フィアットは27日、新型コンパクトセダン「ティーポ(Tipo)」を披露した。今年5月のイスタンブール・モーターショーでのワールドプレミアを経て、このたびグローバルに向け“Born to be Sedan”(セダンらしくあるために)を標榜する世界戦略車の概要が明らかにされた。
ティーポは1988年、「リトモ」の後継車として初代が誕生したハッチバック車。1994年に後継車のブラーボ/ブラーバへとバトンタッチしている(生産は1995年まで続けられた)。このプラットフォームからは数多くのフィアット車およびアルファロメオ車、ランチア車が登場している。
約20年ぶりに復活したティーポは、典型的な3ボックスセダン・スタイルで登場。“イタリアンデザイン”をうたうボディのサイズは、全長4.54m×全幅1.79m×全高1.49m。トランクルーム容量は520リッターのCセグメント車としては広く確保されている。
エンジンは、主要マーケットとなるEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)では、1.4リッターガソリン16V(95hp)、1.6リッターガソリン16V(110hp)、1.3リッターディーゼル(95hp)、1.6リッターディーゼル(120hp)が設定され、トランスミッションは5速MT/6速MT、6速ATが組み合わされる。サスペンションは、フロントがストラット、リアがトーションビーム式を採用する。
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