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いよいよゴールデンウィーク!愛犬とドライブに出かける時の準備と注意点

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いよいよゴールデンウィーク!愛犬とドライブに出かける時の準備と注意点

いよいよ今年もゴールデンウイークが近づいてきた。飛び石連休になる人もいるはずだが、それでもドライブ旅行の計画を行い、楽しみにしている人、ファミリーも多いはず。人間だけのドライブ旅行であれば移動もスムーズだし、旅先でなにかあっても対応は難しくない。しかし、愛犬を同伴したドライブ旅行ともなると、それなりの準備、心構え、プラニングが必要となる。

愛犬とのGWドライブ旅行では事前のプラニングが不可欠

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愛犬同伴のドライブ旅行で第一に行うべきことは、愛犬にストレスのない愛犬ファーストのドライブプラニングである。犬が快適に移動できるのは3時間までとされていて、さらに1時間半から2時間に1度は車外に出て、新鮮な空気を吸わせ、お散歩させ、水分補給をしてあげることが大切だ。出発直前のご飯も、クルマ酔いの原因になりかねないので避けるべきで、出発前のお散歩、排泄も必須である。

そこで、遠路のドライブでは、自宅を出発して目的地に着くまでの間、最低、1度はドライバー、乗員、愛犬のリフレッシュのために、休憩することが大切。人間だけならどこで休憩してもいいのだが、愛犬連れであれば、例えば高速道路のSA/PAなら、最低、緑地のあるところ、理想はドッグラン併設のSA/PAをチェックし、そこで休憩、リフレッシュ、水分補給させてあげたい。ペット水筒、車内に置いても水がこほれにくい水飲みボウルは必須である。



愛犬の特等席は後席!!快適・安全に乗せてあげたい

愛犬の乗車位置にも気を配りたい。助手席がNGであることは安全上からも明らかで、道路交通法になる可能性もあるから厳禁だ。ただし、ホンダのドッグアクセサリー、Honda Dogシリーズから発売されているペットシートプラスわん2=車載専用の小型犬用ドライブボックスであれば、エアバッグの展開時の影響も最小限で、安全に小型犬または超小型犬限定で助手席に愛犬を乗せられるものの、基本は後席だ(ペットシートプラスわん2は後席にも設置可)。

自動車メーカーの純正品にもペットシートマット、ペットシートサークル、ドライブベッドなどが用意されていて、Honda Dogシリーズを始め、フォルクスワーゲン、ボルボなどにも工夫された高機能アイテムが揃っている(フォルクスワーゲンのフラットベッドとボルボのドッグベット フルサイズとハーフサイズは筆者のプロデュース)。それらは愛車のメーカーを問わず、利用できるからぜひチェックしてほしい。また、日本を代表する愛犬、愛犬家用のアパレル、グッズ、ドッググッズを販売しているDOG DEPTにも、わが家が愛用しているフカフカのドライブベッドが2サイズ用意されている。

Honda Dogシリーズのペットシートマット

Honda Dogシリーズのペットシートサークル

VWのフラットベッド

ボルボのドッグベッドハーフサイズ

DOG DEPTのドライブベッドの新作

それも、車内を汚さないためのペットシートやベッドを確実に固定して(ヘッドレストまたはチャイルドシートアンカー)乗せてあげること。それがなく、直接シートに座らせ、寛がせていいというなら、ハーネスとリードを併用し(カラー=首輪は万一の際に首が締まるので絶対にNG)、愛犬がシートからフロアに落ちない長さにリードを調整し、ヘッドレストに引っかけるなどして安全に乗せてあげたい。ペットカートでキャビンだけを外し、後席のチャイルドシートアンカーに取り付けられるタイプなら安全面で完璧と言っていいだろう。わが家ではコムペットから発売されているFikaGO(フィカゴー)というペットカートを使っている。ドライブ先の愛犬の移動も快適だ。

FikaGOを愛用していたジャックラッセルのララ

渋滞を回避できるルート選び、移動時間の選択も重要

愛犬連れの長距離、長時間ドライブでのプラニングで重要なことは、すでに説明した休憩ポイントの設定のほかに、ゴールデンウイークは大渋滞が予想されるため、渋滞を避けた(=休憩がしやすい)トライブルートを設定することだ。例えば東京から伊豆高原に向かう場合、小田原から海沿いの国道135号線を延々と走るルートと、小田原から山沿いの箱根ターンパイク、伊豆スカイラインを経由する主に2つのルートがある。渋滞の影響を受けにくく、愛犬を車外に出しやすいのは後者で、山道ルートだけで伊豆高原にスムーズに到着できる可能性大(道中のトイレの心配なし)。軽井沢に向かうケースでも、上信越道碓氷軽井沢ICからプリンス通りを経てプリンスショッピングセンターに向かう道は、ゴールデンウイーク中は超絶な大渋滞。が、高速道路を1区間、足を伸ばして佐久ICまで行き、軽井沢にアクセスする(戻る)、比較的渋滞を避けたルートも、地元民が利用する手と言われている。

山道は渋滞が少ない

また、行楽シーズンのドライブの基本として、道が混まない時間帯(早朝など)に移動するのも手だ。目的地に早く着きすぎる点を克服できるのであれば、人間も愛犬もより快適にドライブを楽しめるはずである。

スムーズな運転を心がけ、高速走行ではACCを使うとより快適に

運転に関しては、スムーズさを心がけること。当たり前だが、急ハンドル、急ブレーキは厳禁。乗員はもちろん、車内でどこかにつかまれない犬にとって、そうした運転によるクルマの挙動変化は不快でしかなく、ストレスの原因になる。ドライブモードがあるクルマなら、筆者のようにエコモード(加速が穏やかになり、燃費も良くなるモード)にセットし、高速道路ではACC(アダプティブクルーズコントロール)を使うとよりスムーズな走りになることも覚えておきたい。

ACCは自然とスムーズな走行になる

エアコンはトンネル内などを除き外気導入が基本

ゴールデンウイークは気温も高まりがちで、エアコンを使うケースもあるはずだが、基本は外気導入だ。JAFが2019年に行ったJAFユーザーテストでは、内気循環のまま走行したクルマの、眠気や軽い頭痛を感じる可能性がある二酸化炭素濃度は高速道路で最大4520ppm、郊外・山道でのCO₂濃度が最大4730ppm、市街地ではなんとCO₂濃度最大6770ppmとなったという。一方、外気導入で走行したクルマのCO₂濃度は常に1000ppm前後と、大きな差が付いたのだ。人間はもちろん、愛犬の健康のためにも、トンネル内などを除いて、エアコンは外気導入にしておきたい。

付け加えれば、愛犬を後席に乗せるとして、これからの時期は後席エアコン吹き出し口のあるクルマだと、愛犬はより快適にドライブが楽しめる。そうでなければ、後席の車内温度に気遣ったエアコンの温度調整をすべきである。犬は毛皮を着ていて、足の裏からしか発汗できず、暑い時期には熱中症になりやすい生き物だからだ。

愛犬を同伴できる飲食店などのチェックも怠りなく!!

ドライブプラニングに話を戻すと、宿泊、日帰りを問わず、ドライブ先でランチなどをとる予定なら、愛犬と入れるカフェやレストランなどの施設のチェック(定休日、営業時間、愛犬同伴席)も不可欠。できれば予約しておくと安心だ(ペット同伴席が満席ということもある)。この季節なら、テラス席のほうが気持ちいい場合もあるだろう(天候によるが)。

というわけで、道路の渋滞、行楽地の混雑が間違いなくあるゴールデンウイークの愛犬とのドライブ旅行を、しっかりと準備して、快適・安全に楽しんで欲しい。

文/青山尚暉/モータージャーナリスト ドッグライフプロデューサー
写真/雪岡直樹 青山尚暉

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