ホンダは2021年シーズンのMotoGPにおいてこれまで行なわれた7戦で表彰台獲得をできておらず、厳しいシーズンとなっている。また、コンストラクターズランキングにおいてもアプリリアと7ポイント差の5番手と下位につけている状況だ。
2020年シーズンからホンダは苦戦が続いている。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の怪我による欠場も影響し、ホンダとしては昨年の表彰台獲得は2回のみ。また、1982年から最高峰クラスにフル参戦を開始して以来、初めて優勝の無いシーズンでもあった。
■王者ホンダがまさか? 未だ表彰台なく、2022年はコンセッション適用の可能性も
ホンダが仮に2021年シーズンに一度も表彰台を獲得できずにシーズンを終えると、2022年シーズンはコンセッション(優遇措置)適用メーカーとしての参戦になるはずだ。これによりシーズン中にエンジン開発が可能になる他、プライベートテストにレギュラーライダーを起用できるようになる。
マルケスはコンセッション適用がホンダにとって状況を改善するために“良いコト”であるとしている一方で、それが現実になるとは考えていない。
motorsport.comがマルケスにホンダがコンセッションを受ける可能性について尋ねると、彼は以下のようにコメントした。
「要するに、僕はコンセッション措置を適用されるようなことにならないことを願う。これから表彰台や優勝を獲得できるかもしれないから」
「確かに僕たちは今厳しい状況にいるし、将来何かのアドバンテージを貰うのも悪くない」
「でも僕らがコンセッションを貰うことになるとは思っていない」
「正直に言って、僕たちはシーズン終わりまでには表彰台を獲得すると思う」
またチームメイトであるポル・エスパルガロはこの件に関し、シーズン開幕前のテストが5日間しか開催されなかったこともあり、ホンダにはコンセッションが必要だという対照的な意見を述べている。
エスパルガロに対し、コンセッションについて質問をすると以下のように答えている。
「正直、僕はホンダがコンセッションを受けることを恥だとは思わない。そしてホンダがそれを恥じることもないと思う」
「MotoGPはモーターサイクルレースにおいてトップであり、みんなここに多額の投資をしている。ただ、たとえいくら投資をしようと、良い成績を収められるかはわからないんだ」
「それがレースなんだ。コンセッションを受けることは恥ずかしいことではないし、今すぐにでも僕たちには必要だと思う」
「今シーズンはテストを5日間しかできなかったんだ。それは何もないに等しい」
「バイクは僕たちの求めるレベルに至っていないんだ。そして来年も同じ日数のテスト日となっているということは、僕たちは来年も今と同じシチュエーションになるってことだ」
「コンセッションは僕たちにとって、とても役に立つ。僕は以前(KTM在籍中)この状況下にいて、その状況を僕らが必要とするレベルまで改善したんだ」
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