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WECバーレーン:初日はレベリオン最速。トヨタ勢は苦戦も、決勝見据える

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WECバーレーン:初日はレベリオン最速。トヨタ勢は苦戦も、決勝見据える

 FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦となるバーレーン8時間レース。初日のフリー走行では、レベリオン・レーシングの1号車が最速となった。

 今回、トヨタの7号車は2.51秒、8号車は2.72秒相当の重いサクセス・ハンディキャップが適用されている。前戦上海で優勝したレベリオン1号車は1.36秒、チームLNTのジネッタ5号車は0.24秒のハンディキャップとなっており、ジネッタ6号車はハンディキャップなしとなっている。

■WEC上海で敗北喫したトヨタ、ハンディキャップへの”支持”は変わらず

 砂漠の中のバーレーン・インターナショナル・サーキットは、走り始めこそ路面コンディションが悪かったものの、各車が走行を重ねていくごとにラップタイムが向上していった。

 FP1でトップタイムを記録したのは、チームLNTのジネッタ5号車。ベン・ハンリーが、セッションの早い段階で1分44秒791のトップタイムをマークした。セッション後半はタイム更新がなかったものの、2番手となった1号車とは2秒以上の差をつけた。 

 トヨタ勢はセバスチャン・ブエミが1分47秒456を記録し、8号車が3番手。マイク・コンウェイがベストタイムを出した7号車は、8号車と0.152秒差の4番手だった。

 LMP1クラスで唯一ハンディキャップがないチームLNTのジネッタ6号車だが、5番手と振るわず。チームLNTはトップとなった5号車が11周、6号車が15周の走行に終わり、トヨタ勢と比べて3分の1ほどしか走行距離を稼げなかった。

 FP2は、現地時間の18時半から20時にかけて行なわれた。日が沈み路面温度が下がったことで全体的にペースが上がった。特に大きくタイムを上げたのは、レベリオンの1号車。ブルーノ・セナが1分42秒471を記録し、FP1から4.5秒のタイムアップを果たした。

 2番手はチームLNTのジネッタ5号車。残り20分のところでチャーリー・ロバートソンが1分43秒882をマーク。こちらも1秒以上タイムアップした形だ。

 トヨタ勢は、7号車のコンウェイが1分44秒221で3番手。8号車は中嶋一貴が1分44秒721でそれに続いた。重いハンディに苦しむトヨタは、予選での苦戦が予想されているため、多くのタイヤ比較テストを実施。決勝でのパフォーマンスを最大化すべく、走行を重ねた。

 ジネッタ6号車は、FP2でわずか10周に終わり、LMP2クラスの車両にも遅れを取り総合6番手だった。

 LMP2クラスは、ウィル・スティーブンスがタイムを残したジャッキー・チェンDCレーシング37号車が最速で総合5番手。クラス2番手は追加エントリーで参戦しているGドライブ26号車で、ジャン-エリック・ベルニュのドライビングで37号車と約0.5秒差だった。

 山下健太擁するハイクラス・レーシング33号車は、山下がベストタイムを残し、クラス3番手となっている。

 LM-GTE Proクラスは、FP1ではポルシェの2台がリードしていたが、FP2ではアストンマーチンが速さを見せ、97号車が僚友の95号車を上回ってトップとなった。

 LM-GTE Amクラスはデンプシー・プロトンのポルシェ56号車が首位で、Proクラスのフェラーリ2台を上回った。石川資章とケイ・コッツォリーノが所属するMRレーシングのフェラーリ70号車はクラス7番手だった。

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