マクラーレンF1 LM仕様 21億円で落札 オークション記録を更新
2019/08/22 19:50 AUTOCAR JAPAN
2019/08/22 19:50 AUTOCAR JAPAN
RMサザビーズ・モントレー・オークションに登場
photo: RM Sotheby’s北米のオークションで、往年のスーパーカー「マクラーレンF1」のLM仕様が、史上最も高い額で落札されたマクラーレン車という記録を更新した。
【画像】21億円で落札 マクラーレンF1 LM仕様 全54枚
予想落札額の2100~2300万ドル(22.4億~24.5億円)には届かなかったものの、1980万ドル(約21億円)でハンマーが振り下ろされている。
それにしても、とんでもない車両に付いたとんでもない金額だ。
イギリスのマクラーレン・カーズ(当時)が生み出したセンターシート・レイアウトを採用する3人乗りスーパーカーがマクラーレンF1。そのレーシング仕様である「マクラーレンF1 GTR」が、ル・マン24時間耐久レースで総合優勝を決めたのは1995年。
これを記念して、サーキットにおける走行性能を追求しながら公道でも運転可能なモデルとして生まれたのがF1 LMである。プロトタイプを除くと5台のF1 LMが製造されたが、後に2台のF1が、LM仕様にコンバートされている。
今回出品されたシャシーナンバー018が、そのうちの1台だ。
最高出力689ps
BMW製V12エンジンは、カムシャフトとピストンがアップグレードされ、圧縮比も高められた。これによって最高出力は689ps/7800rpmに向上。エアプレッシャー・センサーも追加されている。
また空力を高めるために、ハイダウンフォース・キットが装着されたほか、改良型ノーズにはスプリッターが加えられ、ダクトも拡大されている。大型のリア・ウイングは、GTRから受け継がれたものだ。
内装は、最初に製造された5台のLMのものは明らかにスパルタンな雰囲気であったが、2台のコンバージョン・モデルはエアコンやオーディオ、14インチのステアリングホイールが装備されているなど、実用性に充分配慮されていた。
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