ドイツのテレビ番組の企画として行なわれたジェットスキーのレースで、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーがクラッシュし、肩の脱臼と骨折を負い、手術が必要な状況となった。
このレースはドイツのテレビタレントが主催し、”セレブリティ・ジェットスキー世界選手権”として行なわれたものだった。
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このレースに出場したシューマッハーは、まずは”スピードデュエル”と名付けられた個人戦に出場し、決勝まで進出。この決勝では敗れたものの2位となり、さすがは元F1ドライバーというところを見せつけた。
その後シューマッハーは、チーム競技にも出場。タレントを後ろに乗せ、シューマッハーがジェットスキーを操った。
そのレース中、ふたりが乗ったジェットスキーはブイにクラッシュ。ふたりは水中に投げ出され、その後ジェットスキーによじ登った。ただタレントが体勢を立て直す前にシューマッハーが発進してしまったため、再びふたりは水中に転落してしまった。その模様は、観客を大いに喜ばせた。
しかしシューマッハーの表情は、ふたたびジェットスキーによじ登ろうとしたところで一変した。本人は生放送で、こう当時のことを振り返っている。
「ジェットスキーを急旋回させようとした時に、肩を脱臼してしまった」
またシューマッハーの後ろに乗っていたタレントのステファン・ラーブは、はじめはシューマッハーの異変に気付かなかったという。
「最初は何も起こらなかったと思っただけど、ジェットスキーがそのまま走り続けたんだ」
「それで、『ラルフ、どうしたんだい?』って尋ねたら、肩を脱臼したと言うんだ。それで慌てて助けを求めたんだ」
楽しかったはずの競技は、そこで幕を下ろすことになった。
「最初の時も、危うく同じような状況になりかけたんだ」
シューマッハーはそう語る。
「骨折していなければいいんだけど……。本当にありがたい、すぐに助け出してくれた人たちに、心から感謝する。肩を元の位置に戻してくれたドクターたちにも感謝している」
「正直言って、決して気分が良いとは言えない。でも、今のところは大丈夫だ」
しかしシューマッハーは土曜日の夜に病院に行き、レントゲンでの検査を受けた。そして日曜日の朝にはMRIの検査も受けた。診断結果は、さらに悪いものだった。
「肩の脱臼だけだと思っていたんだけど、残念ながら骨が一部折れていた」
そう語るシューマッハーは、治療のために簡単な手術を受ける必要があると語った。しかし、今週末に行なわれるイタリアGPの際にはモンツァ・サーキットに行き、予定通りスカイ・ドイツの中継で解説を務めるという。
「手術はすぐに終わるから、モンツァで復帰できるはずだ」
そうシューマッハーは語った。
「左手でマイクを持つだけだからね!」
ただ怪我を負ったとはいえ、テレビ番組に出演したことを、シューマッハーはまったく後悔していない。
「素晴らしいイベントで、とても楽しかった。また開催されるなら、必ず参加するよ。本当に素晴らしいイベントだった。チーム戦で優勝できなかったのは残念だけど、次はもっと良い結果を目指すよ」
しかしシューマッハー本人も、なぜ怪我をしたのか分からないと語る。
「ジェットスキーを水から引き上げて、向きを変えた……その過程で肩を脱臼するなんで……まずそこからなんとかしなきゃいけない」
「もしかしたら、もうこんなことやれる年齢じゃないのかもしれないね」
「でもいずれにしても、主催者に全く非はないよ」
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