F1サンパウロGPの予選は、Q3途中で嵐が襲来。コンディションが急激に変わる難しいセッションとなった。そんな中3番手となったランス・ストロール(アストンマーチン)は、幸運を自分たちの手で掴み取ったと語った。
シーズン後半に入り、厳しい戦いを強いられているアストンマーチン。しかしサンパウロGPの予選ではストロールが3番手、チームメイトのフェルナンド・アロンソが4番手と、好結果を手にした。
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このサンパウロGPの予選の特にQ3は、難しいコンディションだった。セッション中盤には嵐がサーキットに到達し、風向きが突如変わった。そのため多くのドライバーが苦労することになったわけだ。
そんな中アストンマーチン勢は、Q3で真っ先にコースイン。これが功を奏し、コンディションがそれほど悪くならない間にアタックを完了することができた。
アロンソはQ3に進出した10台中最初にコースイン。そのタイムを更新したのは、チームメイトのストロール、そしてレッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリのシャルル・ルクレールの3台だけだった。
この結果は幸運だったと思うかと尋ねられたストロールは、「今日僕らが幸運だったとは思わない。僕らは自分たちで幸運を掴んだと思う」と語った。
「先頭でコースに出て行って、良いトラックポジションを取ることができたと思う。天候も変わっていったので、懸命な判断だったと思う」
ストロールも風向きの変化に苦労したという。しかしながら、他のドライバーの方がアタックのタイミングが遅くなったため、より苦労することになったのだろうと説明する。
「ドライブしている感触は、酷いモノだった。Q3は本当にトリッキーで、風向きも変わったから本当に大変だったんだ」
そうストロールは語る。
「でも僕とフェルナンドを先頭で走らせるという戦略はうまくいったと思う。チームは天候が悪化する前に僕らにアタックさせるべく、良い仕事をしてくれた」
「多くのドライバーがミスしたり、何らかの理由でアタックがうまくいかなかったようだ。だから今日は、自分たちで幸運を掴み取りに行ったんだと思う」
メキシコでは2台揃ってQ1敗退という最悪の予選結果だったアストンマーチン。しかしサンパウロで一転良好な予選結果を手にしたことについてストロールは、サーキットの特性とコンディションによるものだと考えていると示唆した。
「僕らには競争力があるし、マシンの感触もよかった。僕らにとっては、ここ最近よりもずっと良い1日だったのは間違いない。メキシコは誰にとっても厳しいコースで、標高が高くグリップも低かった」
そうストロールは説明する。
「バランスも1日中良かった。グリップも良いと感じた。物事を整理し、クリーンに進めていくことができれば、改善を続けることができる」
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