■「新型カローラクロス」大幅進化がスゴい!
トヨタは2025年5月23日、コンパクトSUV「カローラクロス」の一部改良を発表しました。
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従来型とどのような違いがあるのでしょうか。また、どういった点が進化しているのでしょうか。
カローラシリーズ初となるSUV カローラクロスは2021年9月に発売。バランスの良いサイズ感を持つSUVとして高い人気を博しています。
2023年10月に一部改良を実施し、1.8リッターハイブリッド車の電動モジュールを刷新。さらにガソリン車も1.8リッターエンジンから、2リッターダイナミックフォースエンジンに換装。いずれも低燃費化と高出力化を実現させていました。
さらに先進安全運転支援機能「Toyota Safety Sence」の機能拡大に加え、一部機能の向上などが図られました。今回は、ビッグマイナーチェンジと言っても良い大きな変更が実施されています。
さて、2025年5月発表の最新型となる改良モデルでの大きなトピックはふたつ。
まずはフェイスリフトによる内外装デザインの変更。ふたつ目は、ガソリン車を廃止して「ハイブリッド車のみ」としたことです。
デザインは、よりアーバンかつアクティブなイメージを追求したという新内外装で、最も特徴的なのが、大きく変化したフロントマスクでしょう。
フロントバンパーとヘッドライトユニット、フロントグリルというクルマの表情を変えるパーツを刷新。シャープさが強調されたヘッドライト、フロントグリルをボディカラー同色かつハニカム形状とし、バンパーと一体感のあるデザインに。
さらに左右に「コ」の字のアクセントを加えることで、力強さとワイド感を強調しています。これは新たに「GRスポーツ」が加わったことで、カローラクロス全体で走りの良さを強調したい狙いもあるのでしょう。
フロントマスクが変更されたことで、フロントLEDフォグランプの位置が変更されました。標準車の最上グレード「Z」では、グリル上部にLEDライン発光のクリアランスランプを配置し、差別化を拡大。
いっぽう新グレード GRスポーツにも、専用デザインのフロントマスクが与えられています。
またヘッドライトのランプ形状こそ共通ですが、グレードによりライトの仕様が異なるのも従来型同様です。
アルミホイールについては、Zの18インチを新デザインとし、GRスポーツ用の19インチも新設定されています。
内装デザインは、大きな変化はシフトレバー回りのみですが、細かいところではダッシュボード中央にある小物入れの形状、ATシフトレバーデザインとATシフトレバー周囲のパネルデザイン、さらにドリンクホルダー形状が改められています。
スリムでスポーティな印象は従来型が上ですが、使い勝手や質感は一部改良によって向上されています。いずれが好みかは意見が分かれるところもあるでしょうが、SUVらしいコクピットデザインが強まったと言えるでしょう。
もうひとつの大きな変更であるラインナップの見直しですが、なんとガソリン車を「廃止」に。
これによりダイナミックフォース化されたピュアエンジン車を選ぶことができなくなりました。これはカーボンニュートラルの実現に向けたトヨタの取り組みのひとつで、ハイブリッド車に絞ったラインナップとなりました。
従来型同様に、標準車には1.8リッターハイブリッドシステムが搭載されますが、新設定のGRスポーツには、専用チューンの2リッターハイブリッド車を用意することで、力強いエンジンを備えるカローラクロスの魅力は継承されたといえるでしょう。
■機能面でも変化アリ! 気になる販売価格は?
この他に改良点である新機能についてもみていきましょう。
メカニズムでは、四駆機能を強化するトヨタ初の「SNOW EXTRAモード」と、国内初の「シグナルロードプロジェクション」の設定があります。
まずSNOW EXTRAモードは、ハイブリッド4WD「E-Four」車のドライブモードセレクトに新たに追加されたモードで、発進時や旋回時、スリップ時など限定的に4WDとなる駆動をフルタイム4WD化するもの。雪上走行時に強い威力を発揮し、4WD車の走りの良さが体感できます。
路面に表示するウィンカーと話題となった「シグナルロードプロジェクション」は、フロントウインカーと同期し、路面へ矢印形状を描画するもの。見通しの悪い交差点などで、歩行者などがいち早く車両の存在や動きを知らせることが期待される新たな安全機能です。GRスポーツとZグレードにのみ標準化されています。
快適機能では、コネクテッドナビ対応のディスプレオーディオプラスをGRスポーツとZに標準装備。フロントシートのベンチレーション機能はZで標準化するなど、装備の充実化を図りました。
さらにメーカーオプションでは、アダクティブハイビームシステムをZとGRスポーツに設定。床下透過表示機能を持つ「パノラミックビューモニター」をGRスポーツ、Z、Sの各グレードに新採用しています。
なおGRスポーツでは、内外装の専用仕様に加え、先出のとおり専用の足回りとボディの強化パーツの追加を実施。パワートレインは、2リッターハイブリッドシステムを搭載した4WD「E-Four」車のみとなります。
最後に新型の仕様と価格ですが、標準車がG、S、Zの3タイプで、それぞれに前輪駆動車と4WD車「E-Four」が用意。
販売価格(消費税込み)は276万円~368万9000円。新設定のGRスポーツでは389万5000円となります。
ガソリン車の廃止で実質的なエントリー価格は上昇していますが、驚くべきことに新たなハイブリッドのエントリーグレードGとSは同等価格を維持。
最上位のZのみ価格が上昇していますが、装備の向上もはかられているため、価格の維持を意識したといえそうです。
ただ結果的に、コスパが良かったガソリン車という選択がなくなったことは、ガソリン車派には残念ですし、予算の上昇で、購入を断念する人も現れるかもしれません。(大音安弘(自動車ライター))
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