この記事をまとめると
■コロナ禍のいまクルマ関連のDIYを行う人が増えている
骨折やタイヤバーストも! 安易なDIYは危険なクルマのカスタム5つ
■DIYにはいくつか注意点がある
■避けたい行為を6つ挙げて紹介する
事前にクルマの構造やDIYの方法を知っておくことが重要
リモートワークが定着したり、新型コロナ禍による収入減少など、さまざまな理由によって増えているのがDIY。さらにユーザー車検も増えていて、車検のラインや窓口が混雑していたりするなど、今までにはない状況になっている。もちろん自分でやろうというのはいいことだし、クルマ好きならぜひチャレンジしてほしいのだが、注意点があるのもまた事実。とくに最近ではネットに情報があふれているのが逆に落とし穴になっていたりする。最悪の場合、ケガにもつながるだけに、今回は今まで見てきた、DIYに向いていない人の特徴や避けたい行為を紹介しよう。
「自分にもできますか?」と聞く
たとえば「バッテリー交換をしたいけど自分にもできますか?」と聞かれることがある。答えはやめておいたほうがいい。漠然としすぎているし、その人の能力もわからないので答えようがない。恐らく、ネットなどを見て自分もやってみたいなと思ったのだろう。まずは手順の理屈などをしっかりと学んでから行う。そうなると「ここのネジの外し方がわからない」という具体的な疑問が出てくるようになって、無茶な失敗も減るはず。失敗も勉強とは言え、闇雲にやるのは危険だ。
工具を揃えない
まったく用意しないでやろうという人はいないだろうが、DIYでも最低限のことをしようとすると、工具はいろいろと必要だ。レンチだけでも10mmから19mmの間は最低限あるといいし、メガネレンチだけでなく、スパナもあるとベストだ。よくある例としては、メガネレンチがないのでスパナで硬く締まったネジを取ろうとすることで舐める確率が高くなる。スパナは力をかけるのには不向きなので、ガッチリと食いつくメガネレンチを使うのが基本。ただ、スパナはメガネレンチが入りにくいところなどで威力を発揮するので、これはこれで用意しておきたい。
闇雲に外したり、分解したりする
クルマというのは理屈があって作られている。細かい部分の仕組みでも同じで、つまりすべてに意味があって、それぞれの形になっている。DIYでやりがちなのが、とにかく外したり分解して戻し方がわからなくなってしまうというパターン。どうしてこういう形になっているのか、まずは理屈や構造を確認してから行うと、正しく元に戻せる可能性は高まる。「ネジが1本余っちゃった」というのは定番ネタだが、笑いごとではない。
不安定な場所で行うのは危険!
場所を選ばない
マンションなどではなかなか場所は選べないだろうが、たとえばタイヤ交換を土や砂利の上でやってしまうのはNG。でも、場所がないからとか、平らになっているからと過信したり、下に潜らないから大丈夫と思うのか、不安定な場所でやっているのを見かけることがある。確かに下に潜らなければ車体に潰されることもないだろうが、落ちたボディを上げるのはけっこう大変だし、下まわりに損傷が及ぶこともあるので、絶対に避けたい。
面倒臭がる
タイヤ交換の場所も同じだが、面倒臭がらないのは大切。電気系をいじるのに、ちょっとだからいいやで、バッテリーの端子を外さない人もいる。問題なく完了する可能性が高いとしてもなにが起こるのかわからないのが自動車のメンテだけに、念には念を入れるのが基本だ。
プロに泣きつく
自分でやるだけやって、ダメだったからプロにお願いする。元に戻した状態で持ち込むならいいが、外したり、バラしたものをそのまま「元に戻すことができなくなった」的な感じで泣きつくのは、プロからすれば気分はとてもよくない。DIYは回り回ってプロの仕事を奪っているとも言えるだけに、可能な限り調べるなどして、自分で始末は付ける。最悪、プロに頼むにしてもとにかく礼を失しないようにしたい。
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みんなのコメント
だから電気の知識が重要になってくる
特にバッテリー交換やあと付け電装品、用品販売店の作業者でも高確率でやらかす
素人が自分で壊してこそ整備士の重要性が解る