現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【スーパーカー新時代】フェラーリSF90XXは「公道走行可能な純レーシングカー」、驚愕パワーをフィオラーノで解き放った!

ここから本文です

【スーパーカー新時代】フェラーリSF90XXは「公道走行可能な純レーシングカー」、驚愕パワーをフィオラーノで解き放った!

掲載 5
【スーパーカー新時代】フェラーリSF90XXは「公道走行可能な純レーシングカー」、驚愕パワーをフィオラーノで解き放った!

スポーツドライビングは、クルマとドライバーの対話であり、闘いである!

 安全かつ確実に、スーパースポーツの限界ギリギリの性能を引き出すにはどうしたらいいのか。そのほとんど唯一の答えが、クルマの限界点をわかりやすく知らせるロードインフォメーションにあると信じている。

【最新イタリア車紹介】本籍はサーキット也! フェラーリSF90XXが提示するトラックスポーツの新世界

 自分がいま、崖っぷちにどれだけ近づいているのか。もしくは、崖っぷちからどれだけ離れているのか。正確に認識できれば、奈落の底に落ちる心配はない。サーキット走行も同様である。自分のペースがクルマの限界にどれだけ近づいているのかを理解していれば、スピンしたりコースアウトしたりすることはない。つまり、安心して「崖っぷち」にトライできる。私は、ロードインフォメーションの量と質が、スポーツカーにとって重要な性能のひとつであると捉えている。

 システム最高出力1030psを誇るV8ツインターボ+モーターのPHEVスポーツ、フェラーリSF90XXストラダーレの国際試乗会は、ロードインフォメーションの量と質を試す絶好の環境で行われた。

SF90XXは饒舌かつ圧倒的なパワーで語りかけてきた!

 試乗会が行われたのはフェラーリのテストコースとして名高いフィオラーノ・サーキット。当日は前日からの雨で路面がじっとりと湿っていた。基本的にトラック専用マシンであるモンスターと対峙するのに、これほど緊張するコンディションはない。

 先導車を操るフェラーリのテストドライバーは勢いよくコースインしていった。私に選択の余地はない。彼との距離を1cmでも縮めるべく、スロットルペダルをフロアまで踏み込んだ。

 SF90XXは、想像していた暴れ馬ではなかった。頭脳明晰なトラクションコントロールが私に気づかれないように介入したのだろう。タイヤを空転させることもなければテールを左右に振り出す素振りも見せず、まっすぐに、けれども恐ろしい瞬発力(0→100km/h加速データは2.3秒)を発揮しながらメインストレートを加速した。

 クルマの感触を確認する暇もなく、目の前に1コーナーが迫ってくる。さすがにこのときは丁寧にブレーキングしてステアリングを切り込んだが、気がつけば先導車はもうS字コーナーを目指して加速を始めている。私は、またスロットルペダルを深々と踏み込んだ。

 その瞬間、目の前に「重力の落とし穴」が現れ、そこにクルマもろとも吸い込まれる圧倒的な加速を味わった。SF90XXは、1コーナーの立ち上がりで初めて本来のV8ツインターボと3モーター式PHEVシステムの底力を初めて解放したのである。

 このクルマが素晴らしいのはロードインフォメーションの質、そして量の豊富さである。おかげで、1ラップ目のS字コーナーで早くもリアタイアが「むずがり始めている」ことに気づいた。そこから左にステアリングを切り込めば、フロントタイヤのグリップが抜けかける様子がステアリングを通じて伝わってくる。しかも、どちらも実際にタイヤが滑り始めるはるか手前から私に注意を促してくれる。これほどマージンが与えられれば、「モンスターの正体も暴ける!」 そんな期待に、胸を膨らませた。

 さらなる驚きは、フィオラノの裏ストレートに設けられた緩いキンクを通過したときにやってきた。高速でクリアするこのセクションではボディが軽く浮き上がるような感触が伝わってくる。これまでであれば強く減速していた。

 だが、SF90XXは強大なダウンフォースのおかげでタイヤの接地感が薄れない。これほど自信をもって裏ストレートをクリアできたのは、文字どおり初めてだった。

 もともと「XX」はサーキット専用のフェラーリに与えられる特別なモデル名。SF90XXは、XXモデルでありながら公道走行も可能とした点に最大の特徴がある。だがサーキットが本籍地であることに変わりはない。だからフェラーリはSF90XXに最高レベルのロードインフォメーションを盛りこんだのだ。ここにフェラーリの真骨頂が現れている。世界で最も「いい汗」がかけるスーパーな1台である。

文:カー・アンド・ドライバー 大谷達也
【キャンペーン】第2・4金土日は5円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【びっくりお値段】Gクラスカブリオレ復活!! だけど今もブラバスなら新車で買えるゾ!! 1億5000万円だけど、、、
【びっくりお値段】Gクラスカブリオレ復活!! だけど今もブラバスなら新車で買えるゾ!! 1億5000万円だけど、、、
ベストカーWeb
価格26万円! ヤマハ「“新”小排気量バックボーンスポーツ」登場! スクーター風の外観×マニュアルミッションの個性派モデル! 「MX King 150 70th LIVERY」インドネシアで発表
価格26万円! ヤマハ「“新”小排気量バックボーンスポーツ」登場! スクーター風の外観×マニュアルミッションの個性派モデル! 「MX King 150 70th LIVERY」インドネシアで発表
くるまのニュース
白金台「81」とセイコーマート「Secoma 山わさび塩ラーメン 改」まで、食担当がハマった2月のハイ&ロー
白金台「81」とセイコーマート「Secoma 山わさび塩ラーメン 改」まで、食担当がハマった2月のハイ&ロー
GQ JAPAN
スズキ「“新型”軽バン!?」先行公開に反響殺到!「文句なしにかっこいい!」「このまま市販して」熱望する声も! タフな黒グリルが精悍な「エブリイワゴン ワンパクライダー」とは!
スズキ「“新型”軽バン!?」先行公開に反響殺到!「文句なしにかっこいい!」「このまま市販して」熱望する声も! タフな黒グリルが精悍な「エブリイワゴン ワンパクライダー」とは!
くるまのニュース
無意味でもカッコイイから……と思いきや危険な可能性大! クルマの「ヤバい」チューニング4つ
無意味でもカッコイイから……と思いきや危険な可能性大! クルマの「ヤバい」チューニング4つ
WEB CARTOP
スバル好きが結婚するならコレ!? 六連星が浮かび上がる公式マリッジリング
スバル好きが結婚するならコレ!? 六連星が浮かび上がる公式マリッジリング
ベストカーWeb
藤原ヒロシはなぜBANAを選んだのか──新しいアジアの顔
藤原ヒロシはなぜBANAを選んだのか──新しいアジアの顔
GQ JAPAN
いざという時に命を守る!! 転倒時や緊急時に必須!? ライダーなら知っておきたい「キルスイッチ」とは?
いざという時に命を守る!! 転倒時や緊急時に必須!? ライダーなら知っておきたい「キルスイッチ」とは?
バイクのニュース
「左派は自転車がお好き」利用率76%の衝撃――通勤か趣味か、利用格差が示す“移動の政治性” スイス調査で考える
「左派は自転車がお好き」利用率76%の衝撃――通勤か趣味か、利用格差が示す“移動の政治性” スイス調査で考える
Merkmal
チーム名も新たに。NTT docomo Business ROOKIEが2026年スーパーフォーミュラ参戦体制を発表
チーム名も新たに。NTT docomo Business ROOKIEが2026年スーパーフォーミュラ参戦体制を発表
AUTOSPORT web
「若者のクルマ離れ」は誤解だった? 都市は“持たない選択”、地方は“必須インフラ” 普及台数4倍差の現実
「若者のクルマ離れ」は誤解だった? 都市は“持たない選択”、地方は“必須インフラ” 普及台数4倍差の現実
乗りものニュース
40年の時を経て到達した新境地――湾曲するサファイアクリスタル越しにメカニカルな動きを愉しむラドー「アナトム スケルトン」
40年の時を経て到達した新境地――湾曲するサファイアクリスタル越しにメカニカルな動きを愉しむラドー「アナトム スケルトン」
VAGUE
トヨタ「RAV4」より安い!? 高級外車「ポルシェ」どんなモデル? 全長4.6m級ボディ×「400馬力超え」V6エンジン搭載! SUVのカタチをした「スポーツカー」“格安”マカンとは
トヨタ「RAV4」より安い!? 高級外車「ポルシェ」どんなモデル? 全長4.6m級ボディ×「400馬力超え」V6エンジン搭載! SUVのカタチをした「スポーツカー」“格安”マカンとは
くるまのニュース
鴻海が日本向け車両公開&日本での生産を予告!! 気になるのはまさかの工場!?
鴻海が日本向け車両公開&日本での生産を予告!! 気になるのはまさかの工場!?
ベストカーWeb
2026年のF1規則変更は、近年デビューの新人に有利? アントネッリ「誰もがゼロからやり直さなきゃいけないからね」
2026年のF1規則変更は、近年デビューの新人に有利? アントネッリ「誰もがゼロからやり直さなきゃいけないからね」
motorsport.com 日本版
まもなく発売! トヨタの「新型ステーションワゴンSUV」に“問い合わせ”殺到! デビュー前から「納期待ち」の予感!? 進化版「サメ顔」デザイン×全長4.8m級「ひろびろボディ」も嬉しい新型「bZ4Xツーリング」どんなクルマ?
まもなく発売! トヨタの「新型ステーションワゴンSUV」に“問い合わせ”殺到! デビュー前から「納期待ち」の予感!? 進化版「サメ顔」デザイン×全長4.8m級「ひろびろボディ」も嬉しい新型「bZ4Xツーリング」どんなクルマ?
くるまのニュース
時空バグる! 「スッッゴイ昔の機体デザインをガチ再現」した特別塗装機、誕生へ…なぜ? ドイツ大手航空からデビュー
時空バグる! 「スッッゴイ昔の機体デザインをガチ再現」した特別塗装機、誕生へ…なぜ? ドイツ大手航空からデビュー
乗りものニュース
2.3リッターで「300馬力」! 最新型「カクカク“本格四駆”」に反響殺到! レトロ顔&走りの「専用サス」採用に「日本でも売って」の声も! “専用外装”もイイ「フォード ブロンコ RTR」米国モデルが話題に
2.3リッターで「300馬力」! 最新型「カクカク“本格四駆”」に反響殺到! レトロ顔&走りの「専用サス」採用に「日本でも売って」の声も! “専用外装”もイイ「フォード ブロンコ RTR」米国モデルが話題に
くるまのニュース

みんなのコメント

5件
  • しん
    レヴエルトとやアルトゥーラと違って充電3〜4日しないとエンジンがかからないし走行しながら充電出来ないからSF90は、フェラーリのオーナーさんからも不評で、いまだにハイブリットのトラブルが多くてリセールも悪いので大変らしいです!SF90XXはどこまで改善されてるかですよね!
  • ryu********
    ガソリン代がな…。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

12000 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

- 万円

中古車を検索
フェラーリ SF90 XX ストラダーレの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

12000 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

- 万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村