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30年間愛され続ける軽トールワゴンの代表! ダイハツ「ムーヴ」は歴代どのモデルもスゴかった

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30年間愛され続ける軽トールワゴンの代表! ダイハツ「ムーヴ」は歴代どのモデルもスゴかった

 この記事をまとめると

■ダイハツ・ムーヴは1995年から続くベストセラーモデル

【速報】ダイハツから新型ムーヴが正式発表! 1分でわかる注目ポイント総まとめ

■軽自動車という枠を超えた安全性を確保してきた

■居住空間・走りの良さ・そして燃費まで常にトップクラス!

 ダイハツのロングセラー「ムーヴ」がフルモデルチェンジ

 1995年にダイハツ初のトールワゴン軽乗用車として誕生した「ムーヴ」。2025年6月に登場した新型を含めると、これまでに6回ものモデルチェンジを重ねてきたベストセラーだ。ここではライバルがひしめく軽トールワゴン市場でムーヴがどのようにして確固たる地位を築いてきたのか、その歴史を振り返ってみたい。

 軽トールワゴンブームに乗って登場したファーストモデル

 初代 L600/602/610S型(1995~1998年)

 1993年にスズキが初代「ワゴンR」を発売し、それまでの狭い軽自動車のイメージを一変。軽トールワゴンという新たなジャンルを切り拓き大ヒットとなった。それに続く形でダイハツが1995年に送り出したのが初代「ムーヴ」だ。ベースは500系ミラで、エクステリアデザインはイタリアのI.DE.Aとダイハツの合作。

 リヤゲートは5代目まで一貫して横開き式のバックドアを備え、ライバル車より広い室内空間と使い勝手の良さが特徴だった。当時のキャッチコピーは「気分ノリノリ、街乗りムーヴ」「人は楽しいほうへムーブする」

 1997年にはエアロパーツやアルミホイールを装着したドレスアップモデル「カスタム」シリーズも追加された。

 新規格で安全性と快適性を大幅向上

 2代目 L900/902/910S型(1998~2002年)

 1998年の軽自動車新規格化にともない、10月にフルモデルチェンジを実施し2代目となったムーヴ。内外装デザインはジウジアーロ率いるイタルデザインが担当した。初代より全長と全幅が拡大し、2000年のマイナーチェンジでは衝突安全ボディ「TAF(Total Advanced Function)」を採用。加えて、軽自動車初となるデュアルSRSエアバッグ(運転席・助手席)、衝撃感知安全システム、ブレーキアシスト付ABSなど、安全装備も充実した。

 バリエーションでは1999年に若い女性をターゲットにした「ムーヴ ハローキティ」を設定。ハローキティをフロントやバックドアエンブレム、メーター、シート表皮などにあしらい、フロントベンチシートを備えた特別仕様車だった。

「生活革新」を掲げて全方位で基本性能を刷新

 3代目 L150/152/160S型(2002~2006年)

 3代目は2002年10月のフルモデルチェンジで登場。「生活革新!エキサイティングミニバン」のコンセプトのもと、プラットフォームも含めた全面刷新が行われた。

 全車にデュアルエアバッグ、衝撃感知安全システム、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト、「ムーヴL」を除きABS(EBD・ブレーキアシスト付)を標準装備。また、グレードによってはクルーズコントロールなどの先進装備も搭載し、シフトには5MTと4ATに加えて新たにCVTも用意された。

 進化を続け30年に渡って愛されるムーヴ

 丸みを帯びたデザインで安全技術や室内空間もさらに拡大

 4代目 L175/L185S型(2006年~2010年)

 従来のボクシーなデザインから、丸みを帯びたカジュアルなエクステリアへと刷新された4代目。コンセプトは「わたしのかろやかオールマイティ」。エンジンも刷新され、ツインカムDVVT3気筒「KF-VE型」とツインカム3気筒ターボ「KF-DET型」の2種類を用意。

 ホイールベースは3代目より約100mm延長され、当時の軽自動車のなかでは屈指の室内長・室内幅となった。安全性能も向上し、レーザーレーダーと画像処理技術で衝突リスクを低減。車線逸脱警報機能や追従型レーダークルーズコントロールなど、多彩な最新技術もオプションで設定された。

 低燃費と軽量化を徹底して追求

 5代目 LA100/110S型(2010~2014年)

 全車がCVTとなった5代目は、軽量化と燃費向上を徹底追求。第2世代KFエンジンや新開発のアイドリングストップシステム「eco IDLE(エコアイドル)」を採用し、ガソリン車として当時トップとなる27.0km/L(10・15モード)の低燃費を達成した。

 また、フロントピラーを細くして死角を減らし、広い前方視界を確保。リヤピラーも同様に細くすることで後方視界も広がった。なお、初代から続いたリヤゲートの横開き式バックドアは、この5代目が最後の採用となった。

 新骨格と環境性能で10年続いたロングセラーモデル

 6代目 LA150/160S型(2014~2025年)

「次世代ベストスモール」を目指して開発された6代目は、すべての面で進化を追求。最大のトピックは、他モデルへの展開も見据えた新開発のボディ骨格構造の採用だ。

 5代目と同じ衝突安全性を確保しつつ約20kgの軽量化も実現し、「Force Control(フォースコントロール)」という考え方のもと、外部からの力と車両から外部への力を最適にコントロール。ドライバーが「運転がうまくなった」と感じるほど基本性能が大きく向上している。

 エンジンは水冷直列3気筒12バルブDOHCのNA仕様とインタークーラーターボ仕様の2タイプで、NA車は31.0km/L、ターボ車はクラストップの27.4km/L(いずれも2WD)と、全グレードで同一燃費を実現。10年間にわたり多彩なバリエーションやグレード展開が行われたのも6代目の特徴だ。

 このように1995年の初代登場から30年にわたり、モデルチェンジを重ねて多くのドライバーに愛されてきたダイハツ・ムーヴ。2025年6月に登場した7代目も、これまでの歴代モデル同様、多くの人に親しまれる一台となるに違いない。

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みんなのコメント

6件
  • gnh********
    エアロダウンカスタムっていう長ったらしい呼び名だった
  • 美辞麗句
    リアハッチ、横開き
    はムーブの伝統にして欲しかったなあ。
    ワゴンRとの差別化も含めて。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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