■使い勝手の良さとストリート感のあるルックスが魅力
スズキ「バーグマン200」は、排気量199ccの水冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載するグローバルモデル、日本では排気量125cc超250cc以下の軽二輪クラスになります。
スズキ「バーグマン・ストリート」街中での存在感を高めるスポーティなブルーが登場
普通自動二輪免許かAT限定普通二輪免許以上が必要ですが、高速道路に乗れることや、車検の必要がなく、税金も保険も250cc超の小型二輪車に比べて安いという絶妙なカテゴリーです。
250ccではなく200ccというところがポイント。大き過ぎない程よいボディサイズにパワフルなエンジン、収納などの利便性のバランスが良いことが海外でも評価されていて、現在アツアツのカテゴリーなのです。
■アクティブに走れて、使い勝手の良いフレンドリーさがGOOD!!
ボディサイズは全長2055×全幅740×全高1355mmで、ウインドシールドが長いため全高は高めです。軸間距離は1465mm、シート高は735mmと、全体的に400ccモデルよりもコンパクトだけど、一般的な原付二種スクーターよりゆとりのあるサイズ感です。
低く構えたスタイリングが、ストリート感があってカッコいい! 2眼タイプのマルチリフレクターヘッドライトは左右独立型で、切れ上がった目元がクールな印象です。ショートスクリーンにしたり、エアロパーツを取り付けたり、カスタムしてもおもしろそうです。
またがってみると、足つきは身長158cmの筆者(守田二草)で両足がしっかりと接地します。ハンドルも程よい高さで、ライディングポジションにはゆとりがあります。広めのシートの座り心地は快適。車重は165kgで400ccモデルよりもグッと軽量なので、取り回しも単独で簡単にできるので安心です。
お気に入りポイントはその収納力! 低くて幅が広めのシート下のトランクは41リットルの大容量! ヘルメットを2個収納できる広さがあります(形状、大きさによっては収納できない場合もあります)。
シートをオープンにすると同時に点灯するルームランプ(シートを閉じれば自動的に消灯)のおかげで、夜間の荷物の出し入れに困ることもありません。間口が幅広くなっている形状で使いやすそうです。
さらにフロントパネルの収納力にも注目! 右の手元に容量1リットルのミニボックス、フロントに容量6リットルのキーロック付きボックスをレイアウトし、フロントボックスの左サイドにはDC12V用アクセサリーソケットも装備しています。スマートフォンの充電を切らせがちな私にとって、移動中に充電できるのは非常に助かります。
■メリハリの効いた走りと長距離でも疲れない快適性も魅力!
エンジンスタートはキーシリンダーのイグニッションをオンにして、ハンドル右手のセルスタータースイッチを押せばスムーズに始動。静かながらも歯切れがよくて気持ち良いアイドリングです。
発進時のアクセルレスポンスが良く、元気でパワフルだけど、唐突さはなく自然でスムーズな加速感です。排気量は200ccと小さい方ですが、ショートストロークエンジンは加速が力強く、爽快です。軽やかなトルク感に気持ちもアップします。
ホイールサイズは前13インチ、後12インチで小まわりの効くセットアップ。小径ホイールと短めのホイールベースならではの不安定さがあるのでは……と、ちょっぴり心配していたのですが、コーナリングでも安定していて、ひと昔前のビッグスクーターに乗ったことがある人だったら、その安定感にちょっとびっくりするかもしれません。
パッと見はロースタイルに思えますが、シート高は「スカイウェイブ」時代よりも高くて重心バランスと足まわりの相性がいい感じ。操作性は軽快でアクティブです。前後の油圧式ディスクブレーキもエンジンブレーキもよく効くので、メリハリのある操作ができます。混雑しがちな市街地でもキビキビと走れちゃうので、普通に街中を走るだけでも楽しくなっちゃいます!
それにロングタイプのウインドスクリーンは中高速域で威力を発揮! 歪みのない曲面形状で身体には風圧の負担を感じることはほとんどありません。意外と走行風って浴び続けると疲れちゃうんですよね。これはロングツーリングでも大活躍しそうです。
街中で機動力を発揮しつつ、高速道路も快適に走れる車格とパワーを兼ね備えた「バーグマン200」は、車検の必要は無いし、税金や保険などの維持コストも比較的リーズナブル。すべてにおいて絶妙な「ほどよさ」なのです! その加減がずばりハマる人には、1台あるだけで豊かなバイクライフが送れそうです。ちなみに価格は53万3500円(消費税10%込)、製造国はタイです。
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みんなのコメント
二日で千五百キロを超えるツーリングも平気でこなしましたし。
高速道路で百キロ巡行も無理なく走れる上、街乗りもキビキビ走ってくれました。
停車中に後ろから突っ込まれなければ、今も乗っていたでしょうね。