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【サーキット対応のホットハッチ】新型ヒュンダイi20 N 欧州発売 レース由来の機能も搭載

掲載 更新 8
【サーキット対応のホットハッチ】新型ヒュンダイi20 N 欧州発売 レース由来の機能も搭載

小さくても侮れない「N」モデル

text:AUTOCAR UK編集部

【画像】WRCでも活躍するホットハッチ【i20 Nをライバルたちとじっくり比較】 全115枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ヒュンダイは、フォード・フィエスタSTに対抗する待望のモデル「i20 N」を、2万4995ポンド(384万円)で販売する。「サーキットに対応したホットハッチ」と称されるこのモデルは、世界ラリー選手権で成功を収めたi20からインスピレーションを得ていると言われている。

i20 Nのパフォーマンスの核となるのは、新しい1.6Lターボチャージャー付き4気筒ガソリンエンジン。最高出力204ps、最大トルク28kg-mのこのエンジンは、0-100km/h加速を6.7秒、最高速度230km/hを達成するのに十分な性能を持っている。

ヒュンダイは、このクラスで最も優れたパワーウェイトレシオを誇るとしており、1トンあたり171psと、フィエスタST(最高出力200ps)の1トンあたり158psを上回るという。

ターボチャージャーとインタークーラーを強化し、350バールの燃料噴射システムとヒュンダイの新技術であるCVVD(Continuously Variable Valve Duration)を採用している。CVVDはバルブ制御システムで、性能と燃費の両方を向上させるという。

トランスミッションには、i20 Nのために「改良・強化」されたという6速MTが組み合わされ、レブマッチング技術によりスムーズなシフトダウンを実現している。ローンチ・コントロールも装備され、オプションの機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(N Corner Carving Differential)により、前輪がそのパワーを最大限に発揮できるようになっている。

標準モデルのi20のシャシーを改良し、複数の部品を再設計してジオメトリーを変更している。ステアリングも特別に調整され、フロントブレーキは標準より40mm大きくなっている。

アグレッシブな内外装

i20 Nは、1クラス上のi30 Nと同様に、「Nグリン・コントロール・システム」と呼ばれるドライビングモードを備えている。カスタム設定を含む5つのモードでは、エンジンレスポンス、スタビリティコントロール、トランスミッション、ステアリング、排気音を調整することが可能。排気音調整のため、エグゾースト用のバルブと、ノイズを低減するためのサウンド・ジェネレーターが内蔵されている。

さらに、「左足ブレーキ・キャリブレーション」、ブレーキパッド摩耗インジケータ、専用開発されたピレリPゼロタイヤなど、モータースポーツ由来の機能を搭載している。

また、N部門のモデルであることを示すために、外観を大幅に変更している。エクステリアは、「ヒュンダイのラリーの伝統的な要素と、最新のセンシュアス・スポーティネスのデザイン・アイデンティティ」を組み合わせたものになっているという。

フロントには、大型のインテーク、レッドアクセントのリップスポイラー、Nバッジを備えた新デザインのバンパーを装着。サイドスカートや大型のリアディフューザーにもレッドのディテールが施されている。

また、大型のシングル・エグゾーストが装備されているほか、リアにはダウンフォースを高めるルーフスポイラーが装着されているのが特徴だ。ボディカラーは7色を用意し、マットグレーのホイールにはNブランドのブレーキキャリパーが備わっている。

インテリアでは、ヘッドレスト一体型の新しいスポーツシートに加えて、ステアリングホイール、シフトノブ、ペダルにNのブランドロゴを配している。カラーはブラックのみだが、ヒュンダイNのパフォーマンス・ブルーを随所に添えている。

その他の特徴としては、エンジンの温度に応じて変化するレブカウンターのLEDレッドゾーンなどが挙げられる。また、運転支援システムのスマート・センスを搭載している。

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みんなのコメント

8件
  • ・先代プジョー 208GTiは173.3PS/t
    4WDなら
    ・トヨタ GRヤリスで212.5PS/t
    FFハッチバックで大きな排気量なら
    ・ルノー ルーテシアRS(1.8L)で202PS/t
    クラストップのPWRとは・・・?
  • すべてのモデルが何かに似ている。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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