濃密なダイレクト感を味わえる実用大衆車
ドイツのBMWが手がける現代のMINI。その前身が、英国BMC(British Motor Corporation)社が1959年に発売した元祖ミニです。
【画像】「えっ…!」実用大衆車なのにスポーティな走りを堪能できる! これが買い時を迎えた「元祖ミニ」です(10枚)
「きわめて経済的で、きわめてコンパクトなモデルでありながら、人々が十分以上に満足できるクオリティを備えた4人乗りの大衆実用車を早急に開発せよ」というBMCの無理難題を、天才エンジニアであったアレック・イシゴニス率いる開発チームは見事にクリア。こうして出来上がったのが、皆さんご存じの非常に小ぶりな実用大衆車です。
そんなミニを筆者(伊達軍曹)は「珠玉のスポーツカー」と位置づけています。この考えに、違和感を覚える人もいるかもしれません。「スポーツカーというのはもっとボディが流線型だったり、ふたり乗りだったり、あるいはハイパワーなエンジンを搭載しているクルマのことを指すのでは?」と。
けれど“スポーツ”という言葉の定義は、実はけっこう曖昧であり(研究者の間では「スポーツの定義は学者の数だけ存在する」とさえいわれています)、“スポーツカー”という用語の定義はさらに曖昧。こちらも「スポーツカーの定義はクルマ好きの数だけ存在する」といえそうです。
そのため筆者は「スポーツカーとは、移動や運搬を目的としないシーンにおいて、ドライバーが運転行為そのものを十分に楽しめるクルマを指す」と広く定義しています。
振り返ると、ミニは往時のBMC上層部とアレック・イシゴニスが企図したとおり「経済的でコンパクトでありながら、人々が十分に満足できる4人乗りの実用車」として稼働するクルマでした。
しかし、それはあくまで通常時においての話。ひとたび移動や運搬といった具体的な目的をどこかに放り投げた上で走り出せば、まさに「ドライバーが運転行為そのものを十分に楽しめるクルマ」であるという意味で、まごうことなきスポーツカーといえるのです。
本来、「小ぶりだが高性能な実用大衆車」としてつくられたはずのミニですが、思わぬ副産物として「動きが妙にスポーティなクルマ」に仕上がっていました。
スポーティというよりも、ダイレクトといった方が実際のニュアンスに近いと思いますが、いずれにせよ「大衆向け小型車」であったはずのミニは、同時に「やたらと運転を楽しめるクルマ」でもあったのです。
●自分の身体が小さなクルマになったかのような一体感
元祖ミニの運転席に座り、それを動かし始めると、このクルマはドライバーの肉体および精神と完全に一体化します。
もちろん、実際はそんなことなどないのですが、あまりにもコンパクトで、そしてあまりにもダイレクト感に満ちているため、まるで自らの肉体がこのクルマの形状およびサイズまで拡張し、その上で走っているかのような錯覚を覚えてしまうのです。
そして、中高年になってしまった筆者は、ミニを「10代後半や20代前半だった頃の自分の、若々しい筋肉と関節を取り戻したかのような感覚になれるクルマ」とも評したいのです。若干クサい言葉を使うならば、人はミニの挙動から「青春」を思い出すのです。
英国のコメディ映画『Mr.ビーン』の主人公であるビーン氏が乗るクルマは黄色いミニでしたが、ビーン氏は劇中でなぜかいつも、そのクルマをものすごい勢いでかっ飛ばしていました。駐車するときも、どこかへ行くときも、彼の黄色いミニはいつだって、スポーツカー顔負けの勢いとシャープさで疾走します。
ミニというクルマのことを知らない人たちは、眉をひそめたか、あるいは単なるギャグとして受け止めたかもしれません。けれどあれは、ミニというクルマの本質を見事に表現しているシーンだったのです。ミニに乗れば誰もが――実際にああいった乱暴な運転をするかどうかはさておき――ビーン氏のようなドライビングをしたくなるものなのです。
令和となった現在、世の中から元祖ミニのように小ぶりでダイレクトな走りを味わえるクルマは絶滅しつつあります。いや、「すでに絶滅した」とする方が正しいのかもしれません。それは時代の趨勢というか要請であるため、是非もなしではあるのですが……。
けれど、もし貴方が「まるで自分の身体がそのまま小さなクルマになったかのような身体的拡張感」を味わいたいのであれば、中古車市場を通じて元祖ミニを買うしかありません。
10年前、20年前と比べれば相場は随分と上昇してしまいましたが、それでもまだ総額200万円前後でコンディション良好なMT車を見つけることができます。
時代が変われば変わるほど、元祖ミニの価値は高まり、光り輝いていく……。令和の今、元祖ミニの中古車は「買い時」を迎えているように思えてなりません。(伊達軍曹)
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