ヤマハのマーベリック・ビニャーレスはMotoGP第11戦アラゴンGPで序盤7周をリードしたものの、リヤタイヤの“予想外”の消耗に苦しみポジションを落とし、最終的に4位となった。
ビニャーレスはアラゴンGPのレースウィークを通じて、最も速いレースペースを持ったライダーであり、フリー走行のロングランではレースのようなタイヤ消耗は見られていなかった。
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タイヤの消耗、そしてトラクションの問題は近年のヤマハにとって典型的なトラブルだ。ビニャーレスはこうした“弱点”の改善に集中することが、良いレースを生む結果にはつながらないと認識したと語る。
そのため、彼はYZR-M1の主な強みであるコーナースピード、そしてフロントタイヤ側の安定性を最大限引き出していくことに完全に集中しているという。
「僕らに今、弱点を強くすることはできないけれど、強みをより強くすることはできるとわかってきた」
アラゴンGPを終えたビニャーレスはそう語った。
「だからその線で取り組んでいる。次のレースでまた先頭に出られるか、そして速いリズムでプッシュしていけるかを確認したい」
「僕としては、弱点を改善しようと試みていると、良いレースができていないように見える」
「だから僕らはヤマハのバイクの“DNA”に集中する必要がある。強みをもっと強くしようとするんだ。それはコーナースピードであり、フロントタイヤ側の安定性なんだ」
「だから(アラゴンの)最終コーナーで今回速くなくても、次回はもっとコーナースピードを上げて、それでどうなるか様子を見たい」
「それにはもう少しフロント側に自信を持てるように作業に取り組む必要がある。そうすれば僕はコーナースピードを上げていける」
「これが僕らがもっと速く走るための唯一の方法だ。リヤのグリップを増やすために集中する……それが3年間できていない。だからフロント側に集中して、よりコーナースピードを速くして、ラップタイムが良くなるかどうかを確認しよう」
「1周の速さで言えば、このバイクはもう素晴らしいモノだ。だけど今ライバルが改善を果たしてきているから、僕らも改善が必要なんだ」
ただビニャーレスはアラゴンGPで、これまでしばしば苦戦してきたレース序盤に先頭をリードできたことは、大きな自信になったとも語っている。
またレース終盤ではグリップの問題を抱えていたにもかかわらず、ビニャーレスは3番手のジョアン・ミル(スズキ)へと接近。フロントタイヤに問題を抱えていたミルに対し、自身の問題を無視してでもチャージをかけていた。
「ラスト2周で、僕は目をつぶって走ったよ。なぜなら僕はチャンスが欲しかったし、少なくともジョアンにプレッシャーをかけて彼にミスを犯させることはできたと思うからだ」と、ビニャーレスは言う。
「でも結局、彼はミスをしなかった。彼は全てを完全にコントロールしていたんだ」
「だけど僕はトライした。僕はトライする必要があるのか、ラスト数周でさらに何をできるのかをわかっていたんだ。これは次のレースに向けて良いことだよ」
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