この記事をまとめると
■100万円前後で狙える中古SUVを厳選
■モデルによっては高年式・低走行車種も手に入る
■維持費や年式も考慮しても現実的な選択肢が幅広いといえる
人気のSUVも中古なら現実的
SUVが世界的にブレイクし、国内外の新車の多くがSUVというありさまだ。それもマイルドハイブリッド、フルハイブリッド、電気自動車とパワートレインもさまざま。SUVはそのタフネスなイメージから、諸外国の奥様はもちろん、日本の女子にも大人気。かつての「クーペがデートカー」「ハイソカーがデートカー」という時代とは違って、令和の「モテカー」は、どこへでも安心して走っていける安心感もあるSUVが定番になっているのである。
しかしこの物価高のいま、新車は高い。かつては200万円前後の新車価格だったホンダCR-Vはいまや約400~450万円。日産ムラーノに至っては約800万円である。人によってはいずれも高嶺の花かもしれない。
そこで、空前のSUVブームで中古価格が高騰しているなかでも、予算100万円前後で狙える中古モテSUVを国内外からピックアップしてみた。
ただし。たとえばモテカーとして最高レベルのレンジローバー・イヴォーグなども100万円前後で流通しているものの、年式は2013年前後と13年以上前の年式となり、これからしばらく乗り続けるためには新車価格に準じたそれなりの維持費がかかるだけでなく、初年度登録から13年越えになると(ディーゼル車は11年)自動車税・重量税が重税されるため、特別な思い入れがあるケースを除いて積極的にはお薦めしない。
なので、2~3年は重税されずに乗れる、2015年以降に登録された国内外の中古SUVのなかから、「これはモテカーとして認定できる!? 」SUV・クロスオーバーモデルを選んでみた。
乗る人の年齢も影響するが、女子に好感が得られるモテSUV・クロスオーバーモデルの代表格といえるのが、BMWミニ・クロスオーバーあるいはクラブマンではないか。100万円前後の予算でも2016~2017年型が狙える。ミニは誰もから愛されるキャラクターのもち主であり、古くからセンスのいいクルマの選択で、好感度の高い人が乗っているイメージがあるだけでなく、個性的な円形センターメーターのインパクトは助手席からでも一目瞭然だ。
SUVテイストあるデザインにして、乗用車的な乗降性のよさや、重心の高さを感じないゴーカートフィーリングある走りもまた魅力となる。大型SUVのような押し出し感、エバリ感がない”控えめ感”も、老若男女に愛される秘訣といっていい。BMW基準の性能、信頼性があるのも、中古車としては安心材料になるかも知れない。クラシックミニの時代から、「ミニに乗っている人に悪い人はいない」というイメージも、モテカーとして欠かせない要素となりそうだ。
国産車や圧倒的人気のドイツ車に対して、ちょっとハズしたオシャレさんが乗るクルマといえば、フランス車やイタリア車だろう。イタリア車にSUVはそう多くはないが、ここで紹介できるのが、フィアット500Xだ。フィアット初のコンパクトSUVであり、内外装のイタリア流かつ都市型の可愛さはオシャレさを両立したデザインで、1.3リッターターボエンジンにしてパワフルな動力性能、高速走行で15km/Lも可能な燃費性能のよさなどが魅力。とくに4WDとなる500XクロスプラスはよりSUVテイストを強めたエクステリアデザインが肝。その500Xクロスプラスは中古車の流通量は少ないものの、2016年型であれば100万円前後の中古車価格となっている。
よって、100万円前後の予算なら、本格SUVではないものの、ミニ・クロスオーバー、ミニ・クラブマン、フィアット500Xクロスプラスあたりが年式的にも比較的安心して乗れる輸入中古モテSUVといえるだろう。
国産車ならよりどりみどり
一方、国産中古SUVで若者が乗るなら選択肢は幅広い。お手ごろ価格で年式が新しいモデルを狙えるのは、たとえば軽自動車のスズキ・ハスラーがある。5年落ちでしかない2021年式でも100万円前後という値付けであり、2024~2025年式の新古車も115万円ぐらいで探すことが可能だ。カラフルなボディカラーは女子ウケしやすく、ターボ×4WDモデルなら、筆者の経験上、東京~軽井沢の往復も余裕かつ疲れ知らずでこなしてくれる走りのよさ、快適感がある。
軽中古SUVで2020年前後の年式が100万円前後で狙えるもう1台が、「青空標準装備」を謳うダイハツ・タフトだ。カクカクしたエクステリアデザインはタフネスさ満点で、全車にスカイフィールトップと名付けられた、ルーフのほとんどの面積を占める軽自動車では希少な大型ガラスルーフが標準装備され、空を、季節を、天候を感じながらラブラブなドライブを楽しむことができるのだ。アウトドア好きの若いカップルには文句なしの1台といっていい(乗り心地もカクカクしたボディのイメージどおり硬めだが)。
同じく若い人にお薦めで、めったに見かけないコンパクトSUVが、スズキ・イグニス。モテカーかどうかは微妙な線だが、2016年度グッドデザイン賞を受賞し、2017ワールド・アーバン・カー部門 TOP3」を受賞するなど欧州車テイストあるデザイン、なんといっても走りが自慢の1台だ。2024年に国内での発売を終了しているが、通好みのコンパクトカーとしても知られ、どこへでもスイスイ行ける、前席優先のデートカーとしては悪くない選択だ。生産終了で中古車の価格が上がり気味とはいえ、それほど人気があったわけでもないため、100万円前後で比較的新しい中古車が狙える1台となっている。
中古車にも安全性・安心感を求める、幅広い年齢層の人にお薦めしたい、100万円前後で手に入る比較的高年式の中古モテSUVとして挙げられるのが、スバルのXVだ。先進運転支援機能のアイサイトはもちろん、悪路、雪道での脱出性能を高めるXモードが用意され、アウトドアやウインタースポーツの足として文句なしのオールラウンド性能を満載したコンパクトクロスオーバーモデルとなる。年式的には2017年前後になるものの、じつは後継車となる現在のクロストレックとデザイン的には大きく変わらず、古いクルマ感がほぼない点もモテSUVとしての推薦理由である。
そのほかの幅広い年齢層に薦められる100万円前後の中古モテSUVとしては、先代マツダCX-5(2016年式前後)、日産エクストレイル(2016年式前後)がある。どちらも古臭さとは無縁で定番国産SUVとしての魅力があり、女子好みという点もまずまずクリアでき、性能的にも十分に満足できるはずである。
かつて講談社ホットドッグプレスといった男性誌でデートカー企画を担当し、女性誌数誌でクルマの連載を経験してきたこともある筆者が上記のなかから100万以下で狙えるモテSUVを選ぶとすれば、女子ウケ間違いなしのミニ・クロスオーバー、ミニ・クラブマンが最有力となりそうだ。
最後に特例として紹介したい1台が、ホンダ・エレメント。2002年に国内と北米で発売された、ビーチにあるライフセーバーが詰めるライフガード・ステーションをキーコンセプトとしたクロスオーバーモデルで、タフさと観音開きドアが大きな特徴である。
国内では販売が不振で2005年に終売しているが、今見てもまったく古さを感じさせないどころか、むしろ新鮮に映るネオクラシックカーであり、海系モテSUVでもあるのだ。もう20年以上前のクルマだけに中古車のほとんどは10~20万kmオーバーだが、希少価値があり、いまでも100万円前後の中古車価格となっている(200万円台もある)。海好きな女子にはクラシックな佇まいでもあり、けっこうウケるのではないだろうか。ただし、所有後のメンテナンスについて検討してから決断したい。
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