タチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)は、2021年スーパーフォーミュラで第3戦オートポリス以降の3レースを欠場し、並行して参戦しているWEC(世界耐久選手権)を戦った。新型コロナウイルスの蔓延による厳しい渡航規制もあり、3戦連続でスーパーフォーミュラを欠場することとなったカルデロンだが、第6戦もてぎで復帰を果たした。ただ、復帰戦は彼女の思い描いた通りには進まなかった。
土曜日のフリー走行ではスロットルペダルに問題が発生したことで、カルデロンは新品タイヤで周回を重ねる前にストップしてしまった。その後迎えた予選を18番手で終えたものの、スロットルトラブルがエンジンにまでダメージを与え、エンジン交換により最後尾から全35周の決勝スタートを迎えた。レースでも良い流れを掴めず、15番手走行中の17周目のターン2出口でリヤのコントロールを失いクラッシュアウトを喫した。
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スーパーフォーミュラ2年目で初めてのリタイアを喫したカルデロンは、土曜日に発生したスロットルのトラブルが日曜日の決勝でも再発し、クラッシュに起因したのではないかと考えている。
「すべての面で本当に悔しい週末になりました」とカルデロンはmotorsport.comに語った。
「土曜フリー走行の開始時点で、スロットルに問題を抱えていました。最終コーナーでコースアウトしてしまい、ピットに戻ってからはいくつか修正点があったので、新品タイヤで走ることができませんでした」
「新品タイヤでの走行なしで予選に臨むので、とても厳しくなると考えていました。(Q1では)小雨が降り始め、エンジニアがラップタイム計算を間違えてしまったことで、本来2回できるはずのアタックラップは1回になってしまいました」
「日曜日のフリー走行も悪夢のようでした。このマシンで初めてウエット路面を走りました。赤旗もたくさん振られていましたし、ターン7でコースオフしてしまったことで、結局2周しか走れませんでした」
「決勝のスタートはまずまずでした。最初の数周は集団の中で走れていましたが、最終コーナーのミスでアンチストールが発動してしまいました。それで大きくタイムをロスしてしまいました。その後セーフティカーが出動した時にスリックタイヤで走ることを選択しましたが、あれは正しい判断だったと思います」
「タイヤの温度を上げることにとても苦戦して、(17周目の)ターン1ではリヤのコントロールを失ってしまいました。スリップを抑えようとしましたが、スロットルが開いたままになってしまったような変な感じがして、そのまま壁に当たってしまいました。今原因を調べていますが、確かに何かがおかしいと感じたんです」
第6戦は思い通りの結果に結びつかなかったカルデロンだが、2週間後に行なわれる最終戦鈴鹿に向けて日本に残ることを選択。同じ週末に行なわれるWECのバーレーン戦を欠場することにはなるが、スーパーフォーミュラ2年目のシーズンを最高の形で締めくくりたいとカルデロンは考えている。
「もちろん、日本でのカムバックレースをこのような形で終えたくはありませんでした。しかし、誰にとっても非常にトリッキーなコンディションで、そのせいでいくつかミスを犯してしまいました」と彼女は続ける。
「この経験を鈴鹿での最終戦に活かしていきたいと思いますし、クリーンな週末を過ごしてリズムを取り戻したいと思います」
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