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大人気SUVライズ&ロッキーHV追加で一気に中古車市場に大変動!! いきなり狙い目に!!

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大人気SUVライズ&ロッキーHV追加で一気に中古車市場に大変動!! いきなり狙い目に!!

 2021年11月に一部改良を行い、「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」というシリーズハイブリッド車を追加したトヨタライズ&ダイハツロッキー。稀少な5ナンバーサイズSUVとして大ヒット。

 特にトヨタライズは、2020年1月~2月の新車販売台数でNO.1となり、2020年の年間販売台数でも12万6038台を記録し、トヨタヤリスに次ぐ第2位となったベストセラーSUVだ。

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 人気車ゆえ半導体不足などによる新車の納車が長期に渡っており、その影響で中古車相場も上昇を続けていた。しかし、今回の一部改良を行ったことで中古車相場の様相に変化が起きているのだ。

 今回は5ナンバーサイズSUVとして圧倒的な人気を誇るトヨタライズ・ダイハツロッキーの中古車事情に迫る。

文、写真/萩原文博

[gallink]

5ナンバーサイズSUVのライズ&ロッキーにハイブリッド車を追加

ライズハイブリッドZの走行シーン

 ダイハツロッキー/トヨタライズは2019年11月に登場。ロッキーはダイハツの新世代クルマづくりである「DNGA」を採用した第二弾となる5ナンバーサイズのコンパクトSUVで、トヨタライズはOEM供給車となっている。

 ロッキー/ライズはDNGAによるパッケージング技術を活かして、取り回しの良いコンパクトな5ナンバーサイズながら、大人5人が乗れる広い室内空間と5人乗車時369L+80Lの大容量アンダーラゲッジ(2WD車)という荷室空間を実現している。

 さらにラゲッジスペースは、付属の2段可変式デッキボードを使用すれば、荷室の高さや容量の変化が可能。そして、6:4の分割可倒式リアシートを倒せば長尺物を積載できるだけでなく、多彩なシートアレンジも可能だ。

 また、充実した先進・安全機能もロッキー/ライズの魅力。「次世代スマートアシスト」と呼ばれる先進の運転支援システムを搭載。予防安全機能の「スマートアシスト」全10昨日と運転をサポートする「スマートアシストプラス」全7機能の合計17機能を搭載。新たに後方確認をサポートするブラインドスポットモニター(BSM)とリアクロストラフィックアラート(RCAT)を採用している。

 そして、ロッキーには繋がる機能としてオプション装備で、安心なカーライフをサポートする4つの機能を採用した「ダイハツコネクトサービス」やダイハツWi-fiも設定。一方のライズにはT-コネクトを搭載している。

 搭載するパワートレインはデビュー時が最高出力98ps、最大トルク140Nmを発生し、WLTCモード燃費で18.6km/Lを実現した1L直列3気筒ターボエンジン+CVTのみだった。しかし、2021年11月の一部改良で1Lターボエンジンは4WD車専用となっている。

 そして、新たに2WD車には新開発の最高出力87ps、最大トルク113Nmを発生し、WLTCモード燃費は20.7km/Lを実現した1.2L直列3気筒DOHCエンジン+CVT。さらに1.2L直列3気筒エンジンを発電に使用し、モーターを駆動させて走行する「e-SMARTハイブリッド」を搭載。このハイブリッド車の燃費性能はWLTCモードで28.0km/Lを実現している。

 優れた燃費性能を誇るハイブリッドモデルでも車両本体価格はロッキーが211万6000円~234万7000円、ライズは216万3000円~232万8000円とリーズナブルな設定で、大ヒットは間違いない。

 このような魅力あるモデルが追加されたことで、ロッキー/ライズの中古車市場はビビッドに反応したのだ。まずは流通台数の豊富なライズの中古車事情から見てみよう。

これまで値上がり傾向が続いていたが、ハイブリッド車追加で値動きが一変

ライズハイブリッドZのフロントスタイル

 現在ライズの中古車は約1900台流通し、平均価格は約205.8万円。一部改良を行う前の2020年10月時点での平均価格は約201万円。その後12月のピーク時には約208万円まで上昇していたものの、中古車の流通台数の増加に伴って値落ち傾向へと動きが変わった。中古車の流通台数も3カ月前の2020年10月の時点では約800台だったが、現在は倍以上へと増加している。

 現在のライズの中古車の価格帯は約140万~約298万円と幅広い。グレード構成は約1400台と圧倒的なのが1Lターボエンジンを搭載した2WD車。1Lターボの4WD車はわずか約210台しかない。一部改良後のハイブリッド車が約90台。1.2Lエンジンの2WD車が約56台だ。

 最も多い最上級グレードの1.0Zの2WD車は約1000台あり、価格帯は約164万~約280万円。今回の一部改良で絶版となった1Lターボの2WD車は税制面でも有利。さらに新車の納車が遅延するとなると、今後値上がりする可能性は高い。

 一方、ロッキーの中古車の流通台数は約735台とライズの半数以下となっている。トヨタとダイハツの営業拠点の数を考えれば大健闘と言える数字だ。

 ロッキーの中古車の平均価格は約195.6万円とライズより低くなっている。一部改良する前の2021年10月の時点の平均価格は約191万円で、11月末のピーク時には約196.5万円まで上昇。ライズ同様値落ち傾向となったが、ロッキーのほうが値落ち幅は緩やかだ。

 流通台数は3カ月前の2021年10月の時点では約400台で、値落ちに転じた11月末から流通台数が右肩上がりに上昇し、現在の約735台まで増加している。

 中古車の価格帯は約145.4万~約314万円とライズよりロッキーのほうが最安値、最高値ともに高い。ロッキーの中古車のグレード構成を見てみると、約600台と最も多いのが1Lターボの2WD車。

 そのなかで1.0G 2WDが約290台、最上級グレードの1.0プレミアム2WDが約280台と拮抗している。そして、1Lターボの4WD車が約100台で続く。ハイブリッド車や1.2L車はライズと比べると少なめだ。

 最も多い1.0G 2WDの価格帯は約156万~約263万円。僅差で続く1.0プレミアム 2WDは約150万~約314万円と新車時の価格差が無くなりクロスオーバーしている状況だ。

 取り回しやすい5ナンバーサイズで税制面でも有利ながら、走りに不満のない1Lターボ車。中古車相場が下がったことにより、これからロッキー/ライズの中古車はさらなる注目の的になるのは間違いない。

[gallink]

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みんなのコメント

2件
  • 走行不能となる恐れがあるとして、ハイブリッドの乗用車「ロッキー」、トヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給した「ライズ」の2車種計1万1349台(2021年11~12月製造)のリコールの情報が……。
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