2026年シーズンからF1にデビューしたキャデラック。ドライバーのセルジオ・ペレスはチームの課題として開発プロセスが確立されていないことを挙げている。
キャデラックは前半11戦を終えた時点では、まだポイントを獲得できていない。こうした状況自体はある程度予想されていたとはいえ、キャデラックはマシンにオーストリアでの大規模なアップデートだけでなく継続的なアップデートを投入してきたにもかかわらず、トップ勢との約2.5秒の差をほとんど縮められていない状況にある。
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キャデラックのアップデートがライバルチームほどの効果を発揮していない中、ハンガリーGPではアストンマーティンが大型アップデートを投入すると、キャデラックは一気に追い抜かれるなど、苦しい立場に置かれている。
ペレスはハンガリーGPでアストンマーティンがアップデートの実力を示す前から上回られることを予想していた。その上で彼はキャデラックは開発力が課題になっていると認めた。
「本当に厳しかったし、とても難しい状況だった。開発という点では、基本的に十分な進歩ができていないと思っている」
ペレスはそう語る。
「もちろん、もっと力強く開発できるように、あらゆるプロセスを見直す必要がある。F1では開発こそがすべてだからだ」
「今の僕たちに欠けているのは、その部分だと思う。当然、新しいチームだから、望んでいたほど開発を進められていない」
キャデラックが新規参戦チームであることは当然ながら不利な点だ。彼らが他チームのようにすべての部品を自社製造できず、一部は外部企業から調達している点はその要因のひとつだ。
ペレスはキャデラックには現状では開発プロセスが確立されていない点が課題だと語る。
「多少の非効率さもあるし、開発不足もある。多くの作業がサードパーティーに依存しているから、自分たちでコントロールできない部分が多いんだ」
「だから、そのすべてを改善するために、舞台裏では多くの作業が進められている」
「僕たちには、まだ明確な開発プロセスが確立されていない。長年参戦しているチームは、開発の進め方が確立されている。何をどう進めるかについて、とても明確な流れがあるんだ」
「一方で僕たちは、まだあらゆる場面で試行錯誤している段階だ。その中で最大限の成果を引き出そうとしている。だから、その流れをもっと強固なものにしなければならない。そうすれば、ずっと良くなるはずだ」
またキャデラックの問題は、新レギュレーション初年度という状況によってさらに深刻になっている。この時期は各チームが新しいレギュレーションを学びながらマシンを進化させていくため、効率的な開発体制がこれまで以上に重要になるからだ。
ペレスは、キャデラックが2026年後半戦にもさらなるアップデートを投入し、2027年シーズンへ向けた土台を築こうとしていることを明かした。
「今は来年へ向けて重点を移し始める時期でもある」
「バランスを取る必要はあるけれど、チームの誰ひとりとして今の状況に満足している人はいないと思う」
「だからチームは、あと何回かアップデートを投入し続けるはずだ。少なくとも、自分たち自身に対して『開発プロセスは正しい方向へ進んでいる』ということを示したいんだ」
「それができれば、今後に向けて大きな自信につながるはずだからね」
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