立体駐車場メーカーの“モビリティ”
東京ビッグサイトで開催中のジャパンモビリティーショー(JMS)2025にて、三菱重工機械システムが「車両搬送ロボット」を出展しました。
同社は機械式立体駐車場など、三菱重工グループのなかでも大型のインフラ設備のメーカーです。披露したのは、四角い箱型のボディの後部から、床のような「プラットフォーム」が伸び、自走するロボットです。
このプラットフォームをクルマの床下に差し入れると、そのクルマのホイールベースに合わせてプラットフォームが伸縮し、側面から8本のアームが伸びてきます。アームでクルマのタイヤを挟むと、そのままプラットフォームが少し持ち上がり、車体を搬送できる仕組みです。
このロボットは、クルマを自動で運ぶ駐車場「バレーパーキング」に使われます。バレーパーキングは海外の高級ホテルや空港の駐車場などで徐々に導入が広がっているほか、2022年頃には千葉県の酒々井プレミアム・アウトレットで店舗スタッフ用駐車場を舞台に商業施設での実証実験も行われました。
車両置き場での乗り降りを考慮しないので、車両をかなり詰めて駐車することも可能で、空間の有効活用につながるほか、「これまで敬遠されがちであった遠くの駐車スペースを“近く”に変える」などとうたわれていました。
事業推進責任者である福島大輔さんによると、「駐車場は交通ルールがあるようでない地帯で、事故も多いです。無人の車両搬送ロボットによって安全性を担保できるほか、お客様に(クルマを自動で運んできてくれる)プレミアム感を訴求できます」と話します。
ただ、空間の有効活用については、日本の駐車マスはもともと海外と比べて幅が狭く、大幅な空間効率の向上は難しかったとか。
「過酷な職場」を無人化できる!
そこで同社がターゲットに据えているのが、出荷前後の完成車や、中古車販売店などのカープールだといいます。
「カープールは10数名で運営しているところもあるうえ、ドライバーは高齢化しています。(これから商品になるクルマなので)窓を開けたりエアコンを使ったりできず、夏場などは非常に過酷な環境なのです」
福島さんは無人化のメリットをこう話します。今年12月からは、沖縄県が所有する港湾の中古車カープール(車両一時保管ヤード)で実証実験を行うそうです。
ちなみに、将来的な展開として「立体駐車場とのコラボもありうる」とのこと。
たとえば、機械式駐車場内への車両の自動搬入に使えば、駐車場のゲート前で全員がクルマから降りることができ、安全性が向上するといいます。自走式の立体駐車場でも、車両用エレベーターと併用すれば、スロープを無くして土地を有効活用することも考えられるそうです。
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