。ところがSQ5は、先代から遥かに輝きを増している。同ブランドが提供するバッテリーEVの「S」より、遥かにスポーツしている。
【画像】ここ10年で同社のベスト アウディSQ5 3.0 競合クラスの上級SUVと写真で比較 全143枚
例えば、新しいS6 E-トロンはA6 E-トロンより確かに速い。だが、それ以上の特徴が弱いことは否定できない。航続距離は縮まってしまう。これと対象的に、SQ5はQ5よりすべての面で優れるといっていいだろう。
これまで通り、ベースはQ5。RSを名乗る仕様ほど、突き詰めた内容ではない。
ニュルブルクリンクでスポーツサルーンを追い回せるような、敏捷なSUVとまではいえない。だが休日の運転も楽しめる、実用的でシーンを問わない上級ファミリーSUVをお考えなら、検討候補の上位へ加えてみてはいかがだろう。
適度にスポーティ アグレッシブさは控えめ
スタイリングは、2025年のアウディ・スタイルの典型例。お決まりのシングルフレーム・グリルと、切れ長のヘッドライトでフロントマスクは構成される。高い位置のショルダーラインがストレートに伸び、いかにもSUVらしいシルエットだ。
あえて触れたいのは、平行四辺形でレッドのロゴが復活したこと。一時的にこの採用は見送られていたが、本当の「S」だと主張するように、テールゲートへ与えられている。
アルミホイールは21インチで、ブレーキキャリパーはレッド。マトリックスLEDヘッドライトと、4本出しのエグゾーストシステムが標準で備わる。適度にスポーティで、アグレッシブさは控えめ。能力を過度に主張しない、上品な雰囲気が好ましい。
ワゴンボディだけでなく、クーペボディのスポーツバックも用意される。価格は若干上昇し、荷室容量は少し犠牲になるものの、欧州本土ではこちらの方が支持率は高いという。
車内はQ6 E-トロンと同等 疲れ知らずのシート
インテリアは、同クラスのバッテリーEV、アウディQ6 E-トロンと瓜二つ。運転席の正面には、11.9インチのバーチャルコックピット・モニターが据えられ、中央側には14.5インチのタッチモニター。SQ5の場合、助手席側にもモニターが標準で与えられる。
運転席側のモニターは、ステアリングホイール上のボタンで表示を変更できるが、操作はやや複雑。助手席側のタッチモニターでもナビやオーディオの操作は可能で、運転へ忙しい時などには隣人へアシストを頼める。
実際に押せるハードボタンは、かなり少ない。エアコンの操作は、中央のタッチモニターで賄われる。画面の下部に常時表示され、反応は素早いが、従来のボタンやノブの方が扱いやすいと感じる人は多いだろう。
ナッパレザーでダイヤモンドステッチ仕立てのスポーツシートが、SQ5の車内のハイライト。座り心地は素晴らしく、長距離でも疲れ知らず。ヒーターとベンチレーションだけでなく、マッサージ機能も実装される。
グラブハンドルのスイッチパネルに注意
内装の素材は、アウディとして可もなく不可もなく。肌触りの良いダイナミカ・マイクロファイバーが、モダンでスポーティな雰囲気を醸し出す。反面、シフトセレクターはフォルクスワーゲン・グループの他ブランドとの共有で、少し安っぽく見えるかも。
ステアリングホイール裏にはパドルが備わるが、プラスティック製。約7万5000ポンド(約1463万円)のアウディとしては、物足りない。
ドアのグラブハンドル部分には、パワーウインドウだけでなく、それ以外の機能のスイッチも一体になった、大きなパネルが組まれている。慣れるまで、うっかり触れてしまうことはあるだろう。筆者は、間違ってフォグランプを点けてしまった。
そのパワーウインドウのスイッチも、慣れ親しんだ配置ではない。意図とは逆に、開けたいのに閉めたり、閉めたいのに開けたり、ということはありそうだ。
走りの印象とスペックは、アウディSQ5(2)にて。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
道の駅ブチギレ! 怒りの「電気ぜんぶ消す!」“異常事態”に反響殺到!「大迷惑です…」「もっと厳しくしろ!」の声も! “苦情”にまみれた「憩いの休憩所」一体何があった!? 岡山
【新型「RAV4」、今買うと後悔?】納期“2年待ち”の可能性。一方で次期「ハリアー」は“日本専用&国内増産”で大本命かもしれないワケ
新型「エルグランド」「パトロール」国内投入の真意。復活の青写真は? エスピノーサCEOがメディアに語った日産の未来
新型「ES」受注開始は年明け以降か。販売店に問い合わせ増も、ネットでは巨大サイズに厳しい声…成功の可否は「LS」の動向次第?
異常すぎるR34 GT-R「Nur」の相場価格!走行距離約9000kmの個体がオークションに登場
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
最近はどのメーカーもトップグレード以外はアルミ風のプラってことが多いね。
レザーも本物かと疑う。
ベンツは硬いよね。BM7シリは柔らかくて上品なのに。
レクサスはフラッグシップでも合皮で論外だけど。
同じサイズ感のSUVだとRXかな?
あちらは横置き四気筒専用でHVは6ATだよな。
しかも生活四駆でしょう。
縦置き6発 フルタイム四駆のアウディと比較しちゃうと
カスだな。
Q5のベースグレードでも相手にならないレベルか。
全く情けない紛い物だ。