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スズキ新型コンパクトSUV「ブレッツァ」の日本導入が「微妙」かもしれない理由

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スズキ新型コンパクトSUV「ブレッツァ」の日本導入が「微妙」かもしれない理由

2022年6月30日、スズキのインド子会社であるマルチ スズキ インディア社は、コンパクトSUV「ビターラ ブレッツァ」を全面改良。新型「ブレッツァ(BREZZA)」として発売を開始した。サイズ、スタイル共に日本市場にもマッチしそうだけれど、果たして導入の可能性はあるのか。

よりSUVらしい、スポーティで力強いスタイリングに
ビターラ ブレッツァは、スタイリッシュな都市型のコンパクトSUVとして、インドのSUV市場でマルチ スズキ インディア社(以下、マルチ スズキ)の販売を牽引してきた。これまでにインド国内で累計75万台を販売している人気モデルだ。

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今回の全面改良では各部を一新、車名もシンプルな「ブレッツァ」となった。デザインは、マルチ スズキのオリジナルのようだ。フードやベルトラインを強調することで、SUVらしく大胆でスポーティな力強いエクステリアを進化させた。

インドでは全長が4m未満だと税金面で優遇されるので、コンパクトモデルの全長は4mを切るものが多い。このブレッツァも、先代のビターラ ブレッツァ同様に全長は4m未満におさまっている。

インテリアは、内装色をブラックとブラウンの2トーンに統一。アクセントとしてインパネにシルバーの加飾を施すことで、スポーティで都会的な雰囲気に仕上げている。また、全方位モニターやヘッドアップディスプレイなどの先進装備をインドのコンパクトSUVで初めて採用するとともに、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応している。

さらに、後部座席はシートの幅を広げ、エアコン吹き出し口やUSB電源ソケットなどを新たに装備するなど、快適性を高めている。

マイルドハイブリッド採用など、効率の良さも自慢だ
パワートレーンは、1.5Lのデュアルジェットエンジンを新たに搭載。マイルドハイブリッド(スマートハイブリッド システム)も採用することで、燃費向上を図っている。トランスミッションは、5速MTと6速ATが設定される。

世界的なSUVブームはインドにも波及しており、近年、インドのSUVセグメントも成長傾向にある。2021年度の乗用車市場ではSUVが約40%を占めるまでになっているほどだ。そんなマーケットの動向を見据えて、スズキはインドでのシェアを伸ばすべく、新型「ブレッツァ」の拡販を図っていく。

さらに8月からは、インドのトヨタ キルロスカ モーターで「アーバンクルーザー ハイライダー」の生産を開始する。これはスズキが開発した新型SUVで、ブレッツァとともに、先に発表された中期経営計画で掲げた「インドにおける乗用車シェア50%以上」という目標の達成を目指すという。

ブレッツァは日本の街中でも扱いやすそうなコンパクトSUVで、スポーティなスタイリングに充実した装備を備える。これならば日本に導入したらウケそうに思うのだが、スズキとしてはエスクードやイグニス、クロスビーと、日本市場でのコンパクトSUVラインナップがすでに充実している関係もあって、現段階では導入の予定はないという。

■マルチ スズキ ブレッツァ 主要諸元
●全長×全幅×全高:3995×1790×1685mm
●ホイールベース:2500mm
●車両重量:1530kg
●エンジン:直4 DOHC
●総排気量:1462cc
●最高出力:75.8kW(103ps)/6000rpm
●最大トルク:136.8Nm(13.4kgm)/4400rpm
●トランスミッション:5速MT or 6速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・48L
●ラゲッジスペース容量:328L
●タイヤサイズ:215/60R16

[ アルバム : スズキ ブレッツァ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

6件
  • 即納できるなら売れると思う。
    今が勝負
  • むしろジムニーの延長上にあるデザイン、機能をもたせた登録車のほうが需要が高いと思うのだが。
    ジムニーシェラの4ドアモデルを待ち望んでいる人は潜在的に多いよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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