MotoGPに参戦するペトロナス・ヤマハSRTはに2021年シーズン、9度の世界王者経験者であるバレンティーノ・ロッシが新たに加入した。
ロッシにとっては久しぶりのサテライトチームでのレースとなるが、同チームのチームディレクターはサテライトチーム所属となっても、ロッシがこれまでと同じメンタリティでレースへ挑んでいくだろうと考えている。
■ワークス離れるバレンティーノ・ロッシ、“最高の思い出”は『2013年のヤマハ復帰』
近年ロッシは勝利から遠ざかっており、苦戦気味と言える。最も直近の勝利は2017年のオランダGPであり、2020年シーズンは表彰台1回のみに終わった。これは大苦戦したドゥカティ時代1年目に並ぶ成績だ。
3月1日にはペトロナス・ヤマハSRTが2021年シーズンに向けたチームローンチイベントを実施。イベント後、チームディレクターであるヨハン・スティゲフェルトは、ロッシが“再び表彰台の常連になる”という目標を持って新チームでの戦いに臨んでいると語った。
「それほどプレッシャーは感じないと思う。彼はパフォーマンスを発揮することを真に望んでいるんだ」と、スティゲフェルトは語った。
「彼はこのチームへ、表彰台に上がりレースで何度も勝利しようという考え方を持って入って来ている」
「我々はそれが大変なことだとは分かっているが、私は環境を変えることも時には良いことだと思っている。新チームには彼とともに何人か彼のスタッフも加入する。我々のメカニックや若いスタッフと、彼のスタッフとの組み合わせになるが、(クルーチーフの)ダビデ・ムニョスはとても若いが非常に良いアプローチをとっているし、とてもオープンな姿勢なんだ」
「この組み合わせは素晴らしいものになると思っているし、ライダーもそれを感じていると思う。フランコ(モルビデリ/チームメイト)やファビオ(クアルタラロ/現ヤマハ)がどうチームに順応してきたか、どう気に入っているかを見れば分かるだろう。私が最も重要だと思っているのは、チームディレクターとしてみんなのケアをすることなんだ」
「ハッピーなメカニックがいて、ハッピーなライダーがいるとき、そのライダーはパフォーマンスを発揮するんだ」
またチーム代表のラズラン・ラザリはロッシという大物ライダーの加入によってチームには安定性がもたらされると考えている。2020年から続く新型コロナウイルスの影響により、ルーキーと契約するよりもロッシという大物と契約するほうが魅力的な選択肢だったと、ラザリ代表は言う。
「パンデミックによって、ヴァレをチームに迎えるという案はより現実的で見込みある選択肢となったんだ」
ラザリ代表はmotorsport.comにそう語った。
「仮に普通のシーズン、1年であったなら我々はバレンティーノだけでなく他のライダーにも目を向けていただろう」
「だが昨年発生したパンデミックによって、バレンティーノという選択肢はルーキーを選ぶよりも魅力的なモノになった。我々はコース上での自分たちのパフォーマンスを継続させたいと思っていた。フランコという速く若いライダーがいることは分かっていたが、バレンティーノも安定性とパフォーマンスをもたらすことができると我々は考えたんだ」
「彼が落ち着いていてマシンに満足しているなら、彼はパフォーマンスを発揮できる。だからこれはチームの安定性のためであり、今年はバレンティーノだけが例外な存在なんだ」
なおロッシとチームの契約は2021年の単年。彼は2022年以降も現役を続行するかどうかは、実際のパフォーマンスを確かめてからだと話している。
そしてラザリ代表は契約延長に関して、ロッシはヤマハとの話し合いに進む前に満たす必要のあるパフォーマンス水準が設定されていることも明かした。
「バレンティーノとレースごとに見ていく必要があるだろう」
「そしてもちろん他のライダーと同じように最初の6~7戦は彼のポジションを確認するために重要になると思う。そしてバレンティーノは非常に経験豊富なライダーであるから、彼は何をするか決める前に、その6~7戦で自身のパフォーマンスについて自己評価をするだろう」
「我々は彼のヤマハとの契約には、来年の継続について話す前に達成しなければならない特定の目標があることも認識している」
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