この記事をまとめると
■フォルクスワーゲンがBEVのコンセプトカー「ID.EVERY1」を公開した
巨大メーカーのフォードとVWが共に苦戦! 巷で言われる「BEVのつまづき」じゃない根深い原因とは?
■3880mmの全長はup!とポロの間のクラスとされている
■従前のVWのキリッとしたデザインではなく曲線を多用した柔らかな面構成のスタイリング
VWの新しいBEV「ID.EVERY1」のデザインをチェックする
3月5日(現地時間)、独フォルクスワーゲンはまったく新しいBEVのコンセプトカー「ID.EVERY1」を公開しました。シリーズのエントリーモデルとして2万ユーロ(約320万円)という価格が話題ですが、存在感のあるデザインも注目の的。そこで、ここでは公開された写真からそのスタイリングに迫ってみたいと思います。
●意外に低く幅広いプロポーション
全長の3880mmはup!とポロの中間とされていますが、全幅1861mmと全高1490mmにより、思いのほか低く幅広いプロポーションであることがわかります。デザインを統括したアンドレアス・ミント氏が「タイムレス」「クラスレス」と語るように、全体はいかにもVWらしいシンプルさでまとめられていますが、そのなかでは曲面を多用した柔らかな面が注目点です。
その上でフロントを見ると、やはり幅広さが手伝って横基調なイメージ。ヘッドライトを現行ゴルフのような薄型とせず厚みをもたせてグリルと一体化、より幅広い層に支持されるシンプルな造形としました。ただ、柔らかな面構成により、従前のVWのようなシュッとしたキレはなく、どこか緩さを感じる「顔」ではあります。
サイドビューでは、まずボディの厚みが大きな特徴。これは人気のSUV的な要素を取り込んだようですが、薄いキャビンが間口の広いエントリーカーにふさわしいか否かは判断がわかれそうです。
一方、太いリヤピラーはup!に通じるし、同時にゴルフ的でもあり、ここはVWの伝統と見るべきでしょう。逆に、キャラクターラインのない柔らかなボディ面はゴルフと異なるところ。また、大きく張り出した前後フェンダーによる有機的な面は、さらに独特の表情を見せます。
●VWらしいシンプルボディに曲面を加える
リヤでは、ガラスとテールランプを一体としたフロントに呼応する表現が見所。VWらしい、シンプルなグラフィックは常套手段でもあります。ここでも基本的は横基調で、エントリーカーらしからぬ安定感を打ち出しました。
ホイールのデザインは最近流行の切削タイプ的なものですが、親しみを意識した柔らかいボディには若干シャープ過ぎる? もっと広くフラットな面を使ったほうが面白かったかもしれません。
さて、今回あらためてID.EVERY1のエクステリアデザインを見てきましたが、大胆ななかに親しみを込めたシンプルなスタイリングは、間違いなくVWらしい造形。気になる点があるとすれば、柔らかい面構成による若干の緩さが幅広いボディで助長されていることでしょうか。
たとえば、前作に当たるup!はシャープなベルトラインでボディを引き締めていたり、ブラックアウトさせたリヤパネルの縦型テールランプで上下方向にも流れを生むなど、均整のとれたボディを実現する要素が散りばめられていました。
まぁ、あくまでも同車はコンセプトカーですから、細かな仕上げについては市販型を待つことにしましょう。
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