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【開放感あるルーフに注意】フォルクスワーゲン・イオス 英国版中古車ガイド

評判を集めたボディ剛性と開放的なルーフ

text:John Evans(ジョン・エバンス)

【画像】フォルクスワーゲン・イオス 全23枚

translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)


フォルクスワーゲン製ハッチバックから派生した、クーペ・カブリオレとなるイオス。当時のライバル、オペル・アストラやプジョー308、ルノー・メガーヌにも、似たクーペ・カブリオレが存在していた頃だ。

これらのモデルで、最も豪華版だったのが、このイオス。生産終了は2014年で、最近の価格は降下。英国では、700ポンド(9万円)の値段がついたイオスも見つかる。

ただし、そこまで安価なクルマは、フォールディング・ハードトップが正常に動くか、間違いなく確認した方が良いだろう。3万2100kmを走った2014年式が1万4000ポンド(189万円)で、英国では最高値だった。

ベースとするのはゴルフ5。生産から10年以上経つクルマにしては割高感もある。フェイスリフトを受けた2011年式の1.4TSIで、7500ポンド(101万円)くらいが妥当なところ。

フォルクスワーゲン・イオスが登場したのは2006年。広々とした2+2の車内に大きな荷室、優れたハンドリングで高い評判を集めた。荷室はルーフを開くと大部分を専有されてしまうが。

特に剛性の高いボディシェルと、スライド式のサンルーフを備えたフォールディング・ルーフは多くの称賛を得ている。英国ではエンジンのラインナップも豊富だった。

2006年から2011年に英国で選べたのは、114psの1.6FSIと149psの2.0FSI、199psの2.0T-FSIの4気筒。余裕の250psを発生する3.2LのV6エンジンも用意された。車重は軽くなく、114psは少々力不足だ。

ディーゼルエンジンは140psを発揮した2.0TDIのみ。このディーゼルは日本へは導入されていない。

新しいドライビング体験の夜明け

2011年にフェイスリフトを受け、エンジンも変更。トルクフルで140psを発揮する2.0TDIは残され、122psの1.4TSIと、160psのツインチャージャー版1.4TSI、ゴルフGTI譲りの210ps版2.0TSIが搭載された。最も乗りやすいのは160psだろう。

フェイスリフトに合わせて、ワッペングリルはスマートでシンプルなグリルへ変更。ボンネットやフェンダーもデザインが新しくなっている。日本では、後期型は未導入となっている。

テールライトも個性的だった丸目から、ゴルフのようにスリムで落ち着いた形状へと改められた。レザー内装には、太陽光を反射させ加熱や劣化を防ぐ、新しい加工が施されている。

英国では見た目が控えめな、2011年以降のディーゼルエンジン・モデルが人気。しかし、EU5規制に準じるエンジンで、英国の場合は排気ガスに対するペナルティを課せられる可能があり、車検時のテストも厳しい。

ガソリンモデルを選ぶ場合、初期型の1.6L FSIは避けたいところ。DSGのATを選ぶ場合、フェイスリフトに合わせてトランスミッションも改良を受けていることを覚えておきたい。前期型では、6万4000km毎にフルード交換が必要となる。

とにかく状態の良いイオスを見つけること。ギリシャ神話の、夜明けの女神を意味するイオス。オープン・カブリオレという、新しいドライビング体験の夜明けにも、なるかもしれない。

不具合を起こしやすいポイント

エンジン

回転時の音が正常かを確かめる。ブリーザーホースからの空気漏れや、インジェクターへのカーボンの蓄積、吸気バルブ背面の汚れの蓄積など、原因はいくつかある。

TSIエンジンはオイル消費が多いので、エンジンオイルの量は定期的に確かめたい。

トランスミッション

初期のDSGトランスミッションは、トラブルに注意が必要。大きな変速ショックがある場合、故障の前兆と考えたい。

サスペンションとブレーキ

車重は軽くなく、ブレーキディスクとパッドの磨耗は早い。テスト走行で強くブレーキペダルを踏んで効きを確認し、ブレーキサーボ・パイプからフルードが漏れていないかテストできる。

サスペンション・スプリングとブッシュは劣化が進む。ガタツキがないか確かめる。

ルーフ

フォールディング・ハードトップがスムーズに開閉できるか確認する。ルーフを制御するコントローラーのマルチプラグの腐食にも注意。排水口が塞がれていないか、ゴム製のルーフシールの状態も確かめる。

ボディとインテリア

一新されたカーペットや芳香剤で、湿った内装やカビ臭さを隠している場合がある。カーペットの下へ水が侵入すると、ルーフのコントロール・ユニットを傷める場合がある。

荷室にも水が溜まり、ルーフ用ポンプを故障させることがある。濡れていないかを確かめたい。

専門家の意見を聞いてみる

フィル・ハーディング フォルクスワーゲン・サービスセンター

「イオスにはいくつか気をつけたいポイントがあります。主にルーフに関するものですが、特に排水溝が詰まっていないかどうかは大切。詰まると、強い雨が降ると車内へ水が大量に流れてくることになります」

「調子が良ければ、フォールディング・ハードトップは特別な存在。サンルーフも内蔵され、太陽光をいつも感じられるだけでなく、ルーフ閉じていてもサンルーフを開けば大空を楽しめます」

「エンジンが、タイミングベルトかタイミングチェーンかを確認しましょう。タイミングチェーンのテンショナーが緩み、コマ飛びしてしまう問題が起きていました。タイミングベルトも、定期的な交換が必要です」

知っておくべきこと

イオスに詳しいショップによれば、フォールディング・ハードトップに不具合を抱えるクルマは珍しくないという。劣化したルーフ・シールや荷室、小さなルーフ・ウイングレットなどから水が漏れると、天井の内張りも汚す。

滅多にないということだが、仮にルーフを交換する場合、英国では9000ポンド(121万円)も掛かったケースがあるという。

いくら払うべき?

750ポンド(10万円)~1999ポンド(27万円)

初期型が中心。英国では19万kmを走った2006年式の2.0T-FSIで整備記録の整ったイオスが、1950ポンド(26万円)で見つかった。

2000ポンド(28万円)~3999ポンド(50万円)

2008年モデルくらいまで含まれる。走行距離15万7000kmび2006年式3.2FSIで、3995ポンド(50万円)ほど。

4000ポンド(51万円)~5999ポンド(80万円)

2008年式が増えてくる。フェイスリフトを受けた後期モデルは5500ポンド(74万円)前後。

6000ポンド(81万円)~7999ポンド(108万円)

2011年以降のフェイスリフト後のクルマが中心。走行距離が長めの2.0TDIや、1.4TSIなど。

8000ポンド(109万円)~9999ポンド(134万円)

2013年式以下で、8万kmくらいまでの2.0TDIが中心。

1万ポンド(135万円)~1万5000ポンド(202万円)

多くが最終モデル。9万6000kmの2011年式2.0TSIで、1万1500ポンド(155万円)というクルマも。

英国で掘り出し物を発見

フォルクスワーゲン・イオス1.4TSI SE 登録:2011年 走行:7万7200km 価格:6250ポンド(84万円)

フェイスリフト後の見た目の良いイオス。エンジンはパワフルな160ps版。整備記録は整っていと書いてあっても、オイル交換のインターバルやスペアキーの有無は確かめたいところ。

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