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【WRC第2戦】トヨタが2戦連続の表彰台独占も、勝田悔やまれる「土曜午前のロス」【ラリー・スウェーデン】

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【WRC第2戦】トヨタが2戦連続の表彰台独占も、勝田悔やまれる「土曜午前のロス」【ラリー・スウェーデン】

2025年2月12~15日(現地時間)、WRC(世界ラリー選手権)第2戦ラリー・スウェーデンが北部のウーメオーを起点としたスノー/アイス路面で開催され、トヨタのエルフィン・エバンスが優勝。2位は勝田貴元、3位はサミ・パヤリ、4位にはオリバー・ソルベルグが入り、トヨタが1-2-3-4フィニッシュを達成した。

出走順トップのソルベルグは序盤で優勝争いから脱落
開幕戦ラリー・モンテカルロの1-2-3フィニッシュに続いて、今回は1位から4位をトヨタが独占。勝田は今季初表彰台となる2位入賞したものの、「今度こその初優勝」を狙っていただけにラリー後の表情に笑顔はなかった。

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木曜夜のSS1から今回もヒョンデ勢は敵ではないことが明確になり、序盤から上位をトヨタ勢が独占。開幕戦を優勝して先頭スタートしたチームメイトのソルベルグは、金曜日朝にスノーバンクに突っ込んで大きくタイムロスし、その後もタイムを伸ばせずに優勝戦線から脱落してしまう。しかし、それでもトヨタの優勢に揺るぎはなかった。

優勝争いは2025年のスウェーデン同様にエバンスと勝田の戦いとなるも、ペースがあったのはスタート順でやや有利な勝田の方だった。金曜午前には14.5秒差で追っていたのだが、午後に記録したふたつのベストタイムで削り取り、続くSS7で逆転首位へ。SS8ではその差を2.8秒に広げてこの日を終えた。

悔やまれる土曜午前のロス、勝田はまたも初優勝を逃す
だが勝負の土曜日、予想もしなかった展開が待っていた。好調だったマシンのセッティングを変えずに臨んだSS9、勝田が乗るカーナンバー18のGRヤリス・ラリー1は突如グリップ不足となり、ベストタイムをマークしたエバンスに7.2秒もの遅れをとって首位から陥落。その後のSS10、SS11でもまったくペースを上げられず、勝田はこの午前中の3ステージだけでエバンスに16.1秒ものハンデを負ってしまったのだ。

勝田は土曜日午後にはパフォーマンスを回復、そして日曜日とも首位のエバンスとほぼ同タイムを披露した。しかし、これだけで差を詰めることはできず、2年連続で2位に甘んじることになってしまった。

実は金曜日午前中のループを終えたGRヤリス・ラリー1(カーナンバー18)のタイヤは、他のマシンに装着されていたタイヤよりも多くの「スタッド(スノータイヤに装着されるスパイク)落ち」が発生していたことが明かになった。これがグリップ不足の原因と考える勝田はフィニッシュ後、「頂点を決めるWRCで、タイヤの運、不運で勝負が決まってしまうのは正しくない。チームはいい結果でしたけど、個人的には喜べない結果です」と不満顔だった。

次戦WRC第3戦サファリ・ラリー・ケニアは、2026年3月12日から15日にかけて、アフリカのケニアで行われる。長い伝統と知名度を誇るこのラリーの路面は、今シーズン初となるグラベル(未舗装路)。ステージは非常にハイスピードなサバンナの道、「フェシュフェシュ」と呼ばれる軟らかい砂に覆われた道、岩や石が転がる荒れた道などバリエーションに富み、降雨によって一気にぬかるんで非常に滑りやすくなる危険性をはらんでいる。

2026年 WRC第2戦ラリー・スウェーデン リザルト
2026年 WRC第2戦ラリー・スウェーデン 結果
1位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)2h35m53.1s
2位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+14.3s
3位:S.パヤリ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+46.0s
4位:O.ソルベルグ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m11.6s
5位:A.フルモー(ヒョンデ i20N ラリー1)+1m50.3s
6位:E.ラッピ(ヒョンデ i20N ラリー1)+1m53.2s
7位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1)+3m45.9s
8位:J.アームストロング(フォード プーマ ラリー1)+4m05.5s
9位:J.マカリアン(フォード・プーマ ラリー1)+6m05.4s
10位:R.コルホネン(トヨタ GRヤリス ラリー2)+10m36.2s

2026年 WRC第2戦ラリー・スウェーデン スーパーサンデー 結果
1位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)30m38.5s
2位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1.0s
3位:O.ソルベルグ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+13.2s
4位:S.パヤリ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+20.6s
5位:A.フルモー(ヒョンデ i20N ラリー1)+32.6s

2026年 WRCドライバーズランキング(第2戦終了時)
1位:E.エバンス(トヨタ)60
2位:O.ソルベルグ(トヨタ)47
3位:勝田貴元(トヨタ)30
4位:A.フルモー(ヒョンデ)28
5位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ)21
6位:S.オジェ(トヨタ)18
7位:S.パヤリ(トヨタ)17

2026年 WRCマニュファクチャラーズランキング(第2戦終了時)
1位:トヨタ 117
2位:ヒョンデ 66
3位:Mスポーツ・フォード 14

[ アルバム : 2026年 WRC第2戦ラリー・スウェーデン はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部
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みんなのコメント

7件
  • やっはろう
    もう少しワークス増えないかなー。
    スバルと三菱が復帰すればいいのに。
  • zer********
    ハンコックが故意にトヨタに粗悪品供給したのかな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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