現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 実用性も増した4代目 ジープ・ラングラー(JL型) 英国版中古車ガイド 最高峰のオフローダー

ここから本文です

実用性も増した4代目 ジープ・ラングラー(JL型) 英国版中古車ガイド 最高峰のオフローダー

掲載 1
実用性も増した4代目 ジープ・ラングラー(JL型) 英国版中古車ガイド 最高峰のオフローダー

初代から受け継ぐ圧倒的な悪路走破性

ジープ・ラングラー以上に、離れた場所からでもモデル名を当てられるクルマは少ないだろう。近年は、オシャレなライフスタイルを想起させるSUVとしても支持を集めているが、初代からの圧倒的な悪路走破性も失ってはいない。

【画像】実用性も増した4代目 ジープ・ラングラー(JL型) グラディエーターとアベンジャー 元祖ウイリスMBも 全128枚

3代目のJK型と見た目は似ているものの、現行型は4代目となるJL型で、2017年に発表された。中古車も増えつつあり、世界最高峰のオフロードモデルを、比較的お手頃な価格で狙えるようになってきた。

英国や日本へ上陸したのは2018年で、スタイリングはモダナイズされ、インテリアもアップデートを受けている。新しいインフォテインメント・システムを獲得し、安全性も向上。4ドアのアンリミテッドと、ベーシックな2ドアが選べるのは従来どおり。

ドライビング体験は、一般的な乗用車とは一線を画す。ダナ社製の44と呼ばれるリジッドアクスルが前後に組まれ、最もシリアスなルビコンには、電子制御デファレンシャルと、切り離し式のスタビライザーが備わる。シャシーはあくまでも本格派だ。

ただし操縦性や乗り心地では、同価格帯のSUVに並ぶとは表現しにくい。快適性を求めるなら、ランドローバー・ディフェンダーやトヨタ・ランドクルーザーを考えた方が良いだろう。

それでも、4代目では車内空間が拡大されている。日常的な実用性では、間違いなく3代目から引き上げられている。

エントリーグレードでも装備は充実

英国仕様へ載ったエンジンの1つが、2.2Lの直列4気筒ディーゼルターボ。最高出力200psと最大トルク45.8kg-mを発揮し、燃費は10.7km/Lがうたわれた。0-100km/h加速は9.0秒と、見た目以上に鋭い加速を披露する。

ガソリンエンジンは、2.0Lの直列4気筒ターボで、こちらは271psと40.7kg-mを発生。トルクはディーゼルより細いものの、0-100km/h加速は8.1秒と更に活発で、最高速度は180km/hに届く。燃費は8.6km/Lと褒めにくい。

トランスミッションは、8速オートマティックのみ。MTは選べない。

2021年には、6.4L V型8気筒エンジンが北米で登場。最高出力469ps、最大トルク64.7kg-mという剛腕で、0-100km/h加速は4.5秒へ短縮した。英国には正規導入されていないが、並行輸入され流通はしている。また日本では、3.6L V6エンジンも選べる。

同じ2021年、ディーゼルターボは廃盤に。残ったラングラーには、アダプティブ・クルーズコントロールとオート・ヘッドライトが標準装備されるようになった。

英国のラングラーには3段階のトリムグレードがあり、サハラがエントリーになるが、装備は充実している。18インチのアルミホイールにエアコン、LEDヘッドライト、クルーズコントロール、パーキングセンサーとバックカメラなどが標準で付く。

ダッシュボードには8.8インチのインフォテインメント用タッチモニターが備わり、キーレスゴー・システムも装備される。必要そうなものは揃っている。

荒野への冒険に備えたルビコン

ミドルグレードになるのが、オーバーランド。内装がレザー張りとなり、フロントシートにはヒーターを内蔵。ブラインドスポット・モニターに、ボディ同色のフロントグリルなどが与えられる。

トップグレードが、オフロード性能を極めたルビコン。選出の電子制御デファレンシャルなどのほか、電圧240Vの高耐久オルタネーター、大容量の補機バッテリーなど、荒野への冒険に備えた装備が整えられる。

外観も、サイドステップにオーバーフェンダー、3ピースのモジュラー式ハードトップ・ルーフなどで武装。アルミホイールは、17インチへサイズダウンされる。選択式のオフロード・システムと組み合わせれば、辿り着けない場所はないといってもいいだろう。

知っておくべきこと

英国では、2018年に4万4495ポンド(約805万円)からという価格で発売された、JL型ラングラー。現在の中古車市場では、3万5000ポンド(約633万円)以下で2.0Lガソリンか2.2Lディーゼルを探せる。

ルビコンになると3万8000ポンド(約688万円)は必要になるが、新車時の価格は4万6495ポンド(約841万円)だったから、お手頃感はあるだろう。加えて、走行距離が伸びがちな英国でも6万5000kmを切る例が多いということも、魅力といえる。

パワフルなラングラーを並行輸入するクライブ・サットン社では、6.4L V8ガソリン版の新古車も販売している。11万ポンド(約1991万円)と、お安くないが。

2021年には、80周年記念の特別仕様車がリリースされている。グレー塗装のフロントグリルやヘッドライト・ベゼル、ツートーン塗装の18インチ・アルミホイール、ブラック・レザーの内装にボディ同色のハードトップなどが盛り込まれ、現在でも人気だ。

英国のジープ・ディーラーは、5年間の車両保証と3年間の点検整備などを包括した、無償サービスを提供している。期間が5年の内容に関しては、多くの中古車がまだ有効な点もうれしい。

購入時に気をつけたいポイント

ボディのサビ

多くのラングラー・オーナーが、ドアヒンジ付近の腐食や、錆びによる塗装の浮き上がりを報告している。英国では保証対象になる内容だが、ディーラーによっては対応に難色を示される場合もあるという。

NCAPの得点

最新のラングラーでも、衝突安全性を評価する欧州のNCAPテストでは星1つしか獲得していない。事故時の生存率は、大人で50%、子供で69%と高くなく、安全支援システムのスコアも32%に留まった。

特に胸部や頭部、首の保護評価が高くない。車線維持支援システムや衝突被害軽減ブレーキが非実装であることも、得点に影響したようだ。

トリムグレードとスペック

エントリーグレードのサハラでも、装備は充実していて不満はないだろう。見た目の主張も劣らない。トップグレードのルビコンは、本格的にオフロードを攻め込みたいドライバー向けの内容といえる。

英国編集部の推しチョイス

ベスト:2.2Lマルチジェット・ディーゼルターボ

大型のオフローダーと、ディーゼル・ターボエンジンは相性が良い。強力で洗練され、燃費も悪くない。ガソリンエンジン版より遠くを目指せるはず。

ワイルドカード:2.0Lガソリンターボ

ディーゼルターボより加速は鋭く、運転はより楽しい。1.5Lのフォルクスワーゲン・ゴルフより、0-100km/hダッシュは速いほど。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スーパーGT“復帰”を見据え安田裕信がポルシェを駆り充実のSUGOでのGT300テストをこなす
スーパーGT“復帰”を見据え安田裕信がポルシェを駆り充実のSUGOでのGT300テストをこなす
AUTOSPORT web
まだ若葉マークでトヨタ「GR86」を購入! 勢いで車高調を入れて、カスタム妄想全開の今後の予定は…定番のアイテムでした
まだ若葉マークでトヨタ「GR86」を購入! 勢いで車高調を入れて、カスタム妄想全開の今後の予定は…定番のアイテムでした
Auto Messe Web
SUGOでのGTエントラント協会主催GT300テスト2日目はSyntium LMcorsa GR Supra GTが最速
SUGOでのGTエントラント協会主催GT300テスト2日目はSyntium LMcorsa GR Supra GTが最速
AUTOSPORT web
フェラーリ、完全敗北を認める。トヨタとポルシェに対し「すべてが足りなかった」/WECサンパウロ
フェラーリ、完全敗北を認める。トヨタとポルシェに対し「すべてが足りなかった」/WECサンパウロ
AUTOSPORT web
992が「ハイブリッド」に! 改良版 ポルシェ911へ試乗 3.6Lの驚異的レスポンス でも最適解はカレラ?
992が「ハイブリッド」に! 改良版 ポルシェ911へ試乗 3.6Lの驚異的レスポンス でも最適解はカレラ?
AUTOCAR JAPAN
イーソルが「Technology Forum」を開催、SDVアーキテクチャに注目 9月27日
イーソルが「Technology Forum」を開催、SDVアーキテクチャに注目 9月27日
レスポンス
すぐに姿が思い出せる? ヴァルキリー、ヴァラー、ヴァリアント、ヴィクター、ヴァンテージ…。グッドウッドに集まったアストンマーティンを紹介します
すぐに姿が思い出せる? ヴァルキリー、ヴァラー、ヴァリアント、ヴィクター、ヴァンテージ…。グッドウッドに集まったアストンマーティンを紹介します
Auto Messe Web
【日本での欠点はボディサイズぐらい?】 ランドローバー・レンジローバーSV P510e 目下PHEV強化中
【日本での欠点はボディサイズぐらい?】 ランドローバー・レンジローバーSV P510e 目下PHEV強化中
AUTOCAR JAPAN
マツダの“夢のスポーツカー”は「ロータリーエンジンでタイヤを直接駆動」か? 美しさも魅力的な「アイコニックSP」の未来は明るい?
マツダの“夢のスポーツカー”は「ロータリーエンジンでタイヤを直接駆動」か? 美しさも魅力的な「アイコニックSP」の未来は明るい?
VAGUE
三井化学、EV需要に対応する素材や解決策など多数展示予定…人とくるまのテクノロジー展2024名古屋
三井化学、EV需要に対応する素材や解決策など多数展示予定…人とくるまのテクノロジー展2024名古屋
レスポンス
ハスラーがテントになる!?快適に車中泊を過ごせる新型防虫ネットって?
ハスラーがテントになる!?快適に車中泊を過ごせる新型防虫ネットって?
グーネット
キヤノンITSが車載制御ソリューションなど紹介へ…人とくるまのテクノロジー展2024名古屋
キヤノンITSが車載制御ソリューションなど紹介へ…人とくるまのテクノロジー展2024名古屋
レスポンス
新型“ロードスター”「テンダー」初公開に大反響! レトロな“旧車デザイン”に「カッコイイ」の声! 「1956年式名車」イメージの「新モデル」独で発表
新型“ロードスター”「テンダー」初公開に大反響! レトロな“旧車デザイン”に「カッコイイ」の声! 「1956年式名車」イメージの「新モデル」独で発表
くるまのニュース
「ただの“小ベンツ”」じゃ満足できない人へ! 名車「190EエボII」をモチーフにした“レストモッドモデル”「HWA EVO」の正体とは
「ただの“小ベンツ”」じゃ満足できない人へ! 名車「190EエボII」をモチーフにした“レストモッドモデル”「HWA EVO」の正体とは
VAGUE
F・アロンソ選手の依頼から誕生したアストンマーティンの特別なV12エンジン搭載車「ヴァリアント」が登場
F・アロンソ選手の依頼から誕生したアストンマーティンの特別なV12エンジン搭載車「ヴァリアント」が登場
カー・アンド・ドライバー
ハイエースがオフィスに変わる!全長1m超の専用マルチウェイテーブル登場!
ハイエースがオフィスに変わる!全長1m超の専用マルチウェイテーブル登場!
グーネット
トヨタ圧勝のカギはタイヤ戦略。「レース前には良い状況を判断」とテクニカルディレクター/WECサンパウロ
トヨタ圧勝のカギはタイヤ戦略。「レース前には良い状況を判断」とテクニカルディレクター/WECサンパウロ
AUTOSPORT web
オーダーメイドが基本でその価格ウン億円! 知られざる住民を守る「消防車」の世界を覗いてみた
オーダーメイドが基本でその価格ウン億円! 知られざる住民を守る「消防車」の世界を覗いてみた
WEB CARTOP

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

799.0899.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.82065.8万円

中古車を検索
ラングラーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

799.0899.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.82065.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村