F1第18戦日本GPでコンストラクターズ選手権2連覇を達成したレッドブル・ホンダRBPT。続く第19戦カタールGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がドライバーズ選手権3連覇に輝いた。タイトル争いは終わったが、レッドブル・ホンダRBPTにとって2023年の戦いはまだ終わっていない。フェルスタッペンがチャンピオンとなったドライバーズ選手権の2位争いを、チームメイトのセルジオ・ペレスがルイス・ハミルトン(メルセデス)と繰り広げているからだ。
昨年もシーズン終盤までペレスは選手権2位につけていたが、サンパウロGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)に並ばれ、最終戦アブダビGPで逆転され、3位終わった。選手権2位はペレスにとって自身最高位となるだけでなく、レッドブルにとってもドライバーズ選手権でのワンツーフィニッシュは、過去に達成したことがないだけに期待をかけている。メキシコGPを終えた段階で選手権2位ペレスと3位のハミルトンとの差は20点。サンパウロGPはスプリントがあるだけに、予断を許さない状況となっている。
ポールのフェルスタッペン「強風でひどいラップになったが、この状況下ではベストな走りができた」/F1第21戦
そのサンパウロGPの金曜日に行われた予選で、フェルスタッペンはポールポジションを獲得したが、ペレスは9番手に終わった。予選Q3の最初のアタックで、セクター3でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がコースアウトして黄旗が出され、その直後を走っていたペレスは減速を余儀なくされた。その直後、インテルラゴスの上空に雨雲が接近して、予選は赤旗終了となり、ペレスが挽回するチャンスは消滅した。
「最終コーナーまではマックスと近いタイムで走っていて、3番手か2番手を目指していたけど、セクター3に入ったところでピアストリがスピンをしていたため、アクセルをバックオフしなければならなかった。少なくとも2列目を獲得できるペースはあったから残念」(ペレス)
対するハミルトンは予選5番手。もし、このままのポジションで日曜日のレースを終了すると、ふたりの差は8点縮まって12点差で残り2戦となる。
ただし、サンパウロGPはスプリントがある。スプリントでの入賞は上位8人。ペレスにはハミルトンを上回り、かつ8位以内でスプリントをフィニッシュすることが望まれる。ペレスが選手権2位となってドライバーズ選手権でワンツーフィニッシュとなれば、それはレッドブルにとって初となるだけでなく、ホンダにとっても1989年のマクラーレン・ホンダのアラン・プロスト&アイルトン・セナ以来の快挙となる。
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