そもそも「SSTR」とは?
こんにちは、Day Drip Coffeeのクロダです。都内で小さなコーヒー屋をやっている、バイク好きのマスターです。このコラムではバイクとコーヒー、二つの世界を行き来して気付いたトピックをお届けしています。
【画像】ルートは参加者次第!! ツーリングイベント「SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」を画像で見る
ということで、今回のお題は、まもなく開催を迎えるツーリングイベント「SSTR2025」についてです。僕自身は2023年の初参加から今年で連続3回目となりますが、昨年は能登地震の被災により、大会自体の意義はもちろん、参加する僕自身もさまざまな事を考えさせられる機会でした。そんな状況を経ての今年、復興が思うように進まぬ能登のこと、参加への想いなどについて触れてみたいと思います。
まずSSTRをあまりご存知ない方もいらっしゃると思うので、簡単に説明を。SSTRはサンライズ・サンセット・ツーリング・ラリーの頭文字を取った略称で、太平洋沿岸のどこか自分で決めたスタート地点を”日の出”以降に出発し、同じ日の日没までに石川県の千里浜なぎさドライブウェイという海岸にゴールする、というツーリングイベントです。道中、道の駅や高速道路のSA・PAなどに立ち寄ることで、一定のポイントを獲得する必要もあります。明確な速度違反が認められる場合は失格になるなど、安全性にも配慮した仕掛けとなっています。
僕自身の話で言うと、過去2回は共に平日参加で、東京湾の暁ふ頭公園からスタートし高速道路で移動する、ほぼ最短のルートでした。今年も5月27日(火)出走の平日参加ですが、『指定道の駅を5カ所以上回る』という難易度を上げたルートに挑戦する予定です。そのためスタート地点を湘南エリアのどこかに変更するかもしれません。いずれにせよゴールは共通ですが、そのプロセスは言うなれば「ライダーの数だけ生み出される、自作自演の冒険ストーリー」であり、それこそがこのイベント最大の魅力だと思います。
また極めて個人的な感覚としてですが、半日以上を費やして数百kmを駆け抜けるSSTRに、およそ3分程度でカップ1杯分を抽出するハンドドリップとの共通性を見出しています。
仕事として1杯のコーヒーをドリップする時、あれこれ思案して決めたレシピがあり、そのレシピに沿って正確に計量したコーヒー粉や、一定の温度のお湯、器具類などの準備などは、ドリップへの気持ちを整えていく儀式のようなプロセスです。いざドリップが始まると、蒸らしの為のお湯を○○○cc注ぎ、○○秒の蒸らしの後、一定の時間ごとに所定のアクションをこなしていき、「一杯のコーヒー」へと辿り着きます。
この「一連のプロセスを自分で決め」、「準備やスタートにある種の儀式性があり」、「一連の時間自体に楽しさがある」ということが、SSTRの持ち味ととてもよく似ていると感じるのです。スタート地点やルート決め、その他の準備物も自分で決める。「ゼッケン貼りの儀式」はもちろん、ヘルメットやバイクジャケットの着用や、イグニッションをONにして走り出す瞬間の儀式性と気持ちの昂り。そしてゴールに向かって駆け抜けてゆくバイクとの時間。こういうプロセスに、ハンドドリップとの類似性を感じています。逆に言えば、僕のハンドドリップがツーリングラリーの様な在り方なのかもしれませんが。
そんなこともあり、SSTRの魅力にハマった僕は今年も参加する訳ですが、やはり気がかりなのは能登地震に関連することです。SSTRによってたまたま地震の前後に能登を訪れる経験をしました。それが能登の復興を強く願う気持ちとなっています。だから今年もイベントを通じて現地をこの目で見て、頑張っている現地の人たちの実情を自分なりに受け止めたいと思います。そして微力ですが、現地の特産品を店のイベントで提供するなど、自分に出来る支援を続けていこうと思います。
復興が未だ途上である中を多くのライダーが訪れることは、決してポジティブなことばかりではないと思います。しかしそれでもなお、関係各所と多くの協議を重ねてイベント開催を決断した事務局や関係者の皆さん、そして何より全てを受け止めて先頭に立つ風間深志さんには頭が下がる思いです。今年も多くのライダーがさまざまなドラマを生み出すことと思います。それぞれのドラマの一つに自分も加わることが出来る幸せを胸に、しっかり走り切りたいと思います。同じ日の出走の皆さん、千里浜で会いましょう!
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