シトロエン ２ブランドでクロスオーバーを拡充

2015年9月7日、シトロエン本社は15日から開幕するフランクフルトモーターショーに2台のコンセプトカーを出展する。またDSブランドは新型C4、DS4クロスバックを初披露する。

■シトロエン・ブランド
「カクタスMコンセプト」は、 C4カクタスをベースに新コンセプトを採り入れ、比類ないデザイン性とパーソナリティをいっそう際立たせたモデルだ。レジャーを第一に考えた楽しいアウトドアビークルで、かつてのレジェンドモデル「メアリ」を連想させる。このコンセプトカーは、まさにシトロエンの価値観、真髄をダイレクトに表現している。

クロスオーバーの「エアクロス・コンセプト」は2015年4月の上海モーターショーでベールを脱ぎ、フランクフルトではヨーロッパ・プレミアとなる。

このクロスオーバーカーはシトロエンのプレミアムカーとしてのポテンシャルをそのフォルムで表現している。ハイブリッドシステムを採用し、エンジンはフロントに搭載、リヤがモーター駆動の4WDで、システム合計310psを発生。0-100km/hは4.5秒という。

■DSブランド
DSは、新型C4、DS4クロスバック、フォーミュラEレーシングマシン「DSV-01」を初披露する。さらに現地での発表会では新たなコンセプトカーのサプライズも準備されているという。

エレガンス、フランスの匠の技、テクノロジー、そしてアバンギャルドというDSブランドの真髄をアピールする場となっているが、その代表的なモデルがDS4だ。

ダイナミックで洗練されたプレミアムハッチバックの新型DS4、そして新たにラインアップに加わるスタイリッシュなアドベンチャースタイルのDS 4クロスバックも登場する。30mm高くされた着座位置と大径のブラックカラーのホイール、アーチトリム、スポイラー、ルーフバーといったクロスオーバーならではの装備としている。

DS4は新たなデザインのフロントグリル（DSウインググリルと呼ぶ）と、新DS LEDビジョンと名づけられたヘッドライトにより強いアイデンティティを感じることができる。またインフォテイメントはCarPlayと連携する「DSコネクト」と呼ぶネット接続も実現している。7インチのカラーディスプレイにはスマートフォンのコンテンツを表示できる。

インテリアでは、ドアトリムとダッシュボードに最高級のナッパレザーを採用し、腕時計のベルトをデザインしたセミアニリンレザーのシートなど、すべてにわたりDSならではの洗練された高品質な内装となっている。まだ新型D4は、内外装を幅広いオプションを使用してカスタマイズできるのも特徴だ。

DS4クロスバックは都会でも郊外でも冒険を楽しみたいアクティブなドライバー向けのクロスオーバーで、フットワークの軽さが魅力だ。

フォーミュラEレーシングカー「DSV-01」はDSヴァージン・レーシングチームのために開発されたマシンだ。今回の発表後には10月17日に北京で開催されるフォーミュラE世界選手権・開幕戦に向けて出発する。

DSパフォーマンスに所属するエンジニアたちが、数週間をかけてDSV-01用のパワートレーン（電気モーター、ギアボックス、コントローラー）を開発。冷却システム、リヤサスペンション、トランスミッションも新設計しており、DSV-01は高レベルのパフォーマンスを発揮することが期待されている。

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