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ハイエース改良型発表もすでに受注打ち止めか!? 商用車の王様はなぜ受注停止と再開を繰り返すのか?

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ハイエース改良型発表もすでに受注打ち止めか!? 商用車の王様はなぜ受注停止と再開を繰り返すのか?

 トヨタがハイエース(バン、ワゴン、コミューター)の一部改良を発表した。とはいえハイエースはもともとの需要に受注停止の影響が重なり、今回の改良モデルについてもすでに受注を打ち切った販売店があるようだ。そもそも商用車の絶対王者ともいえるハイエースは、なんで受注の停止と再開を繰り返すのだろうか?

文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ自動車、ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】一部改良された新しいハイエースを見て!(12枚)

流通が安定しない商用車の絶対王者

 最近のトヨタでは、納期を遅延させたり受注を止めている車種が多い。例えばランドクルーザー70/250/300は、長らく受注できない状態が続いている。この内、ランドクルーザー250は、定額制カーリースのKINTOなら利用できるが、リース期間が終わったら必ず返却するから所有権を得られる購入とは異なる。

 アルファード&ヴェルファイアは、2026年1月上旬時点では受注しているが、販売店では「ハイブリッドは受注が止まり始めた。アルファードの2.5Lガソリン、ヴェルファイアの2.4Lガソリンターボも、さほど時間を置かずに受注が止まりそうだ」という。

 受注が止まるのは乗用車とは限らない。人気の高い商用車のハイエースも、2025年には長らく受注が停止していた。販売店は2025年の末に、以下のように説明した。「ハイエースは2024年から受注が滞りがちで、2025年に入って受注活動を再開したが、なかなか長続きしない」。

 もともとハイエースは、2024年1月に、豊田自動織機のエンジンに関する認証不正問題の発覚で受注を止めた。これに伴う受注停止が後々まで影響を与えている。

 2025年1月には受注を再開して、同年2月には特別仕様車のスーパーGLダークプライムSも設定している。それでも長く安定的に受注している状態ではない。

 販売店は次のように説明した。「ハイエースは商用バンの主力車種で、人気が高く、ほかの車種で代用できない。そのために常に安定的な需要がある。ところが認証不正問題により、一定期間にわたり受注を止めたから、購入を希望するお客様の行列ができてしまった。この影響が今でも解消されていない」。

 2025年に、ハイエースはどのように売れていたのか。「2025年のハイエースは、基本的に受注を停止している期間が長かった。しかし時々、各販売会社に、少数だが受注台数の枠が与えられる。長期間にわたって販売を続けられる台数ではないが、短期間の受注は途切れながらも行われていた」。

定期的な買い替えが発生する商用車は供給停止の影響が終息しにくい

 ユーザーはどのように対応すべきなのか。「予め販売店に問い合わせて、購入を希望していると伝えておく。そうすると不意に受注の枠が生じると、セールスマンから連絡が入る。このチャンスを逃さずに購入することが大切だ。今使っている車両の車検期間が残っていたりして、購入を先伸ばしにすると、いつまでも購入できない」。

 直近の状態はどうか。「2026年1月中旬に改良して発売される、いわゆる9型(※今回の一部改良モデル)の予約受注を2025年12月に開始した。ただし需要が多く、正式に発表される前の、予約受注の段階で、納期が約半年に遅延した」。

 いくつかの販売会社に尋ねると、2025年12月下旬時点で「既に販売会社に割り当てられている台数を受注したから、今はハイエースは受注していない」という話も聞かれた。

 前述の通り、ハイエースはほかの車種では代用できず、商用車だから定期的な乗り替え需要が発生する。そのために認証不正問題による供給停止の影響が、なかなか終息しない。このあたりが人気車の難しさで、安定供給も求められるから、いい換えれば顧客に対する責任も重い。

 今のトヨタでは、乗用車のノア&ヴォクシーやシエンタも受注が時々止まる。販売店は以下のように述べる。「納期が半年くらいに延びると受注を一度止めて、登録と納車に専念する。この後、半年ほどを経過すると受注が再開され、納期は1か月半から2か月に縮まっている。そのまま受注を続けると、納期が徐々に延びて、半年くらいに達したら再び受注を停止する。この繰り返しだ」。

 現状を踏まえると、ハイエースでもそれ以外の車種でも購入を希望するなら販売店へ早めに出向き、購入の情報を教えてもらえるように頼んでおく。

 そして購入が可能になったら、グレード選びで多少の妥協をしても、購入した方が得策だ。購入を見送ると「あの時に買っておけば良かった」と後悔するかも知れないからだ。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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