偉大な「ヒット作」に原点回帰したらクルマは売れるのか?
クルマに限らず「昔の名前で出ています」的なパターンは多い。イメージが最初から付いているのでわかりやすいし、話題にもなる。最近では次期フェアレディZが原点回帰して話題になった。
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ただ諸刃の剣でもあって、逆のパターンだと、昔の名前がビッグネームすぎて、それを越えられなかったりすることもあって非常に難しい。カバーソングなんていい例だろう。「これはこれでいいんじゃない?」と、肩を並べられれば御の字だったりもする。クルマにも多くあって、今回はそのいくつかを紹介しよう。
フィアット500
まずは成功例から。2007年に登場して、いまだに高い人気を誇っているのがフィアットのチンクエチェントだ。モチーフとなったのは、ルパンの愛車でお馴染みのフィアット500。ちなみに500をイタリア語で読むとチンクエチェントとなる。 まさにビッグネームの復活で、一見するとそっくりで今風にアレンジしただけのようにも思える。しかし、この点が成功のポイントで、そっくりに見えるけど、よく見ると全然違うというのは重要だろう。この絶妙な落とし所ゆえ、懐かしいけど新しい、そして飽きが来ないということになる。ルーツである2004年のジュネーブモーターショーに登場したコンセプトカー、トレピウーノからじっくりと煮詰めたのも成功をあと押した。
ランボルギーニ・ミウラ コンセプト
こちらは市販化されなかったが、伝説のスーパーカーの復活として話題になったし、ここ最近のリバイバルものの先駆けにもなったのが、かのランボルギーニ・ミウラを復活させたミウラ コンセプト。
2006年のデトロイトショーに登場して話題になったが、デザインはもちろん鬼才、マルチェロ・ガンディーニでもなくて、結局一発屋でおしまい。 実車を見た人に聞くと「ミウラの形をしたハリボテで、アレンジや工夫がまったくなし」とか「ボッテリしているだけだった」など、中途半端感がまさにハンパなかった。このまま進めていたら、ビッグネームを汚すところだったかも。ミウラ生誕40周年だったのに。
フォード・マスタング
アメ車でもレトロ復刻が流行ったが、そのきっかけとなった1台が、マスタングだ。初代のイメージを現代風にアレンジしたのは2005年に登場した6代目で、さらに7代目も踏襲している。それまでの丸みを帯びたソフトな感じから一転。睨みの効いた感じは、本来の持ち味だよね、と思いきや初代はそこまで悪顔じゃないのがポイント。
チンクエチェントと同じで、イメージは一緒でも、並べて見るとまったくの別モノというのを見事実現している。アメリカ人的にも十分ありで、人気を博している。
フォード・サンダーバード
こちらは失敗例といったら失礼だが、サンダーバードの歴史自体に幕を下ろすことになってしまったのが11代目。
初代の伸びやかなボディラインと、丸目&グリルをモチーフにして話題になったが、全体のシルエットが今ひとつなど、微妙な感じ。なくなってしまった理由としては2シーターオープンということもあるだろうが、やはり往年の古き良きアメ車感が弱かったか。
ランボルギーニ・カウンタック
最新のレトロ復活系が超ビッグネームのカウンタック。これまで紹介した論法でいうと、ただ似せたのではなく、イメージは踏襲しつつ、しっかりとアップデート。
ディテールはかなり作り込まれていて、うまくナサダクトやリヤランプまわりなどをモチーフにしている。ただ、ビッグネームすぎて、賛否両論巻き起こっているのは仕方がないかも。4億円、そして112台限定なので、チャンと作ってあれば失敗作にもならないだろう。
日産フェアレディZ
そして最後に検証するのが、次期フェアレディZだ。ただのレトロ復活ではなくて、最新のスタイルに初代のエッセンスを入れ込んでいる。
もともと日産デザインはこのパターンが得意で、2013年に発表したコンセプトカー、IDxは初代シルビアをモチーフにしつつ、510型ブルーバードのエッセンスを散りばめた秀作だった。この流れにフェアレディZもあるのは確実で、ここからさらにどう煮詰めていくかにはよるが、原点回帰モデルとして人気が出るのではないだろうか。
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ある意味、FJクルーザーやN-ONEも♩♩