【MotoGP】中上貴晶、日本での取り組みを実戦でテストし代役大いに活用「引き続き将来のチームに貢献できるよう取り組む」

　MotoGP第9戦イタリアGPでホンダのファクトリーチームから代役参戦しているホンダの中上貴晶は、2日目も開発ライダーとして様々な要素をテストしているが、いい経験になっているという。

　ホンダはルカ・マリーニが鈴鹿8耐のテスト中にクラッシュし怪我をしたことで、イタリアGPも欠場することになった。代役として白羽の矢が立ったのは、昨年までLCRホンダからMotoGPに参戦し今季からホンダの開発ライダーを務める中上だった。

　イタリアGPの2日目、予選で中上はチームメイトのジョアン・ミルとごく僅差の19番手を確保。スプリントレースでは15位でのフィニッシュとなった。

　中上は代役での参戦にあたっても、MotoGPマシン開発に役立てるべく日本のテストチームと取り組んできたことを試しており、試した内容からは良いフィーリングを得られたと説明しており、最終日に向けてもチームの将来に貢献していけるように取り組むと語った。

「午前中は、コーナーの立ち上がりでの安定性を高めるために、少し長めに走行しました。また、日本のテストチームで取り組んできたいくつかの細かい項目についても試してみました」

「国内でのテストという本来の任務にとっても、これらの要素を実戦の場で試すことができたのは良い経験になりました。試した内容については良いフィーリングを得られましたが、午後は路面温度が高くなり、暑さの中でかなり苦戦しました。引き続き、自分の役割を果たし、将来のチームに貢献できるよう取り組んでいきます」

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テストライダーは転倒やリタイヤしないことが一番。これでいいのだ。