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発売前は期待度MAXで大注目……なのに登場したら売れなかった国産車3選

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発売前は期待度MAXで大注目……なのに登場したら売れなかった国産車3選

 大ヒットしたモデルの後継車は否応なしに注目される

 どんな車種であっても新型車が登場するとなるとワクワクしてしまうのがクルマ好きというもの。それでもやはり自分が気になっているジャンルの新型車が登場するとなれば、期待値は高まってしまうのは致し方ないところだろう。

何を間違えた? フルモデルチェンジでユーザーから見放された伝統の国産車5選

 とくに人気車種の後継モデルや人気のジャンルの新型車となれば、自動車メディアも含めて大きな盛り上がりを見せ、ユーザーの気持ちも盛り上がる一方だ。そのため、登場した後に物足りなさを感じたときのガッカリ感も半端ない。今回はそんな発売前の盛り上がりに比べて物足りなさを感じたモデルをピックアップしたい。

 1)日産スカイラインGT-R(R33型)

 グループAを始めとしたモータースポーツ界でも圧倒的なポテンシャルを見せた、第2世代GT-Rの先陣を切ったR32型スカイラインGT-R。その後継車種として登場するR33型スカイラインGT-Rは否が応でも期待値が上がらないハズはなかった。

 しかし、ベース車の影響もあってボディサイズは拡大され、ホイールベースも延長して安定方向になったことで、“大きく重くなったスカイラインGT-R”という論調が大半を占め、発売当初はR32型スカイラインGT-Rの中古車価格が上昇したと言われるほどだった。

 キャッチコピーの「マイナス21秒ロマン」が示す通り、ニュルでの先代のタイムを21秒も短縮するモデルが悪くなっているワケもないのだが、”大きく重い“という言葉が独り歩きしてしまった車種なのかもしれない。

「AE86の再来」とウワサされるもパワー不足だったモデルも!

 2)ホンダ・インサイト(2代目)

 初代は3ドアクーペ、2代目は5ドアハッチバック、3代目は4ドアセダンと代替わりするたびにボディタイプを変えているホンダのハイブリッド車インサイト。なかでも2世代目モデルは“プリウスキラー”として話題を集めて登場したモデルであった。

 初代とは異なり、プリウスと同じく5ドアハッチバックとして2009年2月に登場した2代目インサイト。プリウスとは異なり5ナンバーサイズのボディと180万円台からという低価格で、登場後の2009年4月には月間販売台数第1位を記録するなど順調なスタートを切った。

 しかし、2009年5月に3代目となるプリウスが登場すると状況は一変。マイルドハイブリッド方式のインサイトに対し、全体の9割以上を新開発したリダクション機構付THS-IIを採用しながら200万円台からという価格を実現したほか、2代目プリウスをプリウスEXとして180万円台で販売する用意周到さで一気にインサイトの牙城を崩してしまったのである。

 3)トヨタ・アルテッツァ

 1998年に久々に登場した新型スポーツセダンであったアルテッツァ。ショートオーバーハングかつロングホイールベースなど、スポーツカーとして不文律をキッチリ踏襲したモデルということもあって、スポーツカー好きの心を鷲掴みにしたことを覚えている人も多いことだろう。なかには「AE86の再来」と評するところもあったほどだ。

 しかし、登場してみると、1340kgのセダンボディに公称210馬力の4気筒エンジンはパワー不足という声もあがり、価格も同時期のシルビア スペックR(ターボモデル)とほぼ同等の240万円~ということもあって、徐々に評価を落とす結果となってしまった。

 今考えてみれば4ドアセダンがAE86の再来であるわけがないし、元々高級車ブランドであるレクサスで販売することも考慮していたモデル(実際に海外では初代ISとして販売)なのだから致し方ないところなのだが……。

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