■最新サメ顔化のエスティマ後継機?
1990年に「天才タマゴ」のキャッチコピーで登場したトヨタ「エスティマ」は、”高性能ニューコンセプトサルーン”として注目を集めました。
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また、独創的で未来的なワンモーションフォルムとエンジンを床下に置くミッドシップレイアウトで広大な室内空間を実現し、日本のミニバン市場に革命を起こしました。
初代は後輪駆動ベースで、日本の道路事情に合わせて車幅を狭めた派生モデル「エスティマ エミーナ」「エスティマ ルシーダ」も登場するなど、幅広い層から支持を集めました。
2000年登場の2代目は、初代のイメージを継承しつつ、よりシャープで洗練されたスタイリングへと進化。駆動方式を一般的なFF(前輪駆動)ベースに変更し、3リッターV型6気筒エンジンもラインナップしました。
さらに2001年には、ミニバンとして世界初となるハイブリッドモデルを追加し、電動化時代の先駆けとなっています。
そして2006年に登場した3代目は、”涙目”と称されるシャープなヘッドライトやパワフルな3.5リッターV6エンジンを搭載。最大800mmスライドする2列目「リラックスキャプテンシート」や床下格納式の3列目シートなど、室内空間の快適性と利便性を極め、熟成の域に達しました。
しかし、国内市場のニーズ変化や、より大型で高級志向の「アルファード」に人気が集中したことなどを背景に、2019年10月、約30年の歴史に惜しまれつつ幕を下ろしました。
一方、トヨタが北米市場を中心に展開するのが、大型ミニバンの「シエナ」です。
現行の4代目モデルは2020年に登場。プラットフォームは最新の「TNGA GA-K」を採用し優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現。「アルファード」よりさらに大きい全長5173mmという堂々たるボディを持つフルサイズミニバンです。
パワートレインは全車2.5リッターのハイブリッドシステム「THS-II」を搭載し、後輪をモーターで駆動するAWD仕様「E-Four」も選択可能となっています。
シエナのルーツを辿ると、初代エスティマの北米版「プレビア」の後継として登場した経緯があり、エスティマとは遠い血縁関係にあるモデルです。
今なお復活を望む声が根強いエスティマと、次世代への進化が期待されるシエナ。この二つの流れが交差する中、次期型シエナの予想レンダリング(イメージCG)が公開されました。
このレンダリングは、カーデザイナーの「Theottle」氏が2025年2月13日に公開したものです。
注目すべきはそのデザインで、現在のトヨタ車に共通する「ハンマーヘッド」デザインがフロントマスクに採用されています。
これは最新の「クラウン」シリーズや「プリウス」にも通じる意匠であり、ミニバンでありながら極めてスタイリッシュでスポーティな印象を与えます。
全体のシルエットは、北米で「クラウン シグニア」として販売される「クラウン エステート」からインスピレーションを得ており、シャープなヘッドライトユニットと滑らかなサイドのキャラクターラインが、従来のミニバンとは一線を画す流麗なフォルムを描き出しています。
リアには薄型の横一文字LEDテールランプが配置され、先進的でワイドな印象を強調しています。
※ ※ ※
今回作成された予想レンダリングは、新型シエナが単なるミニバンにとどまらず、高級感と実用性を兼ね備えたモデルになる可能性を示唆していますが、メーカー公式のデザインではなく、今後登場するかもしれない実際の次期型シエナを表すものではありません。
また、エスティマについて、現在具体的な復活計画は公式発表されていませんが、一部のSNSなどでは、トヨタ初のBEV(バッテリーEV)ミニバンとして、あるいはPHEV(プラグインハイブリッド)を搭載して2026年以降に登場する可能性が噂されています。
しかし、それは噂に過ぎないという指摘もあり、エスティマ復活の確度は低いままです。
ただ、もしかすると2025年秋開催予定の「ジャパンモビリティショー」で、トヨタが新たなミニバンのコンセプトカーやプロトタイプを出展するかもしれません。今後の動向に注目です。(佐藤 亨)
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