汚れは「使用」の証 でも虫はちょっと気が引ける
クルマ好きの人々は、クルマをきれいに保ちたい人と、そうでない人に分けることができる。皆、自分がどちらのタイプなのかは自覚しているだろうが、英国で日々行われている途方もない数の洗車作業を見ると、前者が多数派であるように思える。
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筆者は、こまめに洗車をする人が増えたのは、PCP(個人向け自動車ローン)の登場により、メルセデスAMG/BMW M/アウディRSといったマシンが比較的購入しやすくなったことと関連しているのではないかと思う。
クルマを主にステータスシンボルやファッションアクセサリーとして購入するなら、汚れたままにしておくわけにはいかない。カーボンミラーキャップを存分に見せびらかしたいはずだ。
でも、クルマは泥だらけになっている方が面白い。そして、汚れているからといってドライバーを批判すべきではない。外観が汚れに埋もれてしまっても、車内はほぼピカピカの状態に保っているという人を何人か知っている。
筆者自身も同じだ。乗車する際にドアシルでコートをこすってしまったら、そのままクリーニング店に直行することになる。でも、トランスミッショントンネルの上でランチをとることはできるかもしれない。
なぜ汚れを愛する人がいるのだろうのか? それは、ある意味「正しいことをしている」感覚があるからだ。
汚れたクルマは、使われたクルマ、つまりは現役の道具である。ガレージクイーン(大切に保管され、めったに使われないクルマ)の時代においては、それだけでも称賛に値する。意味のある使い方はそれだけで格好が良い。だから、ボーダー・コリーはキング・チャールズよりカッコよく、18インチの小さめなホイールを履いたE92型BMW M3はとても素晴らしい。
そして、汚れが物語るストーリーがある。虫の死骸ほど、そのストーリーを雄弁に語るものはない。泥とは異なり、クルマを虫で一瞬で覆い尽くすことはできない。
何マイルも走る必要があり、スピードが速いほど良い。虫の死骸には奇妙なロマンがあり、993型ポルシェ911ターボのキャッチフレーズ「Kills bugs fast(素早く虫を退治する)」のベースとなったほどだ。
東アフリカのイナゴの大群の中を走ることはないにしても、最も “実りある狩り” は緑豊かな夏のバイエルン州のアウトバーンでもできる。
600馬力のメルセデスAMG E 63は、世界中を旅するビクトリア時代の昆虫学者たちも裸足で逃げ出すような昆虫採集装置に変身する。大きなものはフロントガラスにぶつかって破裂し、大きな音を立てる。
全体的に少し陰鬱な感じがする。世界規模で毎年約2%の割合で昆虫の個体数が減少しているという背景を考えると、なおさらだ。
シカネズミやリボンヘビ、あるいは人間にとっては、あまり喜ばしいニュースではない。
それでも、欧州大陸を3回横断した後、熱いシートから足が硬直した状態で立ち上がったときの満足感、暖かいオイルの匂い、排気管の金属音、虫の死骸で覆われたフロントバンパーの光景は、本当に言葉では言い尽くせない。
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一般家庭に引いた公共水道であっても、洗車に使ってはいけないとされる国や地域もある。それだけ水が貴重なのと、洗車排水が垂れ流しにされることを避けるためというのもある。