ポルシェが作るなら小型で軽量なEV
text:AUTOCAR(オートカー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
ポルシェは、4桁の最高出力を誇示するような、ハイパーEVを生み出す意欲は持っていないようだ。ポルシェでブランドデザインを取りまとめるマイケル・マウアーが、AUTOCARの電話取材に答えてくれた。
クルマ好きにとって重要視するべき、別のアイデアを持っていると話す。「現在のバッテリーの重量を考えると、パフォーマンスとドライバビリティ、車重のベストなバランスを見つけるのは、かなり難しいことだと考えています」
「EVのハイパーカーは重たいだけでなく、空力性能にかなり頼っています。そのため、どれも似通ったデザインですよね。またEVの場合、動力源(の持つパワーや個性)は従来ほど大きな意味を持たなくなっています。わたしとしては、何か別のことをしたいのです」
「個人的には、2000psを誇るようなハイパーEVを(ポルシェが)持つことは難しいと考えています。ポルシェ・ブランドとしては、よりコンパクトで軽量で、運転の楽しさにフォーカスしたクルマを考えるべきでしょう」
大型SUVにかわる選択肢のクロスツーリズモ
このコメントは、2019年11月にAUTOCARが取材した時の内容に沿っている。ソリッドステート・バッテリーの実現化が想像より遅く、ポルシェ918スパイダーに続く純EVの計画が伸ばされたという内容だった。
ポルシェの技術者は現在、モータースポーツ部門が開発したプラグイン・ハイブリッドのドライブトレインの改良に取り組んでいると考えられる。このパワートレインは、モータースポーツとのイメージを共有するハイパーカーをライバルにするにあたって、技術の完璧性、性能や個性を備える必要がある。
アストン マーティン・ヴァルキリーや、メルセデスAMG ワンなどと比べられることになるためだ。だが、ポルシェはF1のエンジンサプライヤーとなる計画をストップしてしまった。
さらに広義のEVについて話が進むと、マウアーは、航続距離を伸ばすために空力特性をさらに改善していく必要に触れた。「より小さく、より車高の低いクルマ。より高効率な空力特性が求められます。そう考えると、現状の大型SUV人気がいつまで続くのか、疑問に感じますよね」
今後登場予定のEV、ポルシェ・タイカン・クロスツーリズモ。SUVに匹敵する実用性を、より車高の低い航続距離に優しい形で提供できるモデルだと、マウアーは話していた。
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